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ずれてゆくこわれてゆく-優紀の章-
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-その日も僕は夜中に眞司に呼び出され、眞司のマンションに急いだ。
ドアを開けた途端、眞司に腕を掴まれ部屋の中に放り込まれる。
その日、眞司は酷く機嫌が悪かったみたいで、凄くイライラしているみたいだった。
「…痛…っ!」
僕は床に倒れ込み、悲鳴を上げた。
するといきなり眞司の右手が、僕の頬を叩く。
パシッ。
左。
「…あ…っ…」
パシッ。
右。
「…あ…っ…」
「遅い」
床に倒れた僕を見下ろして眞司は言う。
…こんな機嫌の悪い眞司は初めてだ…。
「服を脱げ」
僕は眞司に言われた通り全裸になり、四つん這いになる。
その直後にベルトを外す音がして…僕が顔を上げると同時に空気を切り裂く音、躰に走った鋭い痛み。
…眞司にベルトで叩かれたのだ…。
「動くな」
ベルトで叩かれた痛みに吃驚して反射的に逃げようとした僕に眞司が冷たく言う。
そのひと言で、僕の躰は動かなくなってしまう。
動かなくなった僕にベルトが振り下ろされ続ける。
(…痛い…痛い…痛いよ…っ!!)
僕は声を出す事もできず、唇を噛み締めて打ち据えられる痛さから耐える為に躰を丸くして我慢するしかなかった。
-永遠とも思われる時間が過ぎ、ベルトが僕の躰に振り下ろされなくなった時は僕の意識は朦朧として、流石に眞司も肩で息をしていた。
そしてグッタリして動けなくなっている僕の腰を掴むと、何の準備もしていない僕の中に眞司はペニスを押し込む。
「……い…っ!!」
毎日、眞司に抱かれ慣れているとはいえ…慣らしも解しもせずにいきなり入れられると、流石に痛いし辛い。
「…あ…ああぁぁぁ………っ!!」
あまりの痛さに声を殺す事も忘れて、悲鳴を上げる。
眞司は僕の悲鳴が聞こえないかのように、激しく突き上げてくる。
痛さから逃れようにも、腰を掴まれて躰を繋げられていて逃げようがない。
ただ、藻掻きながら床を爪で引っ掻くのが精一杯。
「…ああぁ…ああぁぁぁ………っ!!」
眞司はまるで何か…怒りをぶつけるように、僕を責め立てる。
僕の躰は痛くて悲鳴を上げているのに…下半身は熱を帯び、ペニスは立ち上がっている。
慣らされたとはいえ…なんて浅ましい僕の躰。
そんな僕をいつものように眞司は軽蔑の眼差しで見下ろしている。
こんなに蔑まれても、眞司から離れる事ができない…。
…僕は絶望の中、涙を流しながら喘ぎ続けた…。
ドアを開けた途端、眞司に腕を掴まれ部屋の中に放り込まれる。
その日、眞司は酷く機嫌が悪かったみたいで、凄くイライラしているみたいだった。
「…痛…っ!」
僕は床に倒れ込み、悲鳴を上げた。
するといきなり眞司の右手が、僕の頬を叩く。
パシッ。
左。
「…あ…っ…」
パシッ。
右。
「…あ…っ…」
「遅い」
床に倒れた僕を見下ろして眞司は言う。
…こんな機嫌の悪い眞司は初めてだ…。
「服を脱げ」
僕は眞司に言われた通り全裸になり、四つん這いになる。
その直後にベルトを外す音がして…僕が顔を上げると同時に空気を切り裂く音、躰に走った鋭い痛み。
…眞司にベルトで叩かれたのだ…。
「動くな」
ベルトで叩かれた痛みに吃驚して反射的に逃げようとした僕に眞司が冷たく言う。
そのひと言で、僕の躰は動かなくなってしまう。
動かなくなった僕にベルトが振り下ろされ続ける。
(…痛い…痛い…痛いよ…っ!!)
僕は声を出す事もできず、唇を噛み締めて打ち据えられる痛さから耐える為に躰を丸くして我慢するしかなかった。
-永遠とも思われる時間が過ぎ、ベルトが僕の躰に振り下ろされなくなった時は僕の意識は朦朧として、流石に眞司も肩で息をしていた。
そしてグッタリして動けなくなっている僕の腰を掴むと、何の準備もしていない僕の中に眞司はペニスを押し込む。
「……い…っ!!」
毎日、眞司に抱かれ慣れているとはいえ…慣らしも解しもせずにいきなり入れられると、流石に痛いし辛い。
「…あ…ああぁぁぁ………っ!!」
あまりの痛さに声を殺す事も忘れて、悲鳴を上げる。
眞司は僕の悲鳴が聞こえないかのように、激しく突き上げてくる。
痛さから逃れようにも、腰を掴まれて躰を繋げられていて逃げようがない。
ただ、藻掻きながら床を爪で引っ掻くのが精一杯。
「…ああぁ…ああぁぁぁ………っ!!」
眞司はまるで何か…怒りをぶつけるように、僕を責め立てる。
僕の躰は痛くて悲鳴を上げているのに…下半身は熱を帯び、ペニスは立ち上がっている。
慣らされたとはいえ…なんて浅ましい僕の躰。
そんな僕をいつものように眞司は軽蔑の眼差しで見下ろしている。
こんなに蔑まれても、眞司から離れる事ができない…。
…僕は絶望の中、涙を流しながら喘ぎ続けた…。
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