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止まない雨-眞司の章-
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「…う…っ…うう……っ…う……っ…う……っ」
呻きながら、優紀が木馬に乗って揺れている。
俺の予想通りそこには全裸で木馬に揺られている優紀と、その優紀の姿を笑いながら見ている兄貴がいた。
その木馬は俺が幼い頃、兄貴がお仕置き用に作った木馬だった。
成長した俺に合わせて大人用に作り直したらしい。
全裸の優紀は両手を背中の後ろで縛られ、木馬に乗せられている。
外見は馬の形をした乗り物。
それが前後に揺れている。
木馬の取っ手には細い鎖が巻き付けてあり、それは左右両方の乳首に嵌められている細いピアスリングに繋がっていた。
木馬が前後に揺れる度に、優紀の身体も揺れて、木馬の取っ手と優紀の乳首を繋いでる鎖がピンッと張ったり弛んだりする音がチャリチャリと聞こえる。
木馬が前へ動くと優紀の身体も前へ傾き、鎖は弛み、木馬が後ろに傾くと鎖が取っ手と乳首の間でピンッと伸びて引っ張り優紀の後ろに倒れた身体を引っ張る。
あの木馬は座る場所にバイブが上を向いて設置されており、そこに座っている優紀はバイブを全て自身の中に入れている事になる。
オマケに優紀のペニスの根元はリングで押さえつけられ、ペニスの中には細長い棒が挿入されてそこからコードが伸びて兄貴が手に持っているスイッチと繋がっている。
きっとあの細長い棒には微弱の電流が流れていて、優紀が失神すると兄貴が手にしているスイッチで流す電流を強くするんだろう。
優紀は失神もできず、木馬に揺られている。
「…あ″……っ……あ″ーーっ…あ″あ″ーっ……あ″っあ″ーっ……あ″~~っ……」
「…どう?気に入った?…眞司はコレを嫌がってね。せっかく眞司の為に作ったのにさ…ボクはいいと思うんだけど…優紀はどう思う?」
「……あ″……っ…あ″…っ……いい……いい……いいっ…あ″っあ″っあ″~~っ……」
「だよね~、よかったよ。優紀に気に入ってもらって。ボクの1番のお気に入りなんだ」
「…あ″っあ″っあ″~っ……あ″っ……あ″~っ!!」
「そうか、そうか、そんなに気持ちいいのか…じゃ、もっと気持ちよくしてやろうな」
兄貴が立ち上がり、優紀に近付いていく。
僕はギクシャクと視線を反らし、その場から離れた。
「…あ″っあ″っ……あ″~っ!!」
優紀の悲鳴にも似た声を背後に聞きながら……………。
そのままシャワーを浴びる事も忘れて俺は部屋に戻る。
(ナンダ、アレハ)
ナンダ、アレハ。
(ドウシテ優紀ガ………)
ドウシテ優紀ガ………。
(知らない………)
シラナイ………。
(ナニモミナカッタ)
ナニモミナカッタ。
(ナニモシラナイ)
ナニモシラナイ。
耳を塞ぎ、目を瞑って部屋の隅に蹲る。
………………………………………。
…………………………。
……………。
……………どれくらいそうしていたのか……………。
「……眞司………?」
俺を呼ぶ声が聞こえて、顔を上げるとドアの隙間から優紀が心配そうにこちらを見ている。
「……眞司、大丈夫?」
その瞬間。
俺は気を失った。
呻きながら、優紀が木馬に乗って揺れている。
俺の予想通りそこには全裸で木馬に揺られている優紀と、その優紀の姿を笑いながら見ている兄貴がいた。
その木馬は俺が幼い頃、兄貴がお仕置き用に作った木馬だった。
成長した俺に合わせて大人用に作り直したらしい。
全裸の優紀は両手を背中の後ろで縛られ、木馬に乗せられている。
外見は馬の形をした乗り物。
それが前後に揺れている。
木馬の取っ手には細い鎖が巻き付けてあり、それは左右両方の乳首に嵌められている細いピアスリングに繋がっていた。
木馬が前後に揺れる度に、優紀の身体も揺れて、木馬の取っ手と優紀の乳首を繋いでる鎖がピンッと張ったり弛んだりする音がチャリチャリと聞こえる。
木馬が前へ動くと優紀の身体も前へ傾き、鎖は弛み、木馬が後ろに傾くと鎖が取っ手と乳首の間でピンッと伸びて引っ張り優紀の後ろに倒れた身体を引っ張る。
あの木馬は座る場所にバイブが上を向いて設置されており、そこに座っている優紀はバイブを全て自身の中に入れている事になる。
オマケに優紀のペニスの根元はリングで押さえつけられ、ペニスの中には細長い棒が挿入されてそこからコードが伸びて兄貴が手に持っているスイッチと繋がっている。
きっとあの細長い棒には微弱の電流が流れていて、優紀が失神すると兄貴が手にしているスイッチで流す電流を強くするんだろう。
優紀は失神もできず、木馬に揺られている。
「…あ″……っ……あ″ーーっ…あ″あ″ーっ……あ″っあ″ーっ……あ″~~っ……」
「…どう?気に入った?…眞司はコレを嫌がってね。せっかく眞司の為に作ったのにさ…ボクはいいと思うんだけど…優紀はどう思う?」
「……あ″……っ…あ″…っ……いい……いい……いいっ…あ″っあ″っあ″~~っ……」
「だよね~、よかったよ。優紀に気に入ってもらって。ボクの1番のお気に入りなんだ」
「…あ″っあ″っあ″~っ……あ″っ……あ″~っ!!」
「そうか、そうか、そんなに気持ちいいのか…じゃ、もっと気持ちよくしてやろうな」
兄貴が立ち上がり、優紀に近付いていく。
僕はギクシャクと視線を反らし、その場から離れた。
「…あ″っあ″っ……あ″~っ!!」
優紀の悲鳴にも似た声を背後に聞きながら……………。
そのままシャワーを浴びる事も忘れて俺は部屋に戻る。
(ナンダ、アレハ)
ナンダ、アレハ。
(ドウシテ優紀ガ………)
ドウシテ優紀ガ………。
(知らない………)
シラナイ………。
(ナニモミナカッタ)
ナニモミナカッタ。
(ナニモシラナイ)
ナニモシラナイ。
耳を塞ぎ、目を瞑って部屋の隅に蹲る。
………………………………………。
…………………………。
……………。
……………どれくらいそうしていたのか……………。
「……眞司………?」
俺を呼ぶ声が聞こえて、顔を上げるとドアの隙間から優紀が心配そうにこちらを見ている。
「……眞司、大丈夫?」
その瞬間。
俺は気を失った。
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