僕が玩具になった理由

Me-ya

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たどりついた道程-逃避の章-

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その優紀の言葉に、カッと頭に血が昇る。 

(兄さん…って、兄貴の事か?)

俺の中に、どす黒い何かが生まれた。

「…うっ、ふっ、んっ、んんっ、んんん…っ」

触ってもいないのに優紀のぺニスは、後ろの刺激だけで勃起している。

俺が、そうなるように躾をした。

…後ろの刺激だけでイクように…。

だが。

「…あ…それ…イケな…ぃ…イキた…い…ぃ…イカせ…イカせて…っ…い…入れ…入れて…っ…入れてよ…っ…」

男に抱かれ慣れた優紀の身体は、もはや俺の指、三本位じゃ満足できないだろう。

腰を俺の方に向けて突き出し、振って、早くペニスを入れてくれとねだる。

…何も知らなかった優紀をそんな淫らな身体にしたのは、俺だ。

「…あ…っ…お願…兄さ…っ…」 

優紀が譫言のように、兄貴を呼ぶ声を聞くほど…胸の中のどす黒い何かが増えていく気がする。

(昔は俺の名前を呼んでいたのに…)

優紀の身体に付けられている黒いピアスが、俺の胸の中に広がるどす黒い、ドロドロしたもの…を増やしていく。

「…おにぃさ…早く…ひぃ…っ!!」

俺は訳の分からないモヤモヤを振り切るように、優紀の勃起しているぺニスを思い切り握り締めた。

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