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第1章 昨日までの日常、モノトーンのふたり
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-治朗と俺の秘密の関係は高校を卒業して大学に進学しても続いた。
彰と治朗-2人と俺は別々の大学に進学した。
だが彰とは毎日連絡を取り合っているし、治朗とは………大学に進学した俺は独り暮らしを始め、別の大学に進学した治朗に、ねだられるままというか、脅されるまま合鍵を渡してしまって……。
最初は治朗とは別の大学だし、関係は切れるだろうとホッとした。
……いや、少しは残念な気もしたけど……あのままズルズルと関係を続けて……もしも彰にバレたら……そう、想像しただけで……血の気が引く。
だから、これはいい機会だ。
そうさっぱりと思い切った俺に。
治朗は俺を手放すつもりはないと言って、俺の部屋の合鍵を要求してきたんだ。
まだ彰にさえ合鍵を渡してなかった俺は当然、断ったが治朗は俺との関係を彰にバラすと脅してきて………結局、俺は渋々治朗に合鍵を渡す羽目になった。
まさか1番最初に合鍵を渡す相手が彰じゃなく、治朗になるなんて思ってもみなかった。
それから。
治朗と俺の秘密の関係はずっと続いている。
その後、彰にも合鍵を渡したが、奥ゆかしい彰はめったに俺の部屋には来ないし、来る時は前もって連絡をしてきてくれる。
勝手に連絡もなしにいきなりズカズカと俺の部屋に来て俺の都合も聞かず強引に俺を抱く治朗とは大違いだ。
部屋に来る時は(泊まっても、泊まらなくても)連絡をくれる彰。
だから。
俺はすっかり安心していた。
彰に対して。
もしかしたら、治朗との関係が長すぎて油断もあったかもしれない。
彰と治朗と俺。
3人それぞれ大学も別々だし、会う事もないだろうし。
そのせいだろうか。
治朗と寝た後、彰の顔を見ても、罪悪感とか後悔とかを………以前ほどには感じなくなっていた。
彰にも。
バレる事はないかもしれないと楽観視し始めていた。
そんなわけないのに。
………そう。
その日は突然やってきた。
-その日の朝。
久しぶりに彰から電話があり、夜に俺の部屋を訪ねると連絡があったので、俺は朝から機嫌がよかった。
夕飯も一緒に食べようという事になり、俺は久しぶりに彰に振る舞う料理の材料を買おうとスキップしながら近所のスーパーへ出かけた。
久しぶりに彰に会える。
会えるどころか、俺の部屋に泊まる。
その事が嬉しく、久しぶりに腕を奮う料理の食材を鼻歌交じりに大量に買い込み、両手いっぱいに荷物を持って家路を急いだ。
頭の中は久しぶりに会える彰の事でいっぱい。
両手に持っている重い荷物もなんのその、アパートの階段を2段飛ばしで勢いよく駆け上がった時、誰もいないはずの俺の部屋のドアが内側から開いた。
彰と治朗-2人と俺は別々の大学に進学した。
だが彰とは毎日連絡を取り合っているし、治朗とは………大学に進学した俺は独り暮らしを始め、別の大学に進学した治朗に、ねだられるままというか、脅されるまま合鍵を渡してしまって……。
最初は治朗とは別の大学だし、関係は切れるだろうとホッとした。
……いや、少しは残念な気もしたけど……あのままズルズルと関係を続けて……もしも彰にバレたら……そう、想像しただけで……血の気が引く。
だから、これはいい機会だ。
そうさっぱりと思い切った俺に。
治朗は俺を手放すつもりはないと言って、俺の部屋の合鍵を要求してきたんだ。
まだ彰にさえ合鍵を渡してなかった俺は当然、断ったが治朗は俺との関係を彰にバラすと脅してきて………結局、俺は渋々治朗に合鍵を渡す羽目になった。
まさか1番最初に合鍵を渡す相手が彰じゃなく、治朗になるなんて思ってもみなかった。
それから。
治朗と俺の秘密の関係はずっと続いている。
その後、彰にも合鍵を渡したが、奥ゆかしい彰はめったに俺の部屋には来ないし、来る時は前もって連絡をしてきてくれる。
勝手に連絡もなしにいきなりズカズカと俺の部屋に来て俺の都合も聞かず強引に俺を抱く治朗とは大違いだ。
部屋に来る時は(泊まっても、泊まらなくても)連絡をくれる彰。
だから。
俺はすっかり安心していた。
彰に対して。
もしかしたら、治朗との関係が長すぎて油断もあったかもしれない。
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3人それぞれ大学も別々だし、会う事もないだろうし。
そのせいだろうか。
治朗と寝た後、彰の顔を見ても、罪悪感とか後悔とかを………以前ほどには感じなくなっていた。
彰にも。
バレる事はないかもしれないと楽観視し始めていた。
そんなわけないのに。
………そう。
その日は突然やってきた。
-その日の朝。
久しぶりに彰から電話があり、夜に俺の部屋を訪ねると連絡があったので、俺は朝から機嫌がよかった。
夕飯も一緒に食べようという事になり、俺は久しぶりに彰に振る舞う料理の材料を買おうとスキップしながら近所のスーパーへ出かけた。
久しぶりに彰に会える。
会えるどころか、俺の部屋に泊まる。
その事が嬉しく、久しぶりに腕を奮う料理の食材を鼻歌交じりに大量に買い込み、両手いっぱいに荷物を持って家路を急いだ。
頭の中は久しぶりに会える彰の事でいっぱい。
両手に持っている重い荷物もなんのその、アパートの階段を2段飛ばしで勢いよく駆け上がった時、誰もいないはずの俺の部屋のドアが内側から開いた。
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