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26 VS体育会系女子 ×2
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ただ猫ナイトは、誰かに抱き上げられた。
ツン。鼻ツンが施された。
ボフン。俊也に変身。
「ごめんなさい! 昨日はつい……」
フラワーが、深く頭を下げた。
「昨日? つまり、朝?」
「自分でも止まらなくなって。
他の人、もう帰ったかな?
お腹すきません?」
そういえば、と俊也は思う。この空腹加減、昨日は夕食も食べなかった?
「お腹すきましたよね?
私もです。ルラに頼んできます」
もしかして、一晩中? 慌てて服を着るフラワーの後姿をぼんやり見ながら、俊也はそう思った。
全然思い出せない! なんか、もったいないような……。
朝食をがっつり食べ、俊也はようやく人心地ついた。
フラワーは、取り澄ました顔で、がっつり食べていた。
全然悪びれないところが、すがすがしくさえあった。
フラワーさん、もしかしてサキュバス?
ブルーとイザベル、だったかな? あの二人以外は帰ったのだろう。朝食は四人で摂った。
「え~っと……。
俺はどうすればいいのかな?」
俊也は紅茶を飲み干したところで聞く。
「昨日は延々とお疲れさまでした。
ブルーとイザベルの面倒見て。
二人はレジ形態中心にお願いしたいんだけど、家の人に魔力の増大をアピールする必要がある。
今日は俊也形態でね」
ルラが苦笑を浮かべながら指示する。
「ルラ、俊也さん、ごちそうさま。
ふぁ~、まだ眠い」
しれ~っとした顔で、席を立つフラワーだった。
「俊也さん、擦り切れたりしてない?」
ブルーが真面目くさった顔で言う。
「どんとこいだ!」
力強く応える俊也だった。
ただ、こうは思う。俺の精力、どうなっているのだろう? 明らかに変?
さて、食後の運動だ!
俊也は気合を入れて、二人の少女を見る。
ブルーは小柄ながらも引き締まったお体。イザベルはブルーより十センチは高いだろう。ほっそりと見えるが、多分やせマッチョ。
昨日お相手していただいた他の皆さんは、いかにも「貴族」という感じで、畏れ多い気がした。
この二人には、なんだか親しみがわく。容貌に隙があるというか。
もちろん美少女の部類に入るが、ブルーは頬骨がやや出っ張り、イザベラはあごがとんがって、顔が長く見える。
だが、どこか隙がある方が、安心して付き合えそうな気がする。
「二人とも、武門の家柄よ。
剣を取ったら、ブルーにかなう者は、魔法学校にいない。
イザベルは、弓に関し、学校一の使い手。
それで、レジ中心にお相手してもらおうと思ってる。
じゃ、後は任せた。
私もゆうべは眠れなかった。
おやすみ」
そう言い残し、ルラは寝室から出て行った。
「ブルー、順番どうする?」
イザベルが目を輝かせて聞く。ブルーとイザベルは、きっちり睡眠をとっていた。どんな状況下においても、睡眠でき、戦いに備えられるのが武人の心得。
二人はそんな教育を受けてきた。
そして二人とも、一日待ちぼうけをくらったので、「やる気」満々。
「バトルで決める?」
ブルーが提案する。
「いいでしょう……、って、ルラさんの家で、そんなことできないよ」
武人の血が騒ぎかけたイザベルは、危うく思いとどまる。
剣と弓、得物は違うが、二人はよきライバル。学校でも、摸擬戦は、しばしば行っていた。
対戦成績は、ほぼ互角。中距離でイザベルの矢が当たったらイザベルの勝ち。近距離まで踏み込めたらブルーの勝ち。
「まあまあ。少し話をしようか?」
平和主義の俊也は二人をなだめる。自分とのエッチをめぐって、二人の美少女が争う。
超いい気分!
「俊也さん、にほん、ってどんなところ?」
ブルーが聞く。
「そうね。……平和といえば平和かな。
百年ほど前は、大きな戦争で、多くの人間が死んでしまったけど」
「こちらもイスタルト王国が建国する前は、戦争がありふれてました。
三百年前にイスタルトは多くの国を併合し、百年前、ラヌー王国を滅ぼして、イスタルトは絶対的な力を得ました。
それからは、周辺国で起こった紛争を、何度か力で抑え込んだ程度です。
今は争いがないから、出世するチャンスもなくなったかな?
軍がクーデター起こしたくなる気持ち、わからなくもないです」
イザベルが、ちょっぴり剣呑なことを言う。
「ルラが武門の家柄、と言ってたけど?」
俊也は話題を振ってみる。
「代々騎士団長を輩出してるの。
二人の家。
私とイザベルは女だから、どんなに出世しても、せいぜい後宮騎士ってとこ?
剣なら男に負けないんだけど」
ブルーが男女不平等を嘆く。
やっぱり、こちらの世界にもあるんだ? 男女間の就職不均等。
多分こちらの方が、いっそう厳しいよね?
「命を懸けて守るから。
ナイトが」
俊也はおどけてブルーの手をとった。するとびっくり。ごつごつだ……。
剣だこってやつ?
俊也は思いついて、ブルーの手のひらを……。
ぺろ~り。
「ひゃん! いきなり?」
ブルーは、びっくりして手を引いた。
「ごめん。あのさ、ルラが言うには、俺のなめ技、美肌効果抜群なんだって。
それに、ルラのちょっとしたトラブル、治したことあるんだ。
キモいかもしれないけど、もっと試していい?」
「きもい?」
「ああ、気持ち悪い、の略語。
試してみたいんだけど、いい?」
角質化したブルーの手が、きれいになったら治癒能力が改めて実証できる。
なにより、かわいい女の子の手が、ごわごわなんて耐えられない。
「どうぞ」
ブルーは、おずおずと手を差し出す。
「では……」
ぺろ~り、ぺろ~り……。俊也のなめ技は続く。
特に皮が厚くなった、親指を口中に含み、ちゅぱちゅぱ……。
「ふ~ん、きもち、いい……」
カクン。
ブルー、昇天。
ありゃま……。どうなってるの? 俺。
俊也は、自らがしでかしたことながらあきれる。手や指をなめただけで、いかせちゃったよ!
「きれいになってる!
ブルーの手」
ブルーを助け起こしたイザベルは驚愕する。
「ほんとだね……」
俊也も驚いてしまった。タコだらけで、濡れて乾いた作業用皮手袋のような…いや、失礼。
武人の矜持を顕示する手が、やわらか~い少女の手に生まれ変わってる。
「俊也さん!
私もブルーも、全身古傷がいっぱいです!
なめまくってください!」
大人しそうに見える、イザベルが、興奮して迫ってきた。
「いいとも! たっぷりなめてやる!」
調子に乗り切った俊也だった。
俊也は全裸の二人を並べ、見下ろす。
たしかに古傷だらけだ。腕やすね。多分、防具で守られない部分だ。
それにしても……。二人のお体は、どう見ても一流アスリート。
引き締まってる!
引き締まり切ってる?
色っぽさはあまり感じないけど、他の皆さんと別ベクトルへ向かっている美だ。
では……。
ぺろぺろ……。ぺろぺろ……。
なめり~の、なめり~の……。
もみもみ、ちゅぱちゅぱ……。
最後はおまけ。二人のおっぱい脂肪は、かろうじて燃焼しきれなかったようだ。
「もう…がまんできない!」
ブルーが俊也と体を入れ替え、騎乗スタイルに。
「いざ、推して参る!」
ブルーは元気印を、柔らかくなった左手で捕捉し、ぐっと押し込む。
「うわ~~~!
いい、いいよ~~~!」
馬に乗る要領で、両膝をぐっと、ライド&ライド!
あ~~~、そんなに激しく動いたら……。
いくぅ~~~。
あえなく撃チンした俊也だった。最速新記録、更新したかもしれない。
情けないけど……。
幸い、イザベルは理性的だった。普通に正常位で穏やかなエッチが進行した。
十分はもったよね?
ちなみに、俊也の癒しのなめ技効果は、再確認された。
◇ ◇ ◇
※ルラの肋骨を治したこと忘れてました。
つじつまが合わない表現を訂正してあります。
ツン。鼻ツンが施された。
ボフン。俊也に変身。
「ごめんなさい! 昨日はつい……」
フラワーが、深く頭を下げた。
「昨日? つまり、朝?」
「自分でも止まらなくなって。
他の人、もう帰ったかな?
お腹すきません?」
そういえば、と俊也は思う。この空腹加減、昨日は夕食も食べなかった?
「お腹すきましたよね?
私もです。ルラに頼んできます」
もしかして、一晩中? 慌てて服を着るフラワーの後姿をぼんやり見ながら、俊也はそう思った。
全然思い出せない! なんか、もったいないような……。
朝食をがっつり食べ、俊也はようやく人心地ついた。
フラワーは、取り澄ました顔で、がっつり食べていた。
全然悪びれないところが、すがすがしくさえあった。
フラワーさん、もしかしてサキュバス?
ブルーとイザベル、だったかな? あの二人以外は帰ったのだろう。朝食は四人で摂った。
「え~っと……。
俺はどうすればいいのかな?」
俊也は紅茶を飲み干したところで聞く。
「昨日は延々とお疲れさまでした。
ブルーとイザベルの面倒見て。
二人はレジ形態中心にお願いしたいんだけど、家の人に魔力の増大をアピールする必要がある。
今日は俊也形態でね」
ルラが苦笑を浮かべながら指示する。
「ルラ、俊也さん、ごちそうさま。
ふぁ~、まだ眠い」
しれ~っとした顔で、席を立つフラワーだった。
「俊也さん、擦り切れたりしてない?」
ブルーが真面目くさった顔で言う。
「どんとこいだ!」
力強く応える俊也だった。
ただ、こうは思う。俺の精力、どうなっているのだろう? 明らかに変?
さて、食後の運動だ!
俊也は気合を入れて、二人の少女を見る。
ブルーは小柄ながらも引き締まったお体。イザベルはブルーより十センチは高いだろう。ほっそりと見えるが、多分やせマッチョ。
昨日お相手していただいた他の皆さんは、いかにも「貴族」という感じで、畏れ多い気がした。
この二人には、なんだか親しみがわく。容貌に隙があるというか。
もちろん美少女の部類に入るが、ブルーは頬骨がやや出っ張り、イザベラはあごがとんがって、顔が長く見える。
だが、どこか隙がある方が、安心して付き合えそうな気がする。
「二人とも、武門の家柄よ。
剣を取ったら、ブルーにかなう者は、魔法学校にいない。
イザベルは、弓に関し、学校一の使い手。
それで、レジ中心にお相手してもらおうと思ってる。
じゃ、後は任せた。
私もゆうべは眠れなかった。
おやすみ」
そう言い残し、ルラは寝室から出て行った。
「ブルー、順番どうする?」
イザベルが目を輝かせて聞く。ブルーとイザベルは、きっちり睡眠をとっていた。どんな状況下においても、睡眠でき、戦いに備えられるのが武人の心得。
二人はそんな教育を受けてきた。
そして二人とも、一日待ちぼうけをくらったので、「やる気」満々。
「バトルで決める?」
ブルーが提案する。
「いいでしょう……、って、ルラさんの家で、そんなことできないよ」
武人の血が騒ぎかけたイザベルは、危うく思いとどまる。
剣と弓、得物は違うが、二人はよきライバル。学校でも、摸擬戦は、しばしば行っていた。
対戦成績は、ほぼ互角。中距離でイザベルの矢が当たったらイザベルの勝ち。近距離まで踏み込めたらブルーの勝ち。
「まあまあ。少し話をしようか?」
平和主義の俊也は二人をなだめる。自分とのエッチをめぐって、二人の美少女が争う。
超いい気分!
「俊也さん、にほん、ってどんなところ?」
ブルーが聞く。
「そうね。……平和といえば平和かな。
百年ほど前は、大きな戦争で、多くの人間が死んでしまったけど」
「こちらもイスタルト王国が建国する前は、戦争がありふれてました。
三百年前にイスタルトは多くの国を併合し、百年前、ラヌー王国を滅ぼして、イスタルトは絶対的な力を得ました。
それからは、周辺国で起こった紛争を、何度か力で抑え込んだ程度です。
今は争いがないから、出世するチャンスもなくなったかな?
軍がクーデター起こしたくなる気持ち、わからなくもないです」
イザベルが、ちょっぴり剣呑なことを言う。
「ルラが武門の家柄、と言ってたけど?」
俊也は話題を振ってみる。
「代々騎士団長を輩出してるの。
二人の家。
私とイザベルは女だから、どんなに出世しても、せいぜい後宮騎士ってとこ?
剣なら男に負けないんだけど」
ブルーが男女不平等を嘆く。
やっぱり、こちらの世界にもあるんだ? 男女間の就職不均等。
多分こちらの方が、いっそう厳しいよね?
「命を懸けて守るから。
ナイトが」
俊也はおどけてブルーの手をとった。するとびっくり。ごつごつだ……。
剣だこってやつ?
俊也は思いついて、ブルーの手のひらを……。
ぺろ~り。
「ひゃん! いきなり?」
ブルーは、びっくりして手を引いた。
「ごめん。あのさ、ルラが言うには、俺のなめ技、美肌効果抜群なんだって。
それに、ルラのちょっとしたトラブル、治したことあるんだ。
キモいかもしれないけど、もっと試していい?」
「きもい?」
「ああ、気持ち悪い、の略語。
試してみたいんだけど、いい?」
角質化したブルーの手が、きれいになったら治癒能力が改めて実証できる。
なにより、かわいい女の子の手が、ごわごわなんて耐えられない。
「どうぞ」
ブルーは、おずおずと手を差し出す。
「では……」
ぺろ~り、ぺろ~り……。俊也のなめ技は続く。
特に皮が厚くなった、親指を口中に含み、ちゅぱちゅぱ……。
「ふ~ん、きもち、いい……」
カクン。
ブルー、昇天。
ありゃま……。どうなってるの? 俺。
俊也は、自らがしでかしたことながらあきれる。手や指をなめただけで、いかせちゃったよ!
「きれいになってる!
ブルーの手」
ブルーを助け起こしたイザベルは驚愕する。
「ほんとだね……」
俊也も驚いてしまった。タコだらけで、濡れて乾いた作業用皮手袋のような…いや、失礼。
武人の矜持を顕示する手が、やわらか~い少女の手に生まれ変わってる。
「俊也さん!
私もブルーも、全身古傷がいっぱいです!
なめまくってください!」
大人しそうに見える、イザベルが、興奮して迫ってきた。
「いいとも! たっぷりなめてやる!」
調子に乗り切った俊也だった。
俊也は全裸の二人を並べ、見下ろす。
たしかに古傷だらけだ。腕やすね。多分、防具で守られない部分だ。
それにしても……。二人のお体は、どう見ても一流アスリート。
引き締まってる!
引き締まり切ってる?
色っぽさはあまり感じないけど、他の皆さんと別ベクトルへ向かっている美だ。
では……。
ぺろぺろ……。ぺろぺろ……。
なめり~の、なめり~の……。
もみもみ、ちゅぱちゅぱ……。
最後はおまけ。二人のおっぱい脂肪は、かろうじて燃焼しきれなかったようだ。
「もう…がまんできない!」
ブルーが俊也と体を入れ替え、騎乗スタイルに。
「いざ、推して参る!」
ブルーは元気印を、柔らかくなった左手で捕捉し、ぐっと押し込む。
「うわ~~~!
いい、いいよ~~~!」
馬に乗る要領で、両膝をぐっと、ライド&ライド!
あ~~~、そんなに激しく動いたら……。
いくぅ~~~。
あえなく撃チンした俊也だった。最速新記録、更新したかもしれない。
情けないけど……。
幸い、イザベルは理性的だった。普通に正常位で穏やかなエッチが進行した。
十分はもったよね?
ちなみに、俊也の癒しのなめ技効果は、再確認された。
◇ ◇ ◇
※ルラの肋骨を治したこと忘れてました。
つじつまが合わない表現を訂正してあります。
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