恋人契約~愛を知らないΩがαの愛に気づくまで~

Gemini

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初めての旅行

第七十七話※

 しっとりと合わさる互いの唇が離れようとすると、雪が追いかけてきて下唇を喰まれる。お返しに雪の上唇を喰みながら舌先を舐めるとピクンと小さく震えた。

「須賀さ……ンっ」

 私の首にぎゅっと抱きつき離そうとしないそんな雪の背中に、手のひらを滑らせた時だった。



 炭酸が弾けるような淡い、ブルー
 まさしく今、雪と抱き合うこの初夏のプール
 キラキラと日差しを反射する水面のように……



 雪の香りが私の体全体を包んだ。

 雪のフェロモンが私を誘っている。

 頬を包んで優しく撫でると雪の頬がいつもより熱い気がした。唇を離し雪の顔を覗き込むと、とろんと潤んだ瞳と合う。私はそんな雪に微笑んでおでこをつける。

「身体が、熱い……です……」
「……そうだね、すごく……良い香りがするよ」

 そう言うと首を横に振りまた私の首にしがみつこうとする。

「大丈夫だ、怖いことはない」
「抑制剤は、持ってます……」

 雪は発情期が来たのだと思っているらしい。しかし私からするとまだまだ理性は保っていられる。まだ少し先なのかもしれない。しかし、確実にその時は近づいている。

「雪……薬飲むか? 飲んだ方がいいか?」
「お願い……抱きしめたい……」
「あぁ……おいで」

 抱きつかせると耳元で雪が安堵のような息を吐いた。そうして深く深呼吸を繰り返す。

 雪の太ももに手を掛けて私の腰に回させ抱き上げると、雪も咄嗟のことに両足を腰に巻きつけた。身体を密着させ私の昂りを充てがうと、雪が息を呑んだのが分かった。

 私の腹には少し芯を持った雪のものが主張し始めている。尻や太ももを弄り背中から首筋へと滑らせると、雪は顔をあげて空を仰いだ。

「はぁ…………、須賀さ……ん、」
「あぁ……、雪……っ」

 雪の顕になった喉仏を喰むとビクビクと雪は身体を震わせる。白い首筋を舌で舐めては喰むと、雪は目をつむり私の頬に頬ずりして快感を受け止めていた。



 そのまま雪にしがみつかせたままプールの階段を上がり、プールサイドにそっと下ろす。

 私を離そうとしない雪を抱きつかせたまま、雪の履いていた短パンを下着ごと脱がす。雪は恥ずかしそうに足を閉じた。私のシャツを肩に羽織らせると、横抱きにしてベッドへと運んだ。

 雪をベッドに沈め雪の身体にのし掛かり雪を見つめると、頬を高揚させ潤んだ目が私を見つめていた。雪の白い手が私の首の後ろに周り唇が触れる。

「……ン……っ」
「あぁ……ゆき…………」

 シャツの隙間から手を滑り込ませ雪のその滑らさを味わった。這わせる手は時々下へ降りて雪の太ももを撫でる。すると太ももを私の太ももにすり寄せて身悶えている。

 すっかり固くなった雪のものが私の腹を掠めた。それを手のひらで優しく包みながらその奥へと指先を進ませると、雪の蕾がしっとりと熱を帯びていた。

 プールで冷えているはずの私の肌はすぐに熱くなった。

「雪……わかるか?」
「え……?」

 蕾を中指の腹でトントンと刺激すると、きゅっと窄まった。耳まで赤くして内股に力を入れて私の腕を挟み込んで悶える。思わず中指をぷつりと押し込むと中はひどく熱かった。

「あ────……ッ」

 私の指を締付けて押し出されそうになるのを逆らって第一関節くらいまでを抜き差しすると、雪のフェロモンが強く香ったと同時にトプリと蜜が溢れた。そこから付け根までをジリジリと挿入すると雪は可愛い声で泣いた。

「痛いか?」
「痛くない…………です……ア────……ッ」

 どんどん溢れてくる蜜に雪の後孔からは、くちゅくちゅと水音が漏れる。雪の中で中指を立て内壁を擦るように動かすと雪の腰がカクカクと震えた。

「んん…………ハァ…………、それ、ンっ………………ア──……ッ」

 そして腰を上に突き出すように震わすと、トクトクと白濁を垂らした。雪の中にいる指を締め付けて足を震わせていた。胸まで飛び散った白濁を舐めとると雪が身体をよじる。

「こら、きれいにしているんだよ」
「……くすぐったい」

 薄い胸からトクトクと早い鼓動が伝わってくる。

「雪、……上手にイッたね」
「ご……めんなさ……」
「雪の気持ちいいところを見つけたんだから、謝ることはないよ、気持ちよかったらそう伝えてくれたらもっと嬉しいけど」
「い……言うんですか……」
「そうだよ」

 戸惑う雪にキスをしながら雪の中にまだいる中指をまた少しずつ抜き差し始める。一回イッたことで中はトロトロに解けゆるゆると奥へと導いていく。簡単に二本の指を受け入れた。

「須賀さ……ん」
「なんだ?」
「あの、……」
「ん?」
「ここ……に……いれてもらえる……んですか?」

 両手で顔を覆い隠しているが、耳や首まで赤くしていて全く隠しきれていない雪が居た。





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