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初めての旅行
第七十八話※
「んん…………っ、はぁ──……っ」
四つん這いにさせられ、須賀の長い指が俺の中でしつこいくらいにさっきの場所を擦る。須賀に抱きつきたいのに縋るものがなくて枕を抱きしめるしかない。
「ここに、……欲しいか?」
「……ん……っ」
一年前、こうやってベッドで抱き合ったときは、会話などなかったはずで、ただお互いのフェロモンに欲情しそれをぶつけ合ったのだと思う。
同じ相手と同じ行為をしようとしているのに、まるで初めてのようで。ドキドキして、たまらない。
「雪、このまま待ってろ」
「……?」
言われるがままそのままで居ると須賀がベッドから降りたのが分かった。枕の隙間から後ろを見ると、須賀は自分の革のバッグに手を入れている。
その間に俺は恐る恐る自分の尻に手を伸ばした。中指を狭間に滑り込ませると中からたっぷりと漏れている。
──これがΩ……?
入り口は存分に柔らかく、ちょっと指を沿わせるとプスリと吸い込まれた。
「──……ッ」
こんなこと。しちゃいけない気がしてるのに、中はもっと欲しがってきゅうっと下腹部が収縮した。中指の半分くらいまで押し進めるとビリビリと微量な電気が流れるように足が震えた。
「はぁ………………ッ」
──はや……く、ほしいよ…………。
須賀はまだなのか、と目だけ動かして須賀の姿を見つけると、須賀は口角をあげてニヤリと笑って俺を見下ろしていた。
獲物を視覚で捉えた野獣のようなギラつきが瞳に宿っていて、片手で自身の昂りを握り上下に扱いて見せた。
俺はゴクリと息を呑んだ。
「待てなかった?」
手に持っている小さな箱を開けて中身を取り出すと、その箱を無造作にベッドへ放る。首を傾げて慣れた手つきで昂りにゴムを装着すると、ベッドへゆっくりと上がってきた。そして俺の腰を掴んで後孔にそれを充てがうと一気に挿入った。
「んぁ────……っ」
今まで味わったことのない快感が湧き上がり一気に体温が上昇する。メリメリと奥へと押し込まれると声さえ出なくなった。Ωは易々とαを受け入れてしまった。
「ハア────……ッ」
須賀の息を詰めたようなため息が聞こえた。ゆっくりと腰を動かしながら、大きな手のひらが俺の背中を撫で回してくる。須賀がどんな顔をしているのか見たくて振り向くと、欲を孕んだ輝きを放っている瞳で、須賀と俺が繋がっているところを見下ろしていた。
その瞬間、αにどうしようもない性欲に掻き立てられた。
このαに滅茶苦茶にされたい。
俺だけに欲情してほしい。
そしてそれを全てぶつけてほしい。
須賀がさっきのポイントを先端で探り始めると、それまで抱いていた枕を放して上体を起こしベッドに手をついた。須賀が後ろから突く衝撃と快感を受け止めたくって。
すると体勢が変わったからか、すぐに俺の気持ちの良いところをコリッと亀頭が引っ掛けた。
「んぁ──……ッ」
ビクビクと足が震え頭が真っ白になる。視界がチカチカして、ついてる腕も震えて既に自重を支えられない。
「ゆき……あぁ…………っ」
大きな手に肩を掴まれてもっと奥を攻められる。求めたくせに逃げ場がなくって、首を振って襲ってくる快感から少しでも逃げようとするけれど、須賀の腰が打ち付けられて顔を仰け反った。
「ひ…………っ……ぁ……っ……あっ…………ッ」
水音と身体が打ち付けられる音が部屋に響いてる。須賀は俺の肩を掴んだまま突き上げている。
やがて須賀の手が前に回って俺の胸の突起を指で擦ると、触ってもらった喜びにビクンと背を丸めると今度は背中に舌を這わせられ、もう訳が分からなくなる。
「す…………がさ……ん──…」
「雪、上手だよ、ちゃんと受け止めてる」
後ろから頬にキスされ髪を撫でられると、簡単に前に返された。シーツがひんやりして、体中が熱いことを知る。
「……雪の顔が見たい」
熱を帯びた須賀の頬に額から汗が垂れて、俺の頬にポトリと落ちた。それを拭ってやると須賀は微笑した。須賀の背中に手を回すとその背中も汗でしっとり濡れていた。
須賀のいなくなったナカが急に心細くなって疼く。
向かい合うのも、これはこれでひどく緊張する。
「恥ずかしい?」
見透かされて顔を背けると顎を掴まれて前に向かされ、口を塞がれた。厚い舌が上顎を舐めてじゅるっと音を立てる。
優しいけど、それだけじゃない須賀に、もう訳が分からなくなる。
「はや……く、」
キスの隙間から催促すると須賀が口角をあげて俺を見つめてくる。すると一気に挿入されて俺は一瞬意識が飛んだ。それから痙攣が止まらなくって、腹には熱いナニかが溢れてて。
須賀に抱きしめられキスされて、ゆっくりゆっくりとずっと抜き差しされて。
須賀の厚い胸に圧迫されて息もしづらい。
けど、それさえも快感で。
名前をずっと呼ばれてる気はするのだけど、
須賀の熱い体と、汗ばんだ肌と、挑戦的にニヤけてる口角と、あと……、
四つん這いにさせられ、須賀の長い指が俺の中でしつこいくらいにさっきの場所を擦る。須賀に抱きつきたいのに縋るものがなくて枕を抱きしめるしかない。
「ここに、……欲しいか?」
「……ん……っ」
一年前、こうやってベッドで抱き合ったときは、会話などなかったはずで、ただお互いのフェロモンに欲情しそれをぶつけ合ったのだと思う。
同じ相手と同じ行為をしようとしているのに、まるで初めてのようで。ドキドキして、たまらない。
「雪、このまま待ってろ」
「……?」
言われるがままそのままで居ると須賀がベッドから降りたのが分かった。枕の隙間から後ろを見ると、須賀は自分の革のバッグに手を入れている。
その間に俺は恐る恐る自分の尻に手を伸ばした。中指を狭間に滑り込ませると中からたっぷりと漏れている。
──これがΩ……?
入り口は存分に柔らかく、ちょっと指を沿わせるとプスリと吸い込まれた。
「──……ッ」
こんなこと。しちゃいけない気がしてるのに、中はもっと欲しがってきゅうっと下腹部が収縮した。中指の半分くらいまで押し進めるとビリビリと微量な電気が流れるように足が震えた。
「はぁ………………ッ」
──はや……く、ほしいよ…………。
須賀はまだなのか、と目だけ動かして須賀の姿を見つけると、須賀は口角をあげてニヤリと笑って俺を見下ろしていた。
獲物を視覚で捉えた野獣のようなギラつきが瞳に宿っていて、片手で自身の昂りを握り上下に扱いて見せた。
俺はゴクリと息を呑んだ。
「待てなかった?」
手に持っている小さな箱を開けて中身を取り出すと、その箱を無造作にベッドへ放る。首を傾げて慣れた手つきで昂りにゴムを装着すると、ベッドへゆっくりと上がってきた。そして俺の腰を掴んで後孔にそれを充てがうと一気に挿入った。
「んぁ────……っ」
今まで味わったことのない快感が湧き上がり一気に体温が上昇する。メリメリと奥へと押し込まれると声さえ出なくなった。Ωは易々とαを受け入れてしまった。
「ハア────……ッ」
須賀の息を詰めたようなため息が聞こえた。ゆっくりと腰を動かしながら、大きな手のひらが俺の背中を撫で回してくる。須賀がどんな顔をしているのか見たくて振り向くと、欲を孕んだ輝きを放っている瞳で、須賀と俺が繋がっているところを見下ろしていた。
その瞬間、αにどうしようもない性欲に掻き立てられた。
このαに滅茶苦茶にされたい。
俺だけに欲情してほしい。
そしてそれを全てぶつけてほしい。
須賀がさっきのポイントを先端で探り始めると、それまで抱いていた枕を放して上体を起こしベッドに手をついた。須賀が後ろから突く衝撃と快感を受け止めたくって。
すると体勢が変わったからか、すぐに俺の気持ちの良いところをコリッと亀頭が引っ掛けた。
「んぁ──……ッ」
ビクビクと足が震え頭が真っ白になる。視界がチカチカして、ついてる腕も震えて既に自重を支えられない。
「ゆき……あぁ…………っ」
大きな手に肩を掴まれてもっと奥を攻められる。求めたくせに逃げ場がなくって、首を振って襲ってくる快感から少しでも逃げようとするけれど、須賀の腰が打ち付けられて顔を仰け反った。
「ひ…………っ……ぁ……っ……あっ…………ッ」
水音と身体が打ち付けられる音が部屋に響いてる。須賀は俺の肩を掴んだまま突き上げている。
やがて須賀の手が前に回って俺の胸の突起を指で擦ると、触ってもらった喜びにビクンと背を丸めると今度は背中に舌を這わせられ、もう訳が分からなくなる。
「す…………がさ……ん──…」
「雪、上手だよ、ちゃんと受け止めてる」
後ろから頬にキスされ髪を撫でられると、簡単に前に返された。シーツがひんやりして、体中が熱いことを知る。
「……雪の顔が見たい」
熱を帯びた須賀の頬に額から汗が垂れて、俺の頬にポトリと落ちた。それを拭ってやると須賀は微笑した。須賀の背中に手を回すとその背中も汗でしっとり濡れていた。
須賀のいなくなったナカが急に心細くなって疼く。
向かい合うのも、これはこれでひどく緊張する。
「恥ずかしい?」
見透かされて顔を背けると顎を掴まれて前に向かされ、口を塞がれた。厚い舌が上顎を舐めてじゅるっと音を立てる。
優しいけど、それだけじゃない須賀に、もう訳が分からなくなる。
「はや……く、」
キスの隙間から催促すると須賀が口角をあげて俺を見つめてくる。すると一気に挿入されて俺は一瞬意識が飛んだ。それから痙攣が止まらなくって、腹には熱いナニかが溢れてて。
須賀に抱きしめられキスされて、ゆっくりゆっくりとずっと抜き差しされて。
須賀の厚い胸に圧迫されて息もしづらい。
けど、それさえも快感で。
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