7 / 62
07 専属騎士のお仕事
しおりを挟む
常に近くで女王を守る騎士。仕事は女王の警護に加え、身の回りの世話から夜のお相手にまでと多岐に渡る。また、騎士になった事で新たなフラグを回収した様だ。
今日は数日ぶりに休みを貰い、城内警備の仕事へと向かわせられていた。休みじゃ無いじゃん!ブラック企業か!
「よう、お前が女王様の専属騎士になった奴だな。」
「はい。」
「俺はデライト騎士団団長の【グリフ】ってんだ。しかし…お前ウチに居たか?初めて見る顔なんだが。」
「はは、騎士は多いですからね。最近入団したばかりですし。」
団長は腕組みをして考えていた。
「ふむ…。成る程な。で、今日はどうした?」
「実は数日ぶりに専属騎士と仕事のお休みを頂きまして。しかし、城からは出るなと言われて。」
「お前…そりゃ大変だなぁ…。本当の休みが無いじゃないか。」
「そうなんですよね。」
「ははっ、まぁ…初めての専属騎士だし仕方ないか。でよ、気になったんだが…。お前さん、強いのか?何故か俺がお前を護衛に回した筈なのにお前の強さを知らなくてな。」
うん、まぁ。色々細工したわ。女王の護衛に回る為に名簿も偽装したし、スケジュールも弄った。勿論その頃はコイツらはただの案山子だったから知る筈も無い。専属騎士になって初めてコイツらは意思を持った人間として動ける様になったのだ。まぁ、俺が女王を仲間と言う認識から外したら元通りに戻るのだが。
「なら…腕を見て貰えますか?実は入団したばかりでちゃんと団長と訓練した事無かったんですよ。」
「お?休みなのに俺との訓練を志願するとはな!見上げた騎士だ。専属に登用されるだけあるな!よしっ、いい良い だろう。訓練場に行こうか。今なら他の騎士も訓練している時間だ。」
「行きますか。」
龍二は団長の後ろを歩き訓練場へと向かった。訓練場に入ると一斉に騎士達が此方を見た。
「アイツ…女王が専属にした奴だ。」
「初めて見る顔だな。強いのか?」
「ん?おい、アイツ…今から団長と訓練するみたいだぜ!見に行こうや!」
騎士達は訓練を止め、団長と龍二の訓練を見学する事にした様だ。団長もそれについて何も言わなかった。
「良いんですか?彼等。」
「ん?ああ。戦いを見るのも訓練の内だからな。」
「戦いって…。これ、トレーニングですよね?」
団長は真剣を持って龍二に言った。
「勿論。実戦トレーニングだがな。安心しろ。腕の一本位斬り落とされても治癒魔法で治るから。」
「…殺る気満々じゃねぇか!?」
「ハッハッハ!我らが女王様とイチャイチャしてる貴様は騎士団の敵よ。貴様の一物…切り落としてくれるわっ!ふはははははは!」
「「「「殺れぇぇぇぇ!団長ぉぉぉぉぉっ!」」」」
男は全員敵だった。悲しい…。
「本気で来な。俺に簡単に負ける様なら…女王様には悪いが実力不足って事で専属騎士の任を解いて貰う。」
「成る程、俺の実力が知りたい訳ね。始める前に一つ聞いても良いかな?」
「何だ?」
「魔法ってあり?」
団長は驚いていた。
「は?お前…魔法使えるのか?魔法使えるのに魔法師団じゃなく騎士団に入ったってのか?」
「まぁ、はい。で、良いの?」
「ち、ちょっと待て。お前アホだろ。」
「はい?何故です?」
団長は剣を下ろして言った。
「魔法使いが前衛に勝てるかよ。詠唱してる間に斬られて終了だ。魔法を使わせる暇なんてやらねーよ?」
「詠唱…?ああ、そう言う。成る程成る程。ちょっと見てて下さいね?」
「あん?」
龍二は遠くにある的に向かって魔法を放った。
「【クリムゾンフレア】。」
ドゴォォォォォォォォォォォォン!!!
「「「「「………はっ!!?はぁぁぁぁっ!?」」」」」
城が揺れた。騎士達は驚き叫んでいた。
「お、おまっ…!今の…何だ!?」
「は?何って…魔法?」
「んな訳あるかっ!詠唱はどうした!?」
「ああ、俺の魔法は無詠唱なんで。」
「……は?む、無詠唱?」
訓練場の騒ぎを聞きつけ、魔法師団や大臣まで訓練場へと集まって来た。
「い、今の揺れは何じゃ!?」
「さ、先程もの凄い爆発音が!何をしたのですか!?」
龍二が当然の様に言った。
「何をしたって…魔法を無詠唱で試し撃ちしただけだが?」
「「「「「……は?」」」」」
全員が絶句していた。
「む、無詠唱って…。あ、あり得ないですよ。」
「え?出来ないの?もしかして?」
「詠唱省略なら出来ますよ!しかし…無詠唱なんて…。出来るのは大賢者様と呼ばれる御方のみ…。グリフさんっ!貴方、彼を何故騎士団に!ウチに渡しなさいよ!」
「あぁん?そりゃ無理だぜ。」
「な、何故!」
団長は魔法師団長に言った。
「アイツはよ、女王様の専属騎士様よ。つまり、俺やお前と同格って訳。」
「女王様の専属騎士…。か、彼が?」
「おう。」
「ど、何処が騎士ですか!無詠唱で魔法を放つ彼が騎士!?どう見ても魔法使い…。」
龍二は飽きたのか剣を使い武技を披露していた。
「武技…三爪斬っ!!」
一振りで3つの斬擊が飛び、的を3つに切り裂いた。
「「「「おぉぉぉぉぉぉっ。す、すげぇ…。」」」」
「武技を使えるなら騎士だな。」
「あ、あり得ない…。剣も魔法も使えるなんて…。そんなの勇者…はっ!あ、貴方!勇者魔法は!?」
「…勇者魔法?何それ?」
「知らない…、なら使えないのか。となると勇者では無い…。う~ん…。」
実はスキル【勇者魔法】はしっかり持っていたりする。絶対面倒な事になるから人前では使わないけど。
「もう良いだろ、諦めな。コイツは専属騎士。な?」
魔法師団長は龍二に言った。
「こ、今度!時間が出来た時には是非とも魔法師団の所に顔を出して下さいね!」
「へ?え、えぇ。えっと…団長?戦います?」
「は?バカか!あんな魔法食らったら死ぬわ!お前の勝ちで良い!ったく…。」
こうして、城の全員に龍二の強さが広がっていくのであった。
今日は数日ぶりに休みを貰い、城内警備の仕事へと向かわせられていた。休みじゃ無いじゃん!ブラック企業か!
「よう、お前が女王様の専属騎士になった奴だな。」
「はい。」
「俺はデライト騎士団団長の【グリフ】ってんだ。しかし…お前ウチに居たか?初めて見る顔なんだが。」
「はは、騎士は多いですからね。最近入団したばかりですし。」
団長は腕組みをして考えていた。
「ふむ…。成る程な。で、今日はどうした?」
「実は数日ぶりに専属騎士と仕事のお休みを頂きまして。しかし、城からは出るなと言われて。」
「お前…そりゃ大変だなぁ…。本当の休みが無いじゃないか。」
「そうなんですよね。」
「ははっ、まぁ…初めての専属騎士だし仕方ないか。でよ、気になったんだが…。お前さん、強いのか?何故か俺がお前を護衛に回した筈なのにお前の強さを知らなくてな。」
うん、まぁ。色々細工したわ。女王の護衛に回る為に名簿も偽装したし、スケジュールも弄った。勿論その頃はコイツらはただの案山子だったから知る筈も無い。専属騎士になって初めてコイツらは意思を持った人間として動ける様になったのだ。まぁ、俺が女王を仲間と言う認識から外したら元通りに戻るのだが。
「なら…腕を見て貰えますか?実は入団したばかりでちゃんと団長と訓練した事無かったんですよ。」
「お?休みなのに俺との訓練を志願するとはな!見上げた騎士だ。専属に登用されるだけあるな!よしっ、いい良い だろう。訓練場に行こうか。今なら他の騎士も訓練している時間だ。」
「行きますか。」
龍二は団長の後ろを歩き訓練場へと向かった。訓練場に入ると一斉に騎士達が此方を見た。
「アイツ…女王が専属にした奴だ。」
「初めて見る顔だな。強いのか?」
「ん?おい、アイツ…今から団長と訓練するみたいだぜ!見に行こうや!」
騎士達は訓練を止め、団長と龍二の訓練を見学する事にした様だ。団長もそれについて何も言わなかった。
「良いんですか?彼等。」
「ん?ああ。戦いを見るのも訓練の内だからな。」
「戦いって…。これ、トレーニングですよね?」
団長は真剣を持って龍二に言った。
「勿論。実戦トレーニングだがな。安心しろ。腕の一本位斬り落とされても治癒魔法で治るから。」
「…殺る気満々じゃねぇか!?」
「ハッハッハ!我らが女王様とイチャイチャしてる貴様は騎士団の敵よ。貴様の一物…切り落としてくれるわっ!ふはははははは!」
「「「「殺れぇぇぇぇ!団長ぉぉぉぉぉっ!」」」」
男は全員敵だった。悲しい…。
「本気で来な。俺に簡単に負ける様なら…女王様には悪いが実力不足って事で専属騎士の任を解いて貰う。」
「成る程、俺の実力が知りたい訳ね。始める前に一つ聞いても良いかな?」
「何だ?」
「魔法ってあり?」
団長は驚いていた。
「は?お前…魔法使えるのか?魔法使えるのに魔法師団じゃなく騎士団に入ったってのか?」
「まぁ、はい。で、良いの?」
「ち、ちょっと待て。お前アホだろ。」
「はい?何故です?」
団長は剣を下ろして言った。
「魔法使いが前衛に勝てるかよ。詠唱してる間に斬られて終了だ。魔法を使わせる暇なんてやらねーよ?」
「詠唱…?ああ、そう言う。成る程成る程。ちょっと見てて下さいね?」
「あん?」
龍二は遠くにある的に向かって魔法を放った。
「【クリムゾンフレア】。」
ドゴォォォォォォォォォォォォン!!!
「「「「「………はっ!!?はぁぁぁぁっ!?」」」」」
城が揺れた。騎士達は驚き叫んでいた。
「お、おまっ…!今の…何だ!?」
「は?何って…魔法?」
「んな訳あるかっ!詠唱はどうした!?」
「ああ、俺の魔法は無詠唱なんで。」
「……は?む、無詠唱?」
訓練場の騒ぎを聞きつけ、魔法師団や大臣まで訓練場へと集まって来た。
「い、今の揺れは何じゃ!?」
「さ、先程もの凄い爆発音が!何をしたのですか!?」
龍二が当然の様に言った。
「何をしたって…魔法を無詠唱で試し撃ちしただけだが?」
「「「「「……は?」」」」」
全員が絶句していた。
「む、無詠唱って…。あ、あり得ないですよ。」
「え?出来ないの?もしかして?」
「詠唱省略なら出来ますよ!しかし…無詠唱なんて…。出来るのは大賢者様と呼ばれる御方のみ…。グリフさんっ!貴方、彼を何故騎士団に!ウチに渡しなさいよ!」
「あぁん?そりゃ無理だぜ。」
「な、何故!」
団長は魔法師団長に言った。
「アイツはよ、女王様の専属騎士様よ。つまり、俺やお前と同格って訳。」
「女王様の専属騎士…。か、彼が?」
「おう。」
「ど、何処が騎士ですか!無詠唱で魔法を放つ彼が騎士!?どう見ても魔法使い…。」
龍二は飽きたのか剣を使い武技を披露していた。
「武技…三爪斬っ!!」
一振りで3つの斬擊が飛び、的を3つに切り裂いた。
「「「「おぉぉぉぉぉぉっ。す、すげぇ…。」」」」
「武技を使えるなら騎士だな。」
「あ、あり得ない…。剣も魔法も使えるなんて…。そんなの勇者…はっ!あ、貴方!勇者魔法は!?」
「…勇者魔法?何それ?」
「知らない…、なら使えないのか。となると勇者では無い…。う~ん…。」
実はスキル【勇者魔法】はしっかり持っていたりする。絶対面倒な事になるから人前では使わないけど。
「もう良いだろ、諦めな。コイツは専属騎士。な?」
魔法師団長は龍二に言った。
「こ、今度!時間が出来た時には是非とも魔法師団の所に顔を出して下さいね!」
「へ?え、えぇ。えっと…団長?戦います?」
「は?バカか!あんな魔法食らったら死ぬわ!お前の勝ちで良い!ったく…。」
こうして、城の全員に龍二の強さが広がっていくのであった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。
それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。
14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。
皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。
この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。
※Hシーンは終盤しかありません。
※この話は4部作で予定しています。
【私が欲しいのはこの皇子】
【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】
【放浪の花嫁】
本編は99話迄です。
番外編1話アリ。
※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
異世界転生、防御特化能力で彼女たちを英雄にしようと思ったが、そんな彼女たちには俺が英雄のようだ。
Mです。
ファンタジー
異世界学園バトル。
現世で惨めなサラリーマンをしていた……
そんな会社からの帰り道、「転生屋」という見慣れない怪しげな店を見つける。
その転生屋で新たな世界で生きる為の能力を受け取る。
それを自由イメージして良いと言われた為、せめて、新しい世界では苦しまないようにと防御に突出した能力をイメージする。
目を覚ますと見知らぬ世界に居て……学生くらいの年齢に若返っていて……
現実か夢かわからなくて……そんな世界で出会うヒロイン達に……
特殊な能力が当然のように存在するその世界で……
自分の存在も、手に入れた能力も……異世界に来たって俺の人生はそんなもん。
俺は俺の出来ること……
彼女たちを守り……そして俺はその能力を駆使して彼女たちを英雄にする。
だけど、そんな彼女たちにとっては俺が英雄のようだ……。
※※多少意識はしていますが、主人公最強で無双はなく、普通に苦戦します……流行ではないのは承知ですが、登場人物の個性を持たせるためそのキャラの物語(エピソード)や回想のような場面が多いです……後一応理由はありますが、主人公の年上に対する態度がなってません……、後、私(さくしゃ)の変な癖で「……」が凄く多いです。その変ご了承の上で楽しんで頂けると……Mです。の本望です(どうでもいいですよね…)※※
※※楽しかった……続きが気になると思って頂けた場合、お気に入り登録……このエピソード好みだなとか思ったらコメントを貰えたりすると軽い絶頂を覚えるくらいには喜びます……メンタル弱めなので、誹謗中傷てきなものには怯えていますが、気軽に頂けると嬉しいです。※※
インターネットで異世界無双!?
kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。
その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。
これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる