夢追い人~異世界に飛ばされた残念な男は気ままに暮らす~

夜夢

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第7章 戦争?いや蹂躙だ!

06 戦?何それ?

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    ヴェノムを魔族にした翌日、ヴェノムから話を聞いたガイアス皇子が部屋にやってきた。

「主様!僕も魔族にして下さいっ!」

    愛斗はドン引きだ。

「ガイアス…俺には無理だ…諦めろ…。」

「そ、そんなぁ~!?ぼ、僕って魅力無いですか!?」

「いや、綺麗だと思うよ?だが、性別がな…。」

    ガイアスは服を脱ぎ出した。

「おまっ、何して!?…ん?胸が…少し膨らんでいる?」

「あの…実は僕…女なんです。」

「な!なんだってぇぇぇぇぇっ!?で、でも皇子って!」

「父には私しか子が生まれませんでした。なので、舐められてはいけないと、幼少から男として育てられたのです。ほら、無いでしょう?」

    ガイアスは裸になり、ベッドで足を開いて見せた。

「華奢だなぁとは思っていたが…まさか女だったとはな…。」 

    ガイアスを見て愛斗のアレが反応した。

「そ、それ!僕の裸で!?嬉しいなぁ…♪触っても?」

「…好きにしろ。」

    そう言ったが、愛斗はドキドキしていた。僕っ娘…良きっ!!居るんだなぁ…本当に…って! 

「お前、いきなり咥えるなんて!?」

「はぷっ…♪み、見てたら何か食べたくなって…ダメ…ですか?」

「いや、良い。続けてくれ。」

「はいっ♪僕頑張りますっ!あむっ♪」

    その後何回か口に放った。 

「あの~…なんか身体に魔力が満ちて来ているのですが…。」

「え?上からでもいけんのこれ!?」

「これが魔族化ですか?でも僕…、こっちにも欲しいなって…ダメですか?」

    ガイアスは横になり愛斗を誘った。

「お…おぉぉぉぉぉっ!!」

    その後滅茶苦茶した。

「主様♪僕…主様のモノになりたいです!」

「国はどうするんだ?」

「大丈夫です!この子に譲りますので♪僕…今日授かりやすい日なのです。あれだけしたら…子が出来てる筈ですから。それまでは優秀な親族達に国を任せますよ。」

「成る程、両親の兄弟達か。信用に値する奴等か?」

「大丈夫だと思いますよ。ダメならダメで、この子と僕は主様にお世話になるので…♪」

「抜け目ないな、ガイアス…。」

「えへへ♪僕…夫婦っていうのに憧れてたんですよ♪男として育てられたので、叶うまいと思っていましたが…。今は幸せです♪」

「ガイアス…。」

    愛斗はガイアスを魔族化させ傍におく事にした。 

    次の日、リーゼロット王女が部屋に来た。

「お二人ばかりズルいですわ!私も狙ってたのにぃっ!」

「「リーゼロット王女…あなた…まだ無理じゃない?」」

    2人はリーゼロットに言った。

「な、何故?」

「だって君…まだ子供じゃない?」

「し、失礼なっ!ちゃんと生理はきています!身体だって…!」

    リーゼロットは服を脱ぎ捨てた。バーミラより少し大人っぽいが…ツルペタストーンなボディだった。

「あ、主様だってきっと反応してくださるもの!」

    リーゼロットは愛斗に抱き付いた。

「主様ぁ…私にも下さいませ…。」

    愛斗はガチガチになっていた。

「え…これ…こんなに硬くて大きいのです?」

    2人はこくこくと頷いていた。

「リーゼロット…お前がナンバーワンだ!」

「へ?ひぁぁぁぁぁんっ♪」

    愛斗はまだ幼いリーゼロットをこれでもかと攻めた。

「ふあ…しゅごかった…ぁ♪」

    その後は3人が魔族化するまで精を注ぎ、同じ部屋で暮らした。

「主様?戦が始まるのにこんな事してても良いのです?」

「ん?そうか、ヴェノムはもう良いのか。ならガイアスとリーゼロットと楽しもっかなぁ。」

「ぼ、僕は大歓迎だ。その…もっと繋がっていたい。」

「私も~。すっごく気持ち良いんだもん♪もっと欲しいなぁ~♪」

「なっ!い、戦だぞ、お前達!?正気か!?」

    愛斗はガイアスを抱きながらヴェノムに言った。

「どうせ奴等は結界の前で立ち往生だ。後ろに居るマイン国王の姿が見えるまで待て。見えたら一撃で決めてやるよ。傷を負うのはマイン王国兵だけで十分だろ?」

「一体何をする気なのだ…。」

「それは見てのお楽しみって奴だ。ガイアス、出すぞ?」

「んんんん~っ♪はぁぁ…♪この瞬間がたまらなく好きだぁ~…♪主様ぁ♪」

    その頃、マイン王国軍は…。

「マイン様!ガラテアの街に結界が張られており全く近付けません!」

「何?街に入れないのか?」

「はい。結界に触れた者は黒焦げの死体と化し、魔法でもビクともしません。如何致しましょう?」

「…籠城する気か?面白い。我らは物質の補給が出来るが彼方は補給出来ん。我慢出来ずに結界を解いた時が攻め時だ。前線は3国からの兵を使い街の入り口に張り付かせよ!我が軍は後方で待機だ!期を見て動くぞ!!」

「はっ!」

    マイン王国軍は王の指示に従い、二手に別れた。

「さて…どうする?マナト・シーナ。まさか飢え死にする気ではあるまいな?ははははははっ!!」

    マイン国王は陣を敷き終え笑っていた。

    愛斗は城の最上階に立ち動きを見ていた。

「いやぁ~。バカだな。想像通りに動いてくれて助かるわ。さて、仕上げといきますか。」

    愛斗は一瞬で後方の陣のみに魔法陣を開いた。

「では、さようなら【奈落】。」

    愛斗がそう呪文を唱えると、マイン国王が居た陣が全て暗闇に沈み…飲み込まれた。ヴェノム達3人は唖然としていた。それと、前線に居た3国の兵達はいきなり地面に消えたマイン国王軍を見て混乱していた。

    愛斗は結界を解除し、街の入り口に降り立ち、3国の兵に向かって宣言した。
 
「戦は終わりだ!!マイン国王は死んだ!さらに、此方には3国の王族達が居る!これからお前達に国を返す!王族と共に国を取り戻して来い!良いかぁっ!!」

    それを聞いた兵士達は歓声を上げた。

「おぉぉぉぉぉぉぉっ!!やったぁっ!!」

「国に帰れる!!」

「マナト様!バンザーーーーイ!!!」

    愛斗は兵達に言った。

「喜ぶのはまだ早いぞ?国はかなり疲弊している。ギルドが無くなった事で犯罪者やモンスターも溢れている。仕事は山積みだぞ?死ぬ気で国の為に働け!良いな?」

「「「「おぉぉぉぉぉぉっ!!」」」」

    兵達の士気は高かった。そこに人間の姿に変化させた3人の姫が現れた。

「ヴェノム皇国皇女、【エレオラ・ヴェノム】だ。私は妹に皇女の地位を譲り、これからはグリモアに属する!これにより、終生の不可侵締結とする!異論無いな?」

「「「おぉぉぉぉぉっ!!」」」 

「僕はガイアス帝国皇子【アキュラ・ガイアス】!これから産まれる子に国を託す!それまでは叔父上に国を任せる。僕も、グリモアに属し、これを終生の不可侵締結とする!」

「「「お、おぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」」」

「私はリーゼロット王国王女【エレナ・リーゼロット】だよ~。国は大人達に任せるねっ!私もグリモアに住むからぁ、敵対は無いよっ!良いよね、皆ぁ~?」

「「「ふぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!」」」

    リーゼロットだけ何かおかしいな…。まぁ、良いか。

「今から王族達を連れてくる。少し待っててくれ。」

    愛斗は城に向かい、王族たちの部屋に入る。

「待たせた。今から貴方達を国に帰します。」

「マナト様!この度は…!」

「良いよ、気にしないで。半分は私怨も入ってたからさ。それより、皇女達…本当に貰っても良いんだよな?」

「ほほっ、構いません。寧ろ貰って頂きたいですわ。グリモアとは今後とも末永くお付き合いしたいので…。私ももう少し若ければ…。」

「いや、十分若いじゃないか。残りたいなら残っても良いのだが。いや、寧ろ残って下さい。お願いします。」

「あ、あらあら…。ど、どうしましょう…。」

「構いませんよ、母上。マナト様が望むなら応えませんと。恩人なのですから。」

「そ、そうね?い、良いわよね?ふふっ…マナト様…部屋でお待ちしていますわ♪」

「あざまっす!」

「あら、ヴェノムばかりではズルいですわ。ではガイアスからは私が…♪」

「じゃあ、リーゼロットからは私が残りますわ♪」

「お、おぉぉ…!い、いかん!我を忘れそうだった。」

    愛斗は残ると言った3人の美女を城に残し、他の王族達を兵達の前に連れていった。

「じゃあ皆、国に帰っても大変だろうが、何かあったら力を貸すから遠慮なく頼ってくれ。元気で!」

「「「「ありがとうございましたぁ!!!」」」」

    王族達は兵に守られ、それぞれの国へと帰っていった。

「さて、後始末してくるか。夜には戻る。城で待っていてくれ。」

「「「はいっ!」」」 

    愛斗は1人アクイーレに転移し、マイン王国兵を次々と捕まえて回った。前線に出ていた王国軍は国王が死んだ事を知らされ、グリモアに降伏した。愛斗はマイン王国兵を全員奴隷商人に売り払った。

「坊っちゃん…国を潰すなんて凄い人物だったんですねぇ…。しかも…大量に商品まで…ありがとうございます。」

「コイツらは好きに売り払って良いぜ。値段も二束三文で良いよ。」

「へい、毎度っ。」

    愛斗は売り払った金をアクイーレの長に渡した。

「これで今すぐ冒険者ギルドを呼び戻して欲しい。3国は治安が悪化している事も伝えて欲しい。それでこの件は終いだ。アクイーレはこれからも自由交易都市として頑張ってくれ。」

「マナト様っ!助かります!直ぐに手配致します!」

「頼む。」

    愛斗は全てを片付け、城へと戻るのであった。
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