夢追い人~異世界に飛ばされた残念な男は気ままに暮らす~

夜夢

文字の大きさ
139 / 227
第16章 新学校編

06 ギュスターブ家

しおりを挟む
「おおっ!魔王閣下!お初に御目に掛かります。私がこのギュスターブ家当主、グレイ・ギュスターブと申します。隣は妻のマリアンナ。エリザは…知っているでしょうから省きましょうか。」

    この子…エリザって言うのか。今知ったわ。

「私はこの屋敷の執事長、セバスと申します。では、何かありましたらお呼び下さいませ。扉の外に控えております故。」

「うむ。では魔王様、そちらへお掛け下さい。」

    愛斗は正面のソファーに座る様に促され、エリザと並んで座った。

「それでいきなりですが…娘を妊娠させたと言うのは誠ですかな?」

「ああ、真実だ。」

「成る程、しかし…我が子はエリザのみ…。それも漸く授かった子。簡単にははいどうぞとあげられません。」

「あん?ならどうする?結婚は無しか?」

「お、お父様っ!?」

「いやいや、結婚はして頂いて構いません。が、それだと我が家は途絶えてしまう。なら新しい跡継ぎが必要…そこまでは宜しいですかな?」

「ああ。」

「で、私はもうあっちの方が役立たずでして…。娘との結婚を認める代わり…と言っては何ですが…。私の妻のマリアンナに魔王様の種を頂けませんでしょうか。」

「は、はぁ?お、お前…自分の妻を他人の種で孕ませ様って気か!?気は確かか!?」

    愛斗は驚いていた。

「勿論、確かですとも。妻も望んでおります。立ちなさい、マリアンナ。」

「ええ、アナタ…♪」

    グレイに言われてマリアンナがソファーから立ち上がる。そして、グレイは後ろに回り、マリアンナのスカートを一気に捲し上げた。 

「あぁっ♪」

「見て下さい、魔王様。魔王様を拝見し、情事を想像した妻の秘部がこれです。どうですか?」

    マリアンナの下半身は綺麗にツルツルで、割れ目からは大量の愛液が溢れ出していた。

「エリザから聞きましたわ…♪魔王様のはとても逞しかった…と。グレイは勃起不全でして…。エリザも何とか無理矢理作ったのです。私がお相手ではお嫌でしょうか?」

「嫌って言うか…、良いのか?」

    グレイが愛斗に言った。

「娘の夫ならば私達は最早家族。その家族が困っているのです。どうか私の代わりに妻を満足させてやって下さい!」

    そう言って、グレイは頭を下げた。

「いやまぁ…やるのは構わないんだけどさ。」

「おお、でしたら…!」

「本当に良いんだな?」

「はい…♪エリザを産んでユルくなっているかもしれませんが…♪」

「はぁ、分かったよ。それを受けよう。」

「あ、ありがとうございます!魔王様っ!」

    そこでセバスが扉をノックし入室してきた。

「旦那様、時間です。」

「おぉ、もうそんな時間か。今行く。では…マリアンナ、魔王様の事を任せたぞ?」

「はい、アナタ…♪」

    マリアンナは笑顔で手を振ってグレイを見送った。

「お母様、私もそろそろ身体を休めますわ。先生、お母様を宜しくお願い致しますね?」

「ええ、しっかり休みなさい、エリザ♪では…魔王様、私達は寝室へと参りましょうか…♪」

    そう言って、マリアンナは愛斗に腕を回してきた。エリザより少し大きい胸が微かに当たる。

「分かった、案内してくれ。」

「…っ♪はいっ♪」

    その頃当主は…。

「んっあっあっ♪かたぁいっ♪」

「ふぅっ、女は巨乳に限る…。エリザも巨乳なら反応するのになぁ。俺が勃起不全か…、やれやれ…。これでマリアンナは魔王にハマるだろう。そしたら俺は堂々と浮気出来るってもんだ。はははは、魔王様、感謝いたしますぞっ!」

    そして、マリアンナ達は…。

「って言ってると思うの。酷いと思いません?」

「確かに…事実なら酷いなぁ。こんな良い女を放って女遊びか。」

「前に巨乳のメイドがいたから、あの人が勃起不全じゃ無いって事は分かってるの。あの人は私の身体に興味が沸かないだけ。全く…入り婿の癖に…。」

「あん?ならお前が血筋的にはこの家の?」

「ええ…♪今はあの人が当主をしているけど…、私が孕んだらあの人はもう要らないわ♪あんな巨乳好き…追い出してやるんだからっ!んっ…♪」

    マリアンナは愛斗に跨がり、腰を上下させていた。

「あぁんっ♪こんな逞しいの初めてぇっ♪」

「ふむ、お前の胸…中々良いな。感じやすいのか?」

「あっ♪そんなっ♪そんなに吸っちゃだめぇっ♪魔王様はこんな小さな胸でも愛してくれるのですね…、私の中で喜んでいるのが分かるわ…♪」

「小さかろうが胸は胸だ。大事なのは抱いて気持ち良いか、そうじゃないかだ。お前は…凄く気持ち良いなぁ。気に入ったぞ。夜までたっぷり楽しもうじゃないか。」

「まだ昼…ふふふっ、今日中に私を孕ませるのね?良いわ…♪魔王様…私に貴方の子を授けて下さいな…♪」

「いや、ただ楽しみたかっただけなんだがな。孕むか孕まないかはその時次第、気にせず楽しもうぜ。」

「あんっ♪分かったわ…♪これが本当のえっちなのね…♪凄く…気持ち良いわぁっ♪腰が勝手に求めちゃうのぉっ!んっあっあっ…♪」

「今まで良く我慢したなぁ。これからはたまに来て抱いてやるからな。さ、続きだ。良い声を聞かせてくれよ、マリアンナ。」

「はいっ…魔王さまぁっ♪」

    それから愛斗は夜までマリアンナと繋がり続けた。そして、マリアンナは見事愛斗の子を孕んだ。

    愛斗はマリアンナとエリザに別れを言い、家へと帰った。

    深夜、セバスがマリアンナにある報告をした。

「奥様、グレイの処理…滞りなく終えました。」

「ご苦労様、セバス。明日、皆に報告なさい。夫は事故で死んだとね。そして…私の新しい夫を皆に紹介するとしましょう…♪あぁ、愛斗様っ…♪こんなに好きになってしまうなんて…♪必ず私の夫にしてみせますわっ!セバス、何とかなりません?」

「…相手は魔王様ですからね。しかも…私などより遥かに強い。どうにもなりませんな。正攻法で行くしかないでしょう。」

「そうよねぇ…。ま、今は妊娠出来ただけで満足するとしましょうか。じゃあ、下がって良いわ。」

「はっ。」

    セバスは一礼し退室していった。

「…愛斗様…。あんなにして頂いたのに…もう欲しくなってしまうなんて…。なんて魅力的なのかしら…♪はぁぁ…♪」

    マリアンナは行為を思い返し、自分を慰めていた。

    グレイが死んだ事が発表されたのは丁度出産が終わった頃であった。そして、それはグレイの子では無く、愛斗の子であると、ギュスターブ家は世間に公表したのだった。

「アナタ…、あの話本当なの?ギュスターブ家の奥様を孕ませたって…。」

「ん?ああ、1週間前にな。どうかしたのか?」

「…別れて頂戴。」

「は?何で?」

「金持ちのイザコザに巻き込まれるのが嫌なの。金持ちって人種はどこか頭がおかしいから…弱い部分を見つけたら徹底的にやるわ。私やリオはそれに巻き込まれたくないのよ。こうなった以上、今みたいな生活は無理よ…。我が我が儘を言ってごめんね…。」

    愛斗はミューズに言った。

「すまん、考えが足りなかった様だ。悪かったな、此処での毎日は結構楽しかったよ。もう一緒には暮らせないが…元気でな?何かあったら必ず相談してくれ。良いな、ミューズ。」

「ええ…。何かあったら必ず相談するわ…。今までありがとう、アナタ…。」

    こうして、愛斗はミューズの家を出た。

「金持ちって奴は…。地位や権力、欲に目がくらんだら合法、非合法…なんでもするからな。なぁ、セバス?」

「…いつから?」

「家を出た時からだな。何しに来た。」

「お迎えに参りました。マリアンナ様とエリザ様が子を抱えてお待ちしております。行く場所が無いのであれば是非当屋敷へ。それとも…魔王城に戻られますかな?」

 「今魔王城には真理達が居ないのも知ってんだろう?」 

「はてさて、何の事やら…。直ぐにとは申しません。お決まりになりましたら何時でもいらして下さいませ。では…。」

    そう言って、一礼した後セバスは屋敷へと帰って行った。

「ちっ。何かスッキリしねぇな。あ~あ、金持ち何かに手を出すんじゃ無かったぜ。可愛いんだけどなぁ、黒い部分が多過ぎるわ。…可愛いんだがな。さて、どうしようか。」

    こうして、宿無しとなった愛斗は1人街へと向かうのであった。

しおりを挟む
感想 252

あなたにおすすめの小説

異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。

もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。 異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。 ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。 残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、 同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、 追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、 清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……

老衰で死んだ僕は異世界に転生して仲間を探す旅に出ます。最初の武器は木の棒ですか!? 絶対にあきらめない心で剣と魔法を使いこなします!

菊池 快晴
ファンタジー
10代という若さで老衰により病気で死んでしまった主人公アイレは 「まだ、死にたくない」という願いの通り異世界転生に成功する。  同じ病気で亡くなった親友のヴェルネルとレムリもこの世界いるはずだと アイレは二人を探す旅に出るが、すぐに魔物に襲われてしまう  最初の武器は木の棒!?  そして謎の人物によって明かされるヴェネルとレムリの転生の真実。  何度も心が折れそうになりながらも、アイレは剣と魔法を使いこなしながら 困難に立ち向かっていく。  チート、ハーレムなしの王道ファンタジー物語!  異世界転生は2話目です! キャラクタ―の魅力を味わってもらえると嬉しいです。  話の終わりのヒキを重要視しているので、そこを注目して下さい! ****** 完結まで必ず続けます ***** ****** 毎日更新もします *****  他サイトへ重複投稿しています!

最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした

新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。 「もうオマエはいらん」 勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。 ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。 転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。 勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)

異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~

イノナかノかワズ
ファンタジー
 助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。  *話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。  *他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。  *頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。  *本作の無断転載、無断翻訳、無断利用を禁止します。   小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。 カクヨムにても公開しています。 更新は不定期です。

キャンピングカーで走ってるだけで異世界が平和になるそうです~万物生成系チートスキルを添えて~

サメのおでこ
ファンタジー
手違いだったのだ。もしくは事故。 ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。 木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望むがままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。 そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。 もう一度言う。 手違いだったのだ。もしくは事故。 出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた! そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて―― ※本作は他サイトでも掲載しています

男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。

カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。 今年のメインイベントは受験、 あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。 だがそんな彼は飛行機が苦手だった。 電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?! あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな? 急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。 さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?! 変なレアスキルや神具、 八百万(やおよろず)の神の加護。 レアチート盛りだくさん?! 半ばあたりシリアス 後半ざまぁ。 訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前 お腹がすいた時に食べたい食べ物など 思いついた名前とかをもじり、 なんとか、名前決めてます。     *** お名前使用してもいいよ💕っていう 心優しい方、教えて下さい🥺 悪役には使わないようにします、たぶん。 ちょっとオネェだったり、 アレ…だったりする程度です😁 すでに、使用オッケーしてくださった心優しい 皆様ありがとうございます😘 読んでくださる方や応援してくださる全てに めっちゃ感謝を込めて💕 ありがとうございます💞

【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜

あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」 貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。 しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった! 失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する! 辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。 これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!

猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める

遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】 猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。 そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。 まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。

処理中です...