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第1章 始まりの章
03 枢、惑星デュランドへ
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「うぉぉぉぉぉぉっ!?」
枢は何故か空中を落下していた。
「降ろすなら地面にしろよぉっ!くっ!【飛行】!」
地面スレスレで枢はスキル【飛行】を使い、何とか着地に成功した。
「ったく…。飛べなかったらどうすんだよ!手抜きすぎだぞ宇宙神っ!!」
枢は天に向かって吠えた。が、届く筈もなく、辺りは静寂に包まれていた。
「取り敢えず…ステータスを見ておくか。確かレベル1になったんだっけ?」
枢はステータス画面を開いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
名前:八神 枢
種族:魔族
LV:001
HP:500/500
MP:1,000/1,000
魔法適性:全属性
スキル
・ステータス系スキル
【HP自動回復(大)】【MP自動回復(大)】
【攻撃力増(大)】【魔力増(大)】【蘇生】
【瞬間再生】【全状態異常耐性】
【獲得経験値100倍】
・戦闘系スキル
【創造魔法】【剣神】【拳神】【大魔導】
【全攻撃魔法反射】【物理ダメージ反射】
【想像召喚】
・支援系スキル
【絶対解析】【擬人化】【帰還】【変身】
【叡智】【神眼】【分身】【飛行】
【読心術】【物質創造】【無限収納】
【念話】【盗賊の心得】【近距離転移】
【不老】【環境適応】【スキル作成付与】
【ダンジョン作成】【モンスター作成】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「うん、確かにレベル1だな。最強の。何個かスキル消えて、新しく増えてる気もするが…。宇宙神め、弄ったか?レベルをリセットしたんだ、有り難く受け取っておくか。」
枢はステータスを閉じ、周囲を見渡す。
「しっかし…何処だよ此所…。見た所森の中みたいだが…。落下中はいきなりだったから見てる余裕無かったしなぁ。やれやれだ…。」
《キュイィィッ!キュイィィッ!!》
足に何かが当たっている…気がする。
「何だ、ただのモンスターか。………モンスター!?」
枢の足に角を突き刺そうと頑張る一角兎がいた。
「そうか、普通に何処にでもモンスターが居るんだな。そこら辺はレスティアと変わらないか。取り敢えず…ドライ◯シュートォォォォッ!」
ドゴッ!!
《ギュピィィィィ~……………》
ドガッ、バキバキバキ、ズズーン!
「またつまらぬものを蹴ってしまった…。ってか…どの星も普通にモンスターが居るんだなぁ…。やっぱり地球がある宇宙とは違う宇宙なのかねぇ。ま、今更だけどな。」
枢は近寄って来るモンスターを一蹴しつつ森の中をさ迷っている。先の一角兎を筆頭に雑魚モンスター達が相手の強さも分からず次々と襲い掛かって来ていた。
「だぁぁぁっ!シツケェっ!何だよこの雑魚共はっ!森ごと吹き飛ばすぞ!!」
いい加減イラついて来た枢は爆発寸前だった。
「だ、誰かぁぁぁぁっ!た、助け…きゃうっ!!」
「ん?あれは…襲われてんのかっ!ちっ!」
モンスターが声の主に今にも襲い掛かろうとしている。枢は近距離転移で攻撃を受け取め、モンスターの腹に拳を撃ち込み爆散させた。
「大丈夫か?」
「ひっ!?あ、貴方は!?」
「見ての通り通りすがりの魔族だ。名は八神 枢だ。」
助けた相手はまだ少女で、腕には薬草類が詰まった手籠が下がっていた。
「た、助けてくれてありがとう…ございます。私はこの近くにある集落に住んでいる魔族で【ポプリ】と言います。枢さん…は見た事無い魔族ですが、他の集落から?」
「…まぁそんな所だ。旅に出ようと思ってな。」
少女は服に付いた土を払いつつ、立ち上がって枢に言った。
「そろそろ陽が落ちますし、良かったら私の住む集落まで来ませんか?助けて貰ったお礼もしたいので…。」
「礼は特に必要無いんだが…色々話は聞きたいかな。良かったら案内してくれるか?」
「は、はい!では参りましょう。私に付いて来て下さい。」
枢はポプリに付いて集落に向かった。途中何度かモンスターに出くわしたが、問題など有る訳も無く、2人は無事に集落へと辿り着いた。
「枢さんって…凄く強いのですね?全て一撃で倒すなんて…。」
「いや、相手が弱すぎるんだよ。それよりあれか?集落ってのは。」
「あ、はい!」
枢の前に柵で囲われた集落が現れた。森を切り開いて作られたのだろうか、家は数軒しか無く、雨風を凌ぐのが精一杯といった所。枢は少女に従い集落に向かった。
「ポプリ!無事だったか!帰りが遅かったから心配したぞ!」
「ごめんなさい。実は…」
ポプリは門の前に居た男に事情を説明した。
「成る程、グリズリーベアか。よく無事だったな。枢さんでしたか、ポプリを助けてくれてありがとう!」
「偶々通り掛かっただけさ。礼は要らんよ。」
「枢さんって凄く強いんだよ!一撃でグリズリーベアが消し飛んじゃったんだから!ねっ?」
「い、一撃!?嘘だろ!?」
「嘘じゃないもん!で、お礼がしたくて連れて来ちゃったんだけど入っても良いよね?」
「あ、あぁ。ポプリの恩人だからな。入るのは構わないよ。ほら、お母さんが心配してるから早く顔を見せて来い。」
「うんっ!枢さん、家に案内するね!」
集落に着き安心したのか、ポプリは少々くだけた感じになった。枢はポプリに付いて家に向かった。
「お母さん只今っ!」
「ごほっ、ごほっ…。ポプリ、お帰りなさい。随分遅かったのね…。ごほっ、ごほっ。」
「ごめんなさい。モンスターに襲われ掛けて…。」
「も、モンスターに!?だ、大丈夫だっ…ごほっごほっ。」
「あ~もう。大丈夫だよ。枢さんに助けて貰ったの。」
「枢さん?後ろの方かしら?」
枢は前に出て挨拶した。
「八神 枢だ。偶々襲われていた所に出くわしてな。具合…悪いのか?」
「それは…本当にありがとうございました。私はポプリの母で【ラピス】と申します。最近咳が止まらなくて…。」
「ふむ…。【スキャン】。」
枢は母親の体内を調べる。肺に白い陰が見えた。
「肺を病んでいるな。どれ…【キュアヒーリング】。」
枢はラピスに状態異常回復魔法を掛けた。
「?胸が苦しく無くなった?え?」
「お母さん!治ったの!?」
「え、えぇ。咳も止まったみたい。苦しさが消えたわ。」
「す、凄い凄い!枢さん、回復魔法も使えるの!?」
「回復魔法とは少し違うが、使えるぞ。俺のオリジナル魔法なんだよ。」
ポプリの目がキラキラしていた。
「凄い!私の他にお母さんまで助けてくれるなんて!」
「えぇ、本当に凄いわ…。薬草でも気休めにしかならなかったのに…まさか完治するなんて…。ありがとうございます、枢さん。」
「気にするな。それより…腹が減ったな。朝から何も食べていなかったのを思い出した。」
「あらまぁ…。でしたらお礼に夕飯でも如何です?」
「助かる。是非ともお願いしたい。」
「ふふっ、直ぐに御用意します。彼方で座って待っていて下さいね?ポプリ、手伝ってくれる?」
「う、うんっ!」
ラピスはポプリと2人で釜戸に立ち料理を始めた。待つことしばし…。
「お待たせしました。野菜と兎肉のスープです。どうぞ召し上がって下さい。」
スープは枢の前にしか無かった。
「いや、お前達は食べないのか?」
「生憎素材がそれしか無くて…。私達は干し肉を頂きますので…どうぞ召し上がって下さい。」
ポプリが凄く食べたそうに此方を見ている。
「こんな雰囲気で食べられる程冷たい魔族じゃないんでね、俺は。どれ、【時間停止】。」
枢はスープに時間停止を施し釜戸に立った。
「あの…何を?」
「ラピスは病み上がりだろ?たっぷり栄養を摂れて胃に優しい物を用意してやるよ。ポプリも同じ物でいいよな?」
「え?」
枢は無限倉庫から素材と器具を取り出し、手早く料理を始めた。
「…何か良い匂いがする!」
「う、お腹が鳴りそう…。何を作っているのですか?」
「ふっふっふ、これはシチューと言う料理だ。栄養満点で身体も温まる。ついでにパンも沿えてやろう。」
枢はシチューを2人分用意しテーブルに並べた。
「まぁ食ってくれ。あ、パンを浸して食べても美味いぞ?」
2人は恐る恐るパンに手を伸ばした。
「ふかふかしてる!それに…少し甘い?」
「本当ですね…、いい香りもします。では…。」
2人はパンをシチューに浸して口に含んだ。
「んっ!んんん~っ!美味しいっ!」
「あらあらまぁまぁ♪これは…美味しいですね!」
「良かった、口に合ったみたいだな。では俺も…。」
枢はスープに掛けた魔法を解除し、口に含んだ。
「うん、美味い。素材の味が生きているな。塩加減も丁度良い。美味しいよ、ラピス。」
「あ…ありがとう…ございます。」
ラピスは何故か頬を赤らめていた。
「お母さん、赤くなってどう…あ、もしかして枢さんの事…」
「ぽ、ポプリ!」
「あ~、もっと赤くなった♪枢さん、強いし料理出来るし、格好良いし…好きになったんでしょ?」
「も、もう!あまりからかわないで頂戴っ!」
こうして、枢は無事にデュランドで初のコンタクトを済ませたのであった。
枢は何故か空中を落下していた。
「降ろすなら地面にしろよぉっ!くっ!【飛行】!」
地面スレスレで枢はスキル【飛行】を使い、何とか着地に成功した。
「ったく…。飛べなかったらどうすんだよ!手抜きすぎだぞ宇宙神っ!!」
枢は天に向かって吠えた。が、届く筈もなく、辺りは静寂に包まれていた。
「取り敢えず…ステータスを見ておくか。確かレベル1になったんだっけ?」
枢はステータス画面を開いた。
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名前:八神 枢
種族:魔族
LV:001
HP:500/500
MP:1,000/1,000
魔法適性:全属性
スキル
・ステータス系スキル
【HP自動回復(大)】【MP自動回復(大)】
【攻撃力増(大)】【魔力増(大)】【蘇生】
【瞬間再生】【全状態異常耐性】
【獲得経験値100倍】
・戦闘系スキル
【創造魔法】【剣神】【拳神】【大魔導】
【全攻撃魔法反射】【物理ダメージ反射】
【想像召喚】
・支援系スキル
【絶対解析】【擬人化】【帰還】【変身】
【叡智】【神眼】【分身】【飛行】
【読心術】【物質創造】【無限収納】
【念話】【盗賊の心得】【近距離転移】
【不老】【環境適応】【スキル作成付与】
【ダンジョン作成】【モンスター作成】
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「うん、確かにレベル1だな。最強の。何個かスキル消えて、新しく増えてる気もするが…。宇宙神め、弄ったか?レベルをリセットしたんだ、有り難く受け取っておくか。」
枢はステータスを閉じ、周囲を見渡す。
「しっかし…何処だよ此所…。見た所森の中みたいだが…。落下中はいきなりだったから見てる余裕無かったしなぁ。やれやれだ…。」
《キュイィィッ!キュイィィッ!!》
足に何かが当たっている…気がする。
「何だ、ただのモンスターか。………モンスター!?」
枢の足に角を突き刺そうと頑張る一角兎がいた。
「そうか、普通に何処にでもモンスターが居るんだな。そこら辺はレスティアと変わらないか。取り敢えず…ドライ◯シュートォォォォッ!」
ドゴッ!!
《ギュピィィィィ~……………》
ドガッ、バキバキバキ、ズズーン!
「またつまらぬものを蹴ってしまった…。ってか…どの星も普通にモンスターが居るんだなぁ…。やっぱり地球がある宇宙とは違う宇宙なのかねぇ。ま、今更だけどな。」
枢は近寄って来るモンスターを一蹴しつつ森の中をさ迷っている。先の一角兎を筆頭に雑魚モンスター達が相手の強さも分からず次々と襲い掛かって来ていた。
「だぁぁぁっ!シツケェっ!何だよこの雑魚共はっ!森ごと吹き飛ばすぞ!!」
いい加減イラついて来た枢は爆発寸前だった。
「だ、誰かぁぁぁぁっ!た、助け…きゃうっ!!」
「ん?あれは…襲われてんのかっ!ちっ!」
モンスターが声の主に今にも襲い掛かろうとしている。枢は近距離転移で攻撃を受け取め、モンスターの腹に拳を撃ち込み爆散させた。
「大丈夫か?」
「ひっ!?あ、貴方は!?」
「見ての通り通りすがりの魔族だ。名は八神 枢だ。」
助けた相手はまだ少女で、腕には薬草類が詰まった手籠が下がっていた。
「た、助けてくれてありがとう…ございます。私はこの近くにある集落に住んでいる魔族で【ポプリ】と言います。枢さん…は見た事無い魔族ですが、他の集落から?」
「…まぁそんな所だ。旅に出ようと思ってな。」
少女は服に付いた土を払いつつ、立ち上がって枢に言った。
「そろそろ陽が落ちますし、良かったら私の住む集落まで来ませんか?助けて貰ったお礼もしたいので…。」
「礼は特に必要無いんだが…色々話は聞きたいかな。良かったら案内してくれるか?」
「は、はい!では参りましょう。私に付いて来て下さい。」
枢はポプリに付いて集落に向かった。途中何度かモンスターに出くわしたが、問題など有る訳も無く、2人は無事に集落へと辿り着いた。
「枢さんって…凄く強いのですね?全て一撃で倒すなんて…。」
「いや、相手が弱すぎるんだよ。それよりあれか?集落ってのは。」
「あ、はい!」
枢の前に柵で囲われた集落が現れた。森を切り開いて作られたのだろうか、家は数軒しか無く、雨風を凌ぐのが精一杯といった所。枢は少女に従い集落に向かった。
「ポプリ!無事だったか!帰りが遅かったから心配したぞ!」
「ごめんなさい。実は…」
ポプリは門の前に居た男に事情を説明した。
「成る程、グリズリーベアか。よく無事だったな。枢さんでしたか、ポプリを助けてくれてありがとう!」
「偶々通り掛かっただけさ。礼は要らんよ。」
「枢さんって凄く強いんだよ!一撃でグリズリーベアが消し飛んじゃったんだから!ねっ?」
「い、一撃!?嘘だろ!?」
「嘘じゃないもん!で、お礼がしたくて連れて来ちゃったんだけど入っても良いよね?」
「あ、あぁ。ポプリの恩人だからな。入るのは構わないよ。ほら、お母さんが心配してるから早く顔を見せて来い。」
「うんっ!枢さん、家に案内するね!」
集落に着き安心したのか、ポプリは少々くだけた感じになった。枢はポプリに付いて家に向かった。
「お母さん只今っ!」
「ごほっ、ごほっ…。ポプリ、お帰りなさい。随分遅かったのね…。ごほっ、ごほっ。」
「ごめんなさい。モンスターに襲われ掛けて…。」
「も、モンスターに!?だ、大丈夫だっ…ごほっごほっ。」
「あ~もう。大丈夫だよ。枢さんに助けて貰ったの。」
「枢さん?後ろの方かしら?」
枢は前に出て挨拶した。
「八神 枢だ。偶々襲われていた所に出くわしてな。具合…悪いのか?」
「それは…本当にありがとうございました。私はポプリの母で【ラピス】と申します。最近咳が止まらなくて…。」
「ふむ…。【スキャン】。」
枢は母親の体内を調べる。肺に白い陰が見えた。
「肺を病んでいるな。どれ…【キュアヒーリング】。」
枢はラピスに状態異常回復魔法を掛けた。
「?胸が苦しく無くなった?え?」
「お母さん!治ったの!?」
「え、えぇ。咳も止まったみたい。苦しさが消えたわ。」
「す、凄い凄い!枢さん、回復魔法も使えるの!?」
「回復魔法とは少し違うが、使えるぞ。俺のオリジナル魔法なんだよ。」
ポプリの目がキラキラしていた。
「凄い!私の他にお母さんまで助けてくれるなんて!」
「えぇ、本当に凄いわ…。薬草でも気休めにしかならなかったのに…まさか完治するなんて…。ありがとうございます、枢さん。」
「気にするな。それより…腹が減ったな。朝から何も食べていなかったのを思い出した。」
「あらまぁ…。でしたらお礼に夕飯でも如何です?」
「助かる。是非ともお願いしたい。」
「ふふっ、直ぐに御用意します。彼方で座って待っていて下さいね?ポプリ、手伝ってくれる?」
「う、うんっ!」
ラピスはポプリと2人で釜戸に立ち料理を始めた。待つことしばし…。
「お待たせしました。野菜と兎肉のスープです。どうぞ召し上がって下さい。」
スープは枢の前にしか無かった。
「いや、お前達は食べないのか?」
「生憎素材がそれしか無くて…。私達は干し肉を頂きますので…どうぞ召し上がって下さい。」
ポプリが凄く食べたそうに此方を見ている。
「こんな雰囲気で食べられる程冷たい魔族じゃないんでね、俺は。どれ、【時間停止】。」
枢はスープに時間停止を施し釜戸に立った。
「あの…何を?」
「ラピスは病み上がりだろ?たっぷり栄養を摂れて胃に優しい物を用意してやるよ。ポプリも同じ物でいいよな?」
「え?」
枢は無限倉庫から素材と器具を取り出し、手早く料理を始めた。
「…何か良い匂いがする!」
「う、お腹が鳴りそう…。何を作っているのですか?」
「ふっふっふ、これはシチューと言う料理だ。栄養満点で身体も温まる。ついでにパンも沿えてやろう。」
枢はシチューを2人分用意しテーブルに並べた。
「まぁ食ってくれ。あ、パンを浸して食べても美味いぞ?」
2人は恐る恐るパンに手を伸ばした。
「ふかふかしてる!それに…少し甘い?」
「本当ですね…、いい香りもします。では…。」
2人はパンをシチューに浸して口に含んだ。
「んっ!んんん~っ!美味しいっ!」
「あらあらまぁまぁ♪これは…美味しいですね!」
「良かった、口に合ったみたいだな。では俺も…。」
枢はスープに掛けた魔法を解除し、口に含んだ。
「うん、美味い。素材の味が生きているな。塩加減も丁度良い。美味しいよ、ラピス。」
「あ…ありがとう…ございます。」
ラピスは何故か頬を赤らめていた。
「お母さん、赤くなってどう…あ、もしかして枢さんの事…」
「ぽ、ポプリ!」
「あ~、もっと赤くなった♪枢さん、強いし料理出来るし、格好良いし…好きになったんでしょ?」
「も、もう!あまりからかわないで頂戴っ!」
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