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第1章 始まりの章
16 引っ越しと貨幣制度
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宴の片付けをし、昼頃、皆が頭を抱えながら町の中心に集まっていた。
「うぅ…飲み過ぎた…頭いてぇ…。」
「それより…眠いわ…。泥の様に眠りたい。」
「皆、今日は新しい門出よ!シャキッとしなさい?」
マーレは艶々な表情で民達の前に立っていた。
「代表、全然姿が見えませんでしたが…何処にいたんですか?」
「つ、疲れたから家で休んでたのよ。それより…皆、忘れ物は無い?此処を離れたらもう帰って来れないのですから、注意してね?」
民達は荷物を再確認し、忘れ物は無いとマーレに告げた。
「では…枢様、参りましょうか♪」
「うむ。よ~し、全員手を繋いで絶対離すなよ?良いか?」
「「「「「はいっ!」」」」」
「よし、じゃあ…【転移】!」
枢は集落の民を連れ、町へと帰還した。
「マーレ、民達に好きな家を。」
「はい、お任せ下さい。皆様、私に付いて来て下さい。各自の家に案内致します。それと、町の設備についても説明致しますので。」
「「「「はいっ!」」」」
「あ、リンダは別な。」
「はい?あ、もしかして…私は枢さんのお家ですか?」
「違う。リンダは料理が出来るだろ?だからさ、親が居ない子供達の面倒を見て欲しいんだ。孤児院で暮らして貰えるか?」
「それが枢さんのお願いでしたら喜んで…♪ですが…私も自分の子が欲しいですわ。私のお願い…聞いて頂けます?」
「分かったよ。今夜空けといてな。」
「~♪はいっ♪」
枢はリンダを孤児院に連れていき子供達に会わせた。子供達はおっとりとしたリンダを気に入り、直ぐになついた。
「じゃあ、またな。リンダ、頼んだぞ?」
「はい。ではまた夜に…♪」
枢はリンダを孤児院におき、ミカサを探しに向かった。
「あ、枢さん。あの話、皆やる気ですよ。」
「そうか、では詳しい話をしよう。これから出す店に行ってな?」
枢はダンジョン近くに店舗を作り、そこをミカサ達に任せる事にした。
「良いか?先ずは銅貨、銀貨、金貨を作る。銅貨が10枚で銀貨1枚。銀貨100枚で金貨1枚な。此処までは大丈夫か?」
「うん。続けて?」
「うむ。基本はダンジョンから出る素材の買い取り、後は買い取った物を欲しい客に売る。買い取りは適正価格で、売る時は何割か高く売ってもいい。儲けが出ないと店としても成り立たないからな。」
「要は買い取りは正しく、欲がる客には儲けを考えて少し高めに売るって事ね?」
「そうだ、価値が高い物や数が少ない物はそれなりに高くしても売れる。そして、数が沢山ある物や回転率が高い物はほんの少し高くするだけでも儲けが出る。匙加減はミカサに任せる。ライム、ミカサから算術を習っておけよ?」
「え?枢から教わったのだけじゃ足りないの?」
「足りないな。和と差、更に積と商も必要になるだろう。ミカサ、教えられるか?」
ミカサはライムを見ながら言った。
「やる気次第かな?」
「覚えたら枢の役に立つ?」
「ああ、店と貨幣制度にはどうしても必要だ。覚えてくれると助かる。」
「ん、じゃ覚える。ミカサ、宜しくね?」
「はいは~い。あ、店を開いたとして、お客さんには誰が説明するの?」
「貨幣制度については後で俺が町に映像を流す。と、同時に各家庭に説明書きを送付する。安心してくれ。それとミカサ。」
「ん?」
「またあのスキル頼めるか?」
ミカサはニコッと笑って枢に言った。
「良いよ?ただし…今日やったら大変な事になっちゃうかもしれないけど…良い?」
「大変な事?あ。成る程。構わんさ。2階居住スペースがある。説明するから来てくれ。」
「にひひ、好きだねぇ、枢さん。皆、ちょっと住む場所の説明聞いてくるから、店のレイアウト話し合っておいてね?」
「ミカサ~、バレてんのよ。枢さん、ミカサにアレ使われたでしょ?一回やったら必ずハマるんだよね。やりすぎは身体に悪いよ?」
「問題ないな。仮に…この場にいる全員を相手にしても全く問題ない。って訳だ。行こうか、ミカサ。」
「確かめてあげるよ~。じゃあ、皆、後宜しく~♪」
2人は2階へと消えていった。
「全員だって。本当かな?」
「本当よ?私一晩中やられたもん。お陰でお腹こんななってるけどね~。」
「今度お願いしようかな。女に生まれたからには一度は…ねぇ?」
「確かに。今度お願いしてみよ。さて、店…どんな感じにする?」
それからミカサの仲間達は店について話し合いをした。その頃、枢はミカサと激しくぶつかり合っていた。
「こ、これ以上はダメだって!本当に…良いのっ!?」
「良いから続けてるんだろうが。お前はこれから大事な役目を担うんだ。万が一にも手放したくないからな。離れられない様にたっぷりと教えてやらないと。」
「…もう離れられないよ。言ったでしょ?貴方にしか使わないって。気に入ってくれた?」
「そりゃ勿論。このまま仕込んじまうが、良いよな?」
「う~ん…、ちゃんと愛してくれるなら良いよ?能力とか別にして、私自身をちゃんと見て決めて?」
「最初から見てるっつ~の。愛してるからまたこうやって来てるんだよ。つ~訳でな?」
「…うん、いつでも良いよ♪」
それから暫くして2人は腕を組ながら下に降りて来た。
「「「長いわっ!それに全部聞こえてんのよ!」」」
ミカサの仲間達は顔を真っ赤にしながらもじもじしていた。
「枢、やっちゃえば?これじゃ話なんか纏まらないわよ?」
「いや、俺は構わないが…お前達は良いのか?」
「今構わないって言った?」
「うん、聞いた。枢さん、私達にも2階案内してくれます?」
「ライム、今の内に算術スキル貰っておけ。基礎は教えた。ミカサに習えば覚えるだろう。じゃあな。」
「ほら、行きますよ~♪」
枢は再び2階へと連れていかれた。そして、その日枢が下に降りて来ることは無かった。
翌日、枢は家に戻り、長に貨幣制度を敷く事を話した。
「成る程、モノの代わりにこのコインで買う、そう言う事じゃな?」
「お、理解が早いな。そう言う事だ。コインは俺が作るよ。後、ダンジョンの宝からも出る様に調整しとくわ。長は住民達から質問が来たら教えてやって欲しい。」
「うむ。任された。それ位なら御安い御用じゃ。しかし…もう凡そ600名か。この調子で最後まで頑張るのじゃぞ?」
「ああ、色々問題だらけだが…順調に集まっている。ただなぁ、これまでの2つの集落、どっちも長に問題があったんだよな。」
「…権力を持つと変わるからの。儂は規模が小さい集落で皆家族じゃと思っていたから観覧かったが…。規模が大きくなるごとにより顕著になるじゃろうて。」
「権力が人を変える…か。確かにな。はぁあ、面倒だなぁ。」
「それでも…やるんじゃろ?」
「ああ、不幸な奴等は見たくないからな。もうちょっと頑張ってみるさ。」
「うむ。疲れたらラピスに癒して貰うと良いわ。」
「あぁ、じゃ、またな?」
枢は長の家を後にした。
「さて、後は住民達に説明だな。」
枢は町の上空にビジョンで映像を開き、貨幣制度実施について説明をするのであった。
「うぅ…飲み過ぎた…頭いてぇ…。」
「それより…眠いわ…。泥の様に眠りたい。」
「皆、今日は新しい門出よ!シャキッとしなさい?」
マーレは艶々な表情で民達の前に立っていた。
「代表、全然姿が見えませんでしたが…何処にいたんですか?」
「つ、疲れたから家で休んでたのよ。それより…皆、忘れ物は無い?此処を離れたらもう帰って来れないのですから、注意してね?」
民達は荷物を再確認し、忘れ物は無いとマーレに告げた。
「では…枢様、参りましょうか♪」
「うむ。よ~し、全員手を繋いで絶対離すなよ?良いか?」
「「「「「はいっ!」」」」」
「よし、じゃあ…【転移】!」
枢は集落の民を連れ、町へと帰還した。
「マーレ、民達に好きな家を。」
「はい、お任せ下さい。皆様、私に付いて来て下さい。各自の家に案内致します。それと、町の設備についても説明致しますので。」
「「「「はいっ!」」」」
「あ、リンダは別な。」
「はい?あ、もしかして…私は枢さんのお家ですか?」
「違う。リンダは料理が出来るだろ?だからさ、親が居ない子供達の面倒を見て欲しいんだ。孤児院で暮らして貰えるか?」
「それが枢さんのお願いでしたら喜んで…♪ですが…私も自分の子が欲しいですわ。私のお願い…聞いて頂けます?」
「分かったよ。今夜空けといてな。」
「~♪はいっ♪」
枢はリンダを孤児院に連れていき子供達に会わせた。子供達はおっとりとしたリンダを気に入り、直ぐになついた。
「じゃあ、またな。リンダ、頼んだぞ?」
「はい。ではまた夜に…♪」
枢はリンダを孤児院におき、ミカサを探しに向かった。
「あ、枢さん。あの話、皆やる気ですよ。」
「そうか、では詳しい話をしよう。これから出す店に行ってな?」
枢はダンジョン近くに店舗を作り、そこをミカサ達に任せる事にした。
「良いか?先ずは銅貨、銀貨、金貨を作る。銅貨が10枚で銀貨1枚。銀貨100枚で金貨1枚な。此処までは大丈夫か?」
「うん。続けて?」
「うむ。基本はダンジョンから出る素材の買い取り、後は買い取った物を欲しい客に売る。買い取りは適正価格で、売る時は何割か高く売ってもいい。儲けが出ないと店としても成り立たないからな。」
「要は買い取りは正しく、欲がる客には儲けを考えて少し高めに売るって事ね?」
「そうだ、価値が高い物や数が少ない物はそれなりに高くしても売れる。そして、数が沢山ある物や回転率が高い物はほんの少し高くするだけでも儲けが出る。匙加減はミカサに任せる。ライム、ミカサから算術を習っておけよ?」
「え?枢から教わったのだけじゃ足りないの?」
「足りないな。和と差、更に積と商も必要になるだろう。ミカサ、教えられるか?」
ミカサはライムを見ながら言った。
「やる気次第かな?」
「覚えたら枢の役に立つ?」
「ああ、店と貨幣制度にはどうしても必要だ。覚えてくれると助かる。」
「ん、じゃ覚える。ミカサ、宜しくね?」
「はいは~い。あ、店を開いたとして、お客さんには誰が説明するの?」
「貨幣制度については後で俺が町に映像を流す。と、同時に各家庭に説明書きを送付する。安心してくれ。それとミカサ。」
「ん?」
「またあのスキル頼めるか?」
ミカサはニコッと笑って枢に言った。
「良いよ?ただし…今日やったら大変な事になっちゃうかもしれないけど…良い?」
「大変な事?あ。成る程。構わんさ。2階居住スペースがある。説明するから来てくれ。」
「にひひ、好きだねぇ、枢さん。皆、ちょっと住む場所の説明聞いてくるから、店のレイアウト話し合っておいてね?」
「ミカサ~、バレてんのよ。枢さん、ミカサにアレ使われたでしょ?一回やったら必ずハマるんだよね。やりすぎは身体に悪いよ?」
「問題ないな。仮に…この場にいる全員を相手にしても全く問題ない。って訳だ。行こうか、ミカサ。」
「確かめてあげるよ~。じゃあ、皆、後宜しく~♪」
2人は2階へと消えていった。
「全員だって。本当かな?」
「本当よ?私一晩中やられたもん。お陰でお腹こんななってるけどね~。」
「今度お願いしようかな。女に生まれたからには一度は…ねぇ?」
「確かに。今度お願いしてみよ。さて、店…どんな感じにする?」
それからミカサの仲間達は店について話し合いをした。その頃、枢はミカサと激しくぶつかり合っていた。
「こ、これ以上はダメだって!本当に…良いのっ!?」
「良いから続けてるんだろうが。お前はこれから大事な役目を担うんだ。万が一にも手放したくないからな。離れられない様にたっぷりと教えてやらないと。」
「…もう離れられないよ。言ったでしょ?貴方にしか使わないって。気に入ってくれた?」
「そりゃ勿論。このまま仕込んじまうが、良いよな?」
「う~ん…、ちゃんと愛してくれるなら良いよ?能力とか別にして、私自身をちゃんと見て決めて?」
「最初から見てるっつ~の。愛してるからまたこうやって来てるんだよ。つ~訳でな?」
「…うん、いつでも良いよ♪」
それから暫くして2人は腕を組ながら下に降りて来た。
「「「長いわっ!それに全部聞こえてんのよ!」」」
ミカサの仲間達は顔を真っ赤にしながらもじもじしていた。
「枢、やっちゃえば?これじゃ話なんか纏まらないわよ?」
「いや、俺は構わないが…お前達は良いのか?」
「今構わないって言った?」
「うん、聞いた。枢さん、私達にも2階案内してくれます?」
「ライム、今の内に算術スキル貰っておけ。基礎は教えた。ミカサに習えば覚えるだろう。じゃあな。」
「ほら、行きますよ~♪」
枢は再び2階へと連れていかれた。そして、その日枢が下に降りて来ることは無かった。
翌日、枢は家に戻り、長に貨幣制度を敷く事を話した。
「成る程、モノの代わりにこのコインで買う、そう言う事じゃな?」
「お、理解が早いな。そう言う事だ。コインは俺が作るよ。後、ダンジョンの宝からも出る様に調整しとくわ。長は住民達から質問が来たら教えてやって欲しい。」
「うむ。任された。それ位なら御安い御用じゃ。しかし…もう凡そ600名か。この調子で最後まで頑張るのじゃぞ?」
「ああ、色々問題だらけだが…順調に集まっている。ただなぁ、これまでの2つの集落、どっちも長に問題があったんだよな。」
「…権力を持つと変わるからの。儂は規模が小さい集落で皆家族じゃと思っていたから観覧かったが…。規模が大きくなるごとにより顕著になるじゃろうて。」
「権力が人を変える…か。確かにな。はぁあ、面倒だなぁ。」
「それでも…やるんじゃろ?」
「ああ、不幸な奴等は見たくないからな。もうちょっと頑張ってみるさ。」
「うむ。疲れたらラピスに癒して貰うと良いわ。」
「あぁ、じゃ、またな?」
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