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第4章 侵略
第46話 水竜泣く
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ダンジョンアタックから帰ってから後、水竜は激しく落ち込んでいた。
「ふ……ふふふ……。私だけ~……。レア無し~……。あは……あははは……はぁぁぁ……しくしく……」
復路ではコツを知った二人が容赦なくクリティカルヒットでボスにトドメをさし、それぞれレアアイテムを獲得する。復路でも一番稼いだのはアース。二番手に火竜、三番手に少々ミスった風竜。そして、一人コツを知らない調子に乗りまくっていた水竜が大きく引き離され大敗を喫したのだった。
「……私ってこんなに運が悪かったのかしら……。はぁ……、召し使いよりそっちの方が落ち込むわぁ……」
「や~い水竜の不幸女~」
「なぁぁぁんですってぇぇぇぇぇぇっ!!」
からかってきた風竜に水竜がぶち切れる。
「な、なんだよ! 召し使いの癖にご主人様に逆らうのか!? 竜のプライドはないの!?」
「ぐぬぬぬぬ……! 怪しいっ! あんた……往路では私より下だった癖にっ! 絶対怪しいっ!!」
「あ、怪しいってなんだよ! 宝箱の中身は運次第! 召し使いになりたくないからって難癖つけるのはやめて欲しいねっ!」
ぐぅの音も出ない水竜。そこで火竜が口を開く。
「まぁ、確かに復路ではちっと裏技使ったがよ」
「裏技!?」
「ああ。アースから聞いたんだよ、レアなお宝の出し方をな」
「な、なぁぁぁぁんですってぇぇぇぇぇぇっ!!」
それを聞いた瞬間、風竜は地に転がった。硬派な火竜ならではの発言だったが、日頃の鬱憤を晴らそうとした風竜はその煽りでボッコボコにされていた。
「やっぱりズルじゃない! 召し使いなんて無効よ無効! それとアース! 私にだけ黙ってるなんて良い度胸じゃないのっ! 一度アースにはしっかり教育しなきゃならないようねぇぇぇぇっ!」
そう言い水竜が飛び掛かってきた。
「【アースウォール】」
「んべっ!?」
水竜はアースの出した土の壁に顔面から激突した。
「アァァァァァァァァァァァス!! もう許さないわよっ!! 姉の怖さをその身に叩き込んでやるわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
水竜が本気でアースに襲い掛かる。
「あぁぁぁぁぁぁぁっ!! 【ウォーターサイクロン】!!」
「【ロックストーム】!」
水の竜巻と岩の竜巻が二人の間でぶつかり、相殺される。
「や、やるじゃない! なら……【スチームバースト】!!」
「【アイアンウォール】」
アースは水竜の水蒸気爆発を土に含まれる鉄分から作り出した鉄の壁で水竜ごと囲み、自爆させた。
「アース、なかなかやるじゃん」
「属性相性なら俺の方が有利だからね。悪いけどよほど差がなきゃ俺の負けはないよ。【解除】」
アースが鉄の壁を解除すると、自分の技に巻き込まれた水竜が地べたに仰向けて転がっているのが見えた。
「ありえなぃぃぃぃぃぃぃぃっ! なんで私が年下のアースなんかに負けなきゃなんないのさぁぁぁぁぁっ!」
「修行が足りないんじゃない、アクア姉さん?」
「そんなわけないっ! ゴッデス大陸から帰って来てから父さんたちと修行したんだから!」
アースは言った。
「短期間だけでしょ? 俺は限界突破してからもたまに父さんたち二人と修行してたからね。最初はやられっぱなしだったけどさ、今では二人の合体技まで耐えられるようになったよ?」
「……あ、あれに耐える!? この大地をメチャクチャに破壊したあの技に!?」
これには火竜も驚いていた。ちなみに風竜はまだ死んでいる。
「アース。お前……、まさかその若さで極めたのか?」
「いや、まだかな。最近俺のレベルも上がらなくなってきてさ、あと少しだと思うんだけどまだ極めるまではいってないかな」
「そ、そうか。ならアース、お前には親父たちの本当の名を教えてやろう」
火竜は両親について語り始めた。
「親父たちは長い竜生でレベルを上限まであげきった。竜がレベルを上限まであげると名が変わる。親父は魔竜と名乗っているが、それは魔竜の名が歴史上深く根付いているからにすぎない。親父の本当の名は真魔竜。そして同じ理由でお袋は極天竜を冠しているのだ」
「真魔竜に極天竜……」
「ああ。もはやあの二人は次元の違う強さを身につけている。その二人に肉薄する強さを誇るお前もそのうち竜の頂へと到達するだろうよ」
「竜の頂かぁ……。あんまり興味はないかなぁ」
「ははっ、安心しろ。頂に至るには限界突破より遥かに修行を重ね、永き時自分を追い込まなきゃならない。産まれて二十年ちょっとで到達出来るほど頂は低くないぜ。だが……少なくとも俺らよりは遥かに上にいる。ちっ、兄として面目が立たねぇぜ」
竜の頂。そこに至るために両親はどれだけ永き時を費やし、己が身を鍛えたのだろうか。アースは単純に両親を尊敬するのだった。
「うぅぅ、弟に負けたぁぁぁぁぁっ! うわぁぁぁぁぁぁん! もうお姉ちゃん生きてる価値ないぃぃぃぃぃぃっ!」
復活した水竜がその場で号泣し始めた。
「ね、姉さん!?」
「アース、後は任せた。俺は風竜と荷物整理してくっからよ、じゃあな!」
「あ、兄さん!?」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」
水竜はまるで子供のように泣きじゃくっていた。
「ね、姉さん! ほら、修行すれば大丈夫だから! それに、俺と姉さんの属性じゃ俺の方が有利だしさ!」
「ぐすっ、なら……風竜ならアースに勝てるって言うの?」
アースはその問いに沈黙し、慎重に口を開く。
「い、今のヴァン兄さんには負ける気はしないよ。壁にそよ風を向けても倒れないのと一緒でさ」
「やっぱり属性なんて関係ないじゃないのさぁぁぁぁぁぁぁっ! アースのバカァァァァァァァァッ!」
「だぁぁぁぁっ、もう! なら修行すれば良いじゃん! そもそも姉さんたちが強かったらゴッデス大陸は守れたんじゃん!」
「あぁぁぁぁぁぁぁっ、アースが私達の事弱虫扱いしたぁぁぁぁぁぁぁっ! 年下の癖にっ! 弟の癖にぃぃぃぃぃぃぃっ!」
アースは思った。
(なんって面倒臭い奴なんだコイツ!?)
アースは泣きじゃくる水竜を冷めた目で見つめるのであった。
「ふ……ふふふ……。私だけ~……。レア無し~……。あは……あははは……はぁぁぁ……しくしく……」
復路ではコツを知った二人が容赦なくクリティカルヒットでボスにトドメをさし、それぞれレアアイテムを獲得する。復路でも一番稼いだのはアース。二番手に火竜、三番手に少々ミスった風竜。そして、一人コツを知らない調子に乗りまくっていた水竜が大きく引き離され大敗を喫したのだった。
「……私ってこんなに運が悪かったのかしら……。はぁ……、召し使いよりそっちの方が落ち込むわぁ……」
「や~い水竜の不幸女~」
「なぁぁぁんですってぇぇぇぇぇぇっ!!」
からかってきた風竜に水竜がぶち切れる。
「な、なんだよ! 召し使いの癖にご主人様に逆らうのか!? 竜のプライドはないの!?」
「ぐぬぬぬぬ……! 怪しいっ! あんた……往路では私より下だった癖にっ! 絶対怪しいっ!!」
「あ、怪しいってなんだよ! 宝箱の中身は運次第! 召し使いになりたくないからって難癖つけるのはやめて欲しいねっ!」
ぐぅの音も出ない水竜。そこで火竜が口を開く。
「まぁ、確かに復路ではちっと裏技使ったがよ」
「裏技!?」
「ああ。アースから聞いたんだよ、レアなお宝の出し方をな」
「な、なぁぁぁぁんですってぇぇぇぇぇぇっ!!」
それを聞いた瞬間、風竜は地に転がった。硬派な火竜ならではの発言だったが、日頃の鬱憤を晴らそうとした風竜はその煽りでボッコボコにされていた。
「やっぱりズルじゃない! 召し使いなんて無効よ無効! それとアース! 私にだけ黙ってるなんて良い度胸じゃないのっ! 一度アースにはしっかり教育しなきゃならないようねぇぇぇぇっ!」
そう言い水竜が飛び掛かってきた。
「【アースウォール】」
「んべっ!?」
水竜はアースの出した土の壁に顔面から激突した。
「アァァァァァァァァァァァス!! もう許さないわよっ!! 姉の怖さをその身に叩き込んでやるわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
水竜が本気でアースに襲い掛かる。
「あぁぁぁぁぁぁぁっ!! 【ウォーターサイクロン】!!」
「【ロックストーム】!」
水の竜巻と岩の竜巻が二人の間でぶつかり、相殺される。
「や、やるじゃない! なら……【スチームバースト】!!」
「【アイアンウォール】」
アースは水竜の水蒸気爆発を土に含まれる鉄分から作り出した鉄の壁で水竜ごと囲み、自爆させた。
「アース、なかなかやるじゃん」
「属性相性なら俺の方が有利だからね。悪いけどよほど差がなきゃ俺の負けはないよ。【解除】」
アースが鉄の壁を解除すると、自分の技に巻き込まれた水竜が地べたに仰向けて転がっているのが見えた。
「ありえなぃぃぃぃぃぃぃぃっ! なんで私が年下のアースなんかに負けなきゃなんないのさぁぁぁぁぁっ!」
「修行が足りないんじゃない、アクア姉さん?」
「そんなわけないっ! ゴッデス大陸から帰って来てから父さんたちと修行したんだから!」
アースは言った。
「短期間だけでしょ? 俺は限界突破してからもたまに父さんたち二人と修行してたからね。最初はやられっぱなしだったけどさ、今では二人の合体技まで耐えられるようになったよ?」
「……あ、あれに耐える!? この大地をメチャクチャに破壊したあの技に!?」
これには火竜も驚いていた。ちなみに風竜はまだ死んでいる。
「アース。お前……、まさかその若さで極めたのか?」
「いや、まだかな。最近俺のレベルも上がらなくなってきてさ、あと少しだと思うんだけどまだ極めるまではいってないかな」
「そ、そうか。ならアース、お前には親父たちの本当の名を教えてやろう」
火竜は両親について語り始めた。
「親父たちは長い竜生でレベルを上限まであげきった。竜がレベルを上限まであげると名が変わる。親父は魔竜と名乗っているが、それは魔竜の名が歴史上深く根付いているからにすぎない。親父の本当の名は真魔竜。そして同じ理由でお袋は極天竜を冠しているのだ」
「真魔竜に極天竜……」
「ああ。もはやあの二人は次元の違う強さを身につけている。その二人に肉薄する強さを誇るお前もそのうち竜の頂へと到達するだろうよ」
「竜の頂かぁ……。あんまり興味はないかなぁ」
「ははっ、安心しろ。頂に至るには限界突破より遥かに修行を重ね、永き時自分を追い込まなきゃならない。産まれて二十年ちょっとで到達出来るほど頂は低くないぜ。だが……少なくとも俺らよりは遥かに上にいる。ちっ、兄として面目が立たねぇぜ」
竜の頂。そこに至るために両親はどれだけ永き時を費やし、己が身を鍛えたのだろうか。アースは単純に両親を尊敬するのだった。
「うぅぅ、弟に負けたぁぁぁぁぁっ! うわぁぁぁぁぁぁん! もうお姉ちゃん生きてる価値ないぃぃぃぃぃぃっ!」
復活した水竜がその場で号泣し始めた。
「ね、姉さん!?」
「アース、後は任せた。俺は風竜と荷物整理してくっからよ、じゃあな!」
「あ、兄さん!?」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」
水竜はまるで子供のように泣きじゃくっていた。
「ね、姉さん! ほら、修行すれば大丈夫だから! それに、俺と姉さんの属性じゃ俺の方が有利だしさ!」
「ぐすっ、なら……風竜ならアースに勝てるって言うの?」
アースはその問いに沈黙し、慎重に口を開く。
「い、今のヴァン兄さんには負ける気はしないよ。壁にそよ風を向けても倒れないのと一緒でさ」
「やっぱり属性なんて関係ないじゃないのさぁぁぁぁぁぁぁっ! アースのバカァァァァァァァァッ!」
「だぁぁぁぁっ、もう! なら修行すれば良いじゃん! そもそも姉さんたちが強かったらゴッデス大陸は守れたんじゃん!」
「あぁぁぁぁぁぁぁっ、アースが私達の事弱虫扱いしたぁぁぁぁぁぁぁっ! 年下の癖にっ! 弟の癖にぃぃぃぃぃぃぃっ!」
アースは思った。
(なんって面倒臭い奴なんだコイツ!?)
アースは泣きじゃくる水竜を冷めた目で見つめるのであった。
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