スキルで快適!異世界ライフ(痛)

夜夢

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第00章 プロローグ

01 新たな物語が今始まる!

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    かつて好き放題生きた主人公、工藤くどう れん。彼は異世界を渡り歩き、最後は地球を救い、120歳と言う長い人生を今終え、神の国へと旅立った。蓮の葬式は家族葬としたが、その家族はとてつもない数となっていた。蓮は沢山の子や孫に惜しまれつつ、最後は地球でその長い人生に幕を下ろしたのであった。

    人は死ぬとどうなるか。輪廻転生?それは誰が最初に言い出したのだろうか。そもそも、魂と言うモノは存在しているのだろうか。蓮は一度死んでいる為、魂がある事は知っている。それを今蓮は再び自分の身で体験していたのだった。

《や。久しぶり。やっと死んでくれたか。待ちわびたよぉ。》

《神のセリフじゃ無いな。なんだその言い草は。人の死を待ち望む神が居てたまるかっての。》

    蓮に怒られ神は照れ笑いをしていた。

《あはは、ごめんごめん。だってもう次の行き先決めちゃってたしさ~。暇だったんだよぉ~。》

    目の前には蓮をノースキルで異世界に転生させたジジイ神を殺した時、蓮を地球に再転生させた若い神が居た。

《って事で…神様ルーレット~♪》

《は?何だそれ。》

《今から説明しよう!ちゃんと聞く様に。》

    神の隣に巨大なルーレットが現れた。

《さて…これから君には僕の作った箱に…ごほん、異世界へと転生して貰う訳なんだけどね?》

    箱庭って言い掛けたな。何て神だ。

《そこはゲームよろしく、剣と魔法の世界なんだよ。世界の広さは…ま、今は関係ないから良いや。》

    適当だなぁ…。

《んんっ。さて、まず今回は転生ね。そこで、このルーレットの中にある転生先を君にダーツで選んで貰う事にした。オーケー?》

    言われて蓮はルーレットを見る。ルーレットにはこう書かれたマスが。

《おい!たわしって何だ!?人ですらねぇ!》

《あ、それ?それは本当にたわしだよ。馬の身体を洗うやつね。》

    何てこったい。そんなモノに転生したら人生終了ってか人じゃない。他には…。

    人間(平民)、(貴族)、(奴隷)、(孤児)、(農夫)、(悪人の子)。

    獣人(犬)、(猫)、(トカゲ)、(竜)、(その他)。

    亜人(エルフ)、(ドワーフ)、(サイクロプス)。

    魔族(一般魔族)、(貴族)、(魔王の子)。

    魔物(ゴブリン)、(オーク)。

    蓮は頭を抱えていた。

《碌でもねぇ…。本気か?》

《勿論♪さ、神の矢を与えよう。当たった場所次第でこれからの君の人生が決まる。あ、スキルは全部無くなるからね?僕の世界でまた1から集めてちょ。入手方法は沢山あるから…君なら大丈夫でしょ。》

    ジジイ神より碌でもねぇ…。取り敢えず…ルーレットだ。さて…どこを狙うか。先ず魔物は無しだな。嫌、考え様によっちゃアリか?ゴブリンとかオークの定番は人間に種付けだからな。…悪くない。 

《どうしたの?投げないの?》

《少し考えさせてくれよ。この矢一本で俺の新しい人生が決まるんだからよ。間違ってもたわしは嫌だからな。》

《早くしないと速度ランダムにしちゃうよ~?》

《分かった分かった。今投げるから待て。》

    蓮は神の矢を構え、ルーレットの前に立つ。全力で投げれば到達までほぼ0秒。加えてあの程度のスピードなら止まって見える。

《ふぅ…。よし…投げるぞ?》

    その言葉に神はワクワクが止まらなかった。

《お?決まったかな?じゃあ投げちゃって~。やり直しは利かないからね~。さあ、何が出るかな何が出るかな~♪》

    それは違うと思うぞ、神よ。

《随分人間臭い神だなっと。ほらよっ!》

    サクッ…。

    蓮の投げた矢がボードに突き刺さる。

《はい、決定~。まだ回ってるけど…何になったかは転生先でのお楽しみって事で♪そうだ、大事な事を忘れてた。転生先では特に使命とか無いから自由に生きて良いよ?まぁ…強いて言えば僕を楽しませてくれるとありがたいな♪じゃあ第2の人生…た~っぷり楽しんで来てね~♪転生…ドーーーン♪》

    そこで蓮の意識は途絶えた。

《さてさて、何処に刺さったのかなぁ~?》

    蓮を自分の世界に送った後、神はルーレットが止まるのを楽しみに待っていた。あの蓮の事だ、狙いを付けて投げるなんて朝飯前の筈。

《お…そろそろ止まるみたいだね~。どれどれ…。》

    漸く止まったルーレットを見て神は笑った。

《え?まさかそう来る?あはは、これ…どうなるんだろう…。いやあ…初めから楽しませてくれる…。やっぱり君は最高だ、工藤 蓮。これからじっくりと楽しませて貰うとしよう。ふふっ…ふふふふふっ♪》

    神はフッと姿を消し、自分の空間へと消えるのであった。

 
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