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第01章 幼少期
01 再誕
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何かが聴こえる…。
手足が動かない…。
目が…。
暫く待つ。すると目を開けそうだと感じ、蓮はゆっくりと目を開けてみた。視界がボヤける。目の前には美しい女性と、禍々しい男が立っていた。当然、何を言ってるか理解出来ない。神め、言語理解位つけろと言いたい。
すると、願いが届いたのか、突然2人の言葉が理解出来る様になった。
「おかしいわ…。何で泣かないのかしら、ウチの子…。」
「なぁに、強い子なんだろ。俺に似てな。」
「そう…だと良いんだけど…。」
両親らしき人物が不安そうに此方を気にしている。まさか泣くまでこのままずっと見ているつもりか?………仕方無いな。
「おぎゃぁ…おぎゃぁ…っ。」
すると父親が笑顔で母親を持ち上げた。
「ほらみろ!元気いっぱいじゃねぇか!」
「きゃっ、もう。そうね、良かった…。」
「さて…俺は魔王様に子が産まれた事を報告してくる。お前は腹を空かせた我が子に乳でも飲ませてやってくれ。」
「ええ。ちゃんと報告してきて下さいね?魔王軍筆頭軍団長様?ふふっ。」
「ああ、任せておけ。では行って来る。」
そう言って父親は部屋を出て行った。
「さ、ご飯の時間よ…。たんとお飲み…可愛い我が子…。ふふっ♪」
そう言って母親は胸を片方出し、息子を抱えた。息子は差し出された果実に夢中で吸い付く。
「飲んでる…♪可愛い…♪ふふっ…。元気に育ってね…、レン。」
どうやら俺の名前はまたレンと言うらしい。母親は人間、父は魔族で魔王軍筆頭軍団長。つまり…。
(どうやら少しズレたかな。ダーツって苦手なんだよな。ナイフ投げなら確実に当たるのに。何故だ。取り敢えず…人間を狙ってみた訳だが…どうやら隣にあった魔族との中間に刺さったらしい。つまりは…ハーフって事か。まぁ…生まれただけ良しとするか。しかし…美味いな、この乳。)
「…けぷっ。」
「あらあら、飲み過ぎよ。はい、おしまい♪さ、お腹いっぱいになったから今度はおねんねしましょうね~。」
「…………ぐぅ…。」
こんな感じで早5年が経った。人間と魔族の両親はとても仲が良く、喧嘩らしい喧嘩は一度もしなかった。しかし、レンの方はそうもいかなかった。例え筆頭軍団長の子だろうと半分は人間の血が混じっている事で子供達の間では差別の対象となっていたのだ。勿論、力に訴えて来る奴は容赦無く魔法で仕返しをした。生まれた頃から魔力操作を行い、1人で歩ける様になってからは父の書斎にあった魔法書を読み漁り、あらゆる魔法を習得していった。これは転生前の記憶があり、魔法を使った事がある蓮だからこそ出来る事であり、同年代では未だ誰も魔法は使えない。つまりは…蓮のやりたい放題だ。
「さてと…今日も実検体来てくんないかなぁ。」
蓮はイジメに来る奴等をただの実検体としか認識していなかった。お陰で魔法の腕はメキメキ上達し、既に父の同僚である魔王軍魔法軍団長を遥かに超えるレベルにまで到達していた。
ここで1つ疑問が出る。蓮の成長は何故こんなにまで早いのか。その理由とは。
「まさかレベルはそのままだったとはなぁ。消えたのはスキルのみ。ヌルゲー過ぎるな。ははっ。」
そう、神はスキルのみをリセットしていた。理由は神いわく。
《折角転生させても直ぐ死んじゃったらつまらないもんね~。》
だそうだ。お陰様で楽しい人生を送らせてもらっているよ。
6歳になると父から来年度の魔王軍養成アカデミーに入学しろと言われた。正直今更勉強する事など何一つ無い。この歳までにあらゆる知識は蓄えてある。それに…アカデミーに通うとなれば日々実検体が難癖を付けて来るだろう。しかし、一応父が魔王軍でも偉い立場にある為、行かない訳にはいかない。例え魔王軍に入れないとしてもだ。魔王軍には純粋な魔族しか入れない決まりがある。ハーフの魔族は成人すると同時に魔族領から追い出される決まりだ。それは如何に親が偉かろうと変わらない。
「ま、いつまでも居る気は無いから丁度良かったかな。こんな所に居たらスキルも入手出来ないしな。」
調べて分かった事がある。先ず、スキルには繰り返し修練を積む事による入手方法と、ダンジョン等の宝箱で入手する方法、それとスキル【強奪】で相手から奪う方法の3つがあると分かった。一番手っ取り早い方法が強奪。次がダンジョンだ。長い修練を積むなど論外だ。そして、魔族領にはダンジョンが無い。お陰でスキルは殆んど無い状態だ。
「あぁ、早く国を出たいものだ。って言ったら母さん泣いたっけ。」
そして7歳になった。
父は書斎にレンを呼び出した。
「呼ばれた理由は分かるな?」
「魔王軍養成アカデミーの件ですか?」
「そうだ、来週入学試験がある。そこで実力を示してくるのだ。アカデミーでの6年、常にトップで駆け抜けよ。さすれば特別に魔王軍に迎えてやれる。」
全くの余計なお世話だ。
「しかし相手は純粋な魔族でしょう?それに対し僕はハーフ。トップを取り続ける等不可能に近いかと。」
「それでもやるのだ。それしかお前に未来は無いのだ…。もし…魔王軍に入れなければ…。ま、良いか。もしそうなったらなったで、俺も魔王軍を辞し、母さんとお前と3人で人間の国で暮らそうか。」
「…はい?と、父さん?父さんは魔王軍で一番偉いのでしょう?簡単に辞めるとか…魔王様に忠誠を誓ってるとかじゃなくて?」
父は笑った。
「はっはっは!レン、お前は物語を読みすぎだ。今の魔王軍はそんな古い組織では無いぞ?」
「へ?」
「今の魔王軍は謂わば会社みたいなものよ。会長が魔王様で、俺が社長、その下に部長やら社員やらが居る普通の会社よ。」
「え?えぇぇぇぇ…。」
これには驚いた。この世界の魔王軍ってそうなのか?何か…違うだろ…。
「ま、魔王軍って何をしているのですか?」
「うむ。主に勇者の相手だな。人間達が異世界からたまに勇者を召喚していてな。そいつらを相手にするのが魔王軍よ。」
ん?何だかまともな返事が返ってきたな。
「成る程、勇者とやらを倒すのが仕事なのですね。」
「いや、違うぞ。勇者に倒されるのが仕事だ。」
「………は?」
「魔族と人間の間に不殺の契約があってだな、もしそれを破れば直ちに攻められても文句は言えんと言う契約の下、我々は勇者と戦っておるのだ。まぁ、謂わばエンターテイメントと言う奴だ。」
え、エンタメ…?ば、バカか…?これはヤバい。間違っても魔王軍なんかに入っちゃダメだ。
「な、成る程。大体理解出来ました。」
「うむ。流石神童と誉れ高い我が子だ。理解が早くて助かる。ま、そう言う事だ。アカデミーでは頑張って来い。お前が魔王軍に来るのを待っているぞ?ははははは。」
絶対に後免だ。間違っても入らんわ!
蓮は魔王軍と勇者の事情を知り、これからどうするか、真剣に悩むのであった。
手足が動かない…。
目が…。
暫く待つ。すると目を開けそうだと感じ、蓮はゆっくりと目を開けてみた。視界がボヤける。目の前には美しい女性と、禍々しい男が立っていた。当然、何を言ってるか理解出来ない。神め、言語理解位つけろと言いたい。
すると、願いが届いたのか、突然2人の言葉が理解出来る様になった。
「おかしいわ…。何で泣かないのかしら、ウチの子…。」
「なぁに、強い子なんだろ。俺に似てな。」
「そう…だと良いんだけど…。」
両親らしき人物が不安そうに此方を気にしている。まさか泣くまでこのままずっと見ているつもりか?………仕方無いな。
「おぎゃぁ…おぎゃぁ…っ。」
すると父親が笑顔で母親を持ち上げた。
「ほらみろ!元気いっぱいじゃねぇか!」
「きゃっ、もう。そうね、良かった…。」
「さて…俺は魔王様に子が産まれた事を報告してくる。お前は腹を空かせた我が子に乳でも飲ませてやってくれ。」
「ええ。ちゃんと報告してきて下さいね?魔王軍筆頭軍団長様?ふふっ。」
「ああ、任せておけ。では行って来る。」
そう言って父親は部屋を出て行った。
「さ、ご飯の時間よ…。たんとお飲み…可愛い我が子…。ふふっ♪」
そう言って母親は胸を片方出し、息子を抱えた。息子は差し出された果実に夢中で吸い付く。
「飲んでる…♪可愛い…♪ふふっ…。元気に育ってね…、レン。」
どうやら俺の名前はまたレンと言うらしい。母親は人間、父は魔族で魔王軍筆頭軍団長。つまり…。
(どうやら少しズレたかな。ダーツって苦手なんだよな。ナイフ投げなら確実に当たるのに。何故だ。取り敢えず…人間を狙ってみた訳だが…どうやら隣にあった魔族との中間に刺さったらしい。つまりは…ハーフって事か。まぁ…生まれただけ良しとするか。しかし…美味いな、この乳。)
「…けぷっ。」
「あらあら、飲み過ぎよ。はい、おしまい♪さ、お腹いっぱいになったから今度はおねんねしましょうね~。」
「…………ぐぅ…。」
こんな感じで早5年が経った。人間と魔族の両親はとても仲が良く、喧嘩らしい喧嘩は一度もしなかった。しかし、レンの方はそうもいかなかった。例え筆頭軍団長の子だろうと半分は人間の血が混じっている事で子供達の間では差別の対象となっていたのだ。勿論、力に訴えて来る奴は容赦無く魔法で仕返しをした。生まれた頃から魔力操作を行い、1人で歩ける様になってからは父の書斎にあった魔法書を読み漁り、あらゆる魔法を習得していった。これは転生前の記憶があり、魔法を使った事がある蓮だからこそ出来る事であり、同年代では未だ誰も魔法は使えない。つまりは…蓮のやりたい放題だ。
「さてと…今日も実検体来てくんないかなぁ。」
蓮はイジメに来る奴等をただの実検体としか認識していなかった。お陰で魔法の腕はメキメキ上達し、既に父の同僚である魔王軍魔法軍団長を遥かに超えるレベルにまで到達していた。
ここで1つ疑問が出る。蓮の成長は何故こんなにまで早いのか。その理由とは。
「まさかレベルはそのままだったとはなぁ。消えたのはスキルのみ。ヌルゲー過ぎるな。ははっ。」
そう、神はスキルのみをリセットしていた。理由は神いわく。
《折角転生させても直ぐ死んじゃったらつまらないもんね~。》
だそうだ。お陰様で楽しい人生を送らせてもらっているよ。
6歳になると父から来年度の魔王軍養成アカデミーに入学しろと言われた。正直今更勉強する事など何一つ無い。この歳までにあらゆる知識は蓄えてある。それに…アカデミーに通うとなれば日々実検体が難癖を付けて来るだろう。しかし、一応父が魔王軍でも偉い立場にある為、行かない訳にはいかない。例え魔王軍に入れないとしてもだ。魔王軍には純粋な魔族しか入れない決まりがある。ハーフの魔族は成人すると同時に魔族領から追い出される決まりだ。それは如何に親が偉かろうと変わらない。
「ま、いつまでも居る気は無いから丁度良かったかな。こんな所に居たらスキルも入手出来ないしな。」
調べて分かった事がある。先ず、スキルには繰り返し修練を積む事による入手方法と、ダンジョン等の宝箱で入手する方法、それとスキル【強奪】で相手から奪う方法の3つがあると分かった。一番手っ取り早い方法が強奪。次がダンジョンだ。長い修練を積むなど論外だ。そして、魔族領にはダンジョンが無い。お陰でスキルは殆んど無い状態だ。
「あぁ、早く国を出たいものだ。って言ったら母さん泣いたっけ。」
そして7歳になった。
父は書斎にレンを呼び出した。
「呼ばれた理由は分かるな?」
「魔王軍養成アカデミーの件ですか?」
「そうだ、来週入学試験がある。そこで実力を示してくるのだ。アカデミーでの6年、常にトップで駆け抜けよ。さすれば特別に魔王軍に迎えてやれる。」
全くの余計なお世話だ。
「しかし相手は純粋な魔族でしょう?それに対し僕はハーフ。トップを取り続ける等不可能に近いかと。」
「それでもやるのだ。それしかお前に未来は無いのだ…。もし…魔王軍に入れなければ…。ま、良いか。もしそうなったらなったで、俺も魔王軍を辞し、母さんとお前と3人で人間の国で暮らそうか。」
「…はい?と、父さん?父さんは魔王軍で一番偉いのでしょう?簡単に辞めるとか…魔王様に忠誠を誓ってるとかじゃなくて?」
父は笑った。
「はっはっは!レン、お前は物語を読みすぎだ。今の魔王軍はそんな古い組織では無いぞ?」
「へ?」
「今の魔王軍は謂わば会社みたいなものよ。会長が魔王様で、俺が社長、その下に部長やら社員やらが居る普通の会社よ。」
「え?えぇぇぇぇ…。」
これには驚いた。この世界の魔王軍ってそうなのか?何か…違うだろ…。
「ま、魔王軍って何をしているのですか?」
「うむ。主に勇者の相手だな。人間達が異世界からたまに勇者を召喚していてな。そいつらを相手にするのが魔王軍よ。」
ん?何だかまともな返事が返ってきたな。
「成る程、勇者とやらを倒すのが仕事なのですね。」
「いや、違うぞ。勇者に倒されるのが仕事だ。」
「………は?」
「魔族と人間の間に不殺の契約があってだな、もしそれを破れば直ちに攻められても文句は言えんと言う契約の下、我々は勇者と戦っておるのだ。まぁ、謂わばエンターテイメントと言う奴だ。」
え、エンタメ…?ば、バカか…?これはヤバい。間違っても魔王軍なんかに入っちゃダメだ。
「な、成る程。大体理解出来ました。」
「うむ。流石神童と誉れ高い我が子だ。理解が早くて助かる。ま、そう言う事だ。アカデミーでは頑張って来い。お前が魔王軍に来るのを待っているぞ?ははははは。」
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