ギャルゲーの世界に転生した俺はヒロインからモブまで全てを愛す!

夜夢

文字の大きさ
27 / 81

第27話 令嬢執事1

しおりを挟む
 あれから数年、いよいよ猶予がなくなった。金髪ドリルの準備が完了してしまったのである。
 しかしそこは主人公。この数年で金髪ドリルの調教を終えていた。
 金髪ドリルは主人公に依存し、何でも言う事を聞くようになっていた。今では職場環境も改善され、メイドがイビられる事もない。

「セバス~♪ 今日こそえっちしてよ~!」
「なりません。お嬢様は明日から学園に向かうのです。妊娠されては行けなくなってしまいます。学園は淑女になるために必ず通らなければならぬ道。さあ、明日は早いのでもうお休み下さい」
「うぅぅぅぅっ! 学園なんて行きたくないっ! だってセバスがいないんだもんっ!」
「我が儘を言ってはなりません。お父様の言い付けでございます。しかし……しばらく会えなくなるのですから……今日は特別です。後ろでしましょうか」
「あ……う、うんっ!」

 この夜、主人公は金髪ドリルの後ろでやりまくった。後ろならなんの心配もいらない。
 そして翌日、金髪ドリルは遠方にある学園へと旅立った。

「執事長、お嬢様は?」
「メイド長ですか。お嬢様は学園に向かわれましたよ」
「そうですか。では……」
「ええ、始めましょうか。ですがその前に……、メイド長から試験を受けてもらいましょうか」
「あら……。私からですか? わかりました」

 主のいない今、この屋敷にいるメイドは多すぎる。そこで主人公はメイドを選別する事にしたのだった。

「あっあっ! 執事長ぉぉぉっ♪ こんなおばさん相手に興奮し過ぎですわぁぁぁぁっ!」
「くぅぅっ! やっとあなたを抱けるっ! 主がいては手を出せなかった! 歳なんて関係ありませんよっ! この猛るモノが証拠ですっ!」
「あぁぁぁぁぁぁぁっ! 嬉しいっ! お慕い申し上げますっ……執事長っ! 膣内にっ!」
「いきますよっ!」
「あっ……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 主人公はメイド長の奥に白い塊を叩き付ける。

「くっ……膣内がうねるっ! まだ射精るっ!」
「射精してぇっ! 全部膣内にぃぃぃっ!」

 その日試験は中止され、主人公はメイド長とたっぷり一日楽しんだ。
 それから一週間後、全てのメイドは主人公に抱かれ、何人かは懐妊し、職場を離れた。現場に残ったのは優秀なメイドのみだ。

「執事長、今日しませんか?」
「ああ、一週間ぶりだな、メイド長。選別も終わったし、今日からは毎日してあげよう」
「ふふっ、はい、執事長の大好きなおまんこですよ?」
「早速いただくとしよう」 

 金髪ドリルが学園に行ってから一ヶ月後、それは起こった。

「ただいま戻りましたわ」
「お、お嬢様!?」

 主人公はメイド長との睦事を終え、自室に帰る途中でそれに邂逅した。 

「が、学園に行ったはずじゃ……!」
「退学になりましてよ。この件で私はお父様にも見捨てられましたわ。これからはこの屋敷で私の自由にして良いそうです。家には二度と顔を出すなと言われましたわ」

 主人公は思った。この金髪ドリルはわざと退学してきたのだと。あれだけしっかり調教したのに簡単に退学になるわけはない。

「セバス~、私自由になったよ? だから……私と子作りしよ? ね?」
「い、いけませんっ! 旦那様には私から……」
「いやっ! 私はパパの道具になりたくないっ! 好きな人と結婚して、好きな人の赤ちゃんを産みたいのっ! セバス……、まだだめなの?」
「お嬢様……。そんなに私の事を……」

 金髪ドリルが主人公に抱きつく。

「私の身体はセバスだけのもの……。私はセバスとしかしないっ! 好きなのっ! みんな離れていくなかでセバスだけはずっといてくれた! だから……私はセバスを心から愛しているのっ! セバスぅっ……」
「お嬢様……。そんなに? 全てを捨ててまで私としたいのですか?」
「したいっ! 私の一番はセバスなのっ! 昔みたいに……いっぱい抱いてぇっ!」

 あまりに真剣な金髪ドリルの訴えについに主人公は折れ、戻ってきた金髪ドリルをたっぷりと抱いてやった。

「セバスのからいっぱい赤ちゃんの素がぁぁっ♪ 孕ませてっ! これから毎日射精してぇぇぇっ♪」
「お嬢様っ!」

 金髪ドリルが帰ってきてからは毎日抱いた。数日前、旦那様から手紙が届いた。内容は屋敷と金髪ドリルは我が家の恥、好きにして構わない。金は出すが家には近付けさせるなとの事だった。

「セバス~♪ しよっ♪」
「きゃっ! お嬢様っ!?」
「えっ!?」

 早朝、変な時間に目が覚めた金髪ドリルがセバスの部屋に乱入してきた。そこではメイド長と主人公が抱き合い、ズップリと繋がっている。

「なぁんだ、先客がいたのかぁ~。なら私は待ってるね!」

 昔の金髪ドリルならすぐにメイド長をクビにしていたはずだ。だが今はそれをしない。金髪ドリルは裸になり二人を見ながら待っていた。

「せ、セバス様! 私はもう良いですからお嬢様を!」
「ダメだ。お嬢様、そこで見ていなさい。いいですね?」
「はぁ~い」 

 実に素直だ。金髪ドリルは主人公に抱かれる事しか考えていないようだ。

「メイド長、続けますよ?」
「うっ……、はいっ……! んっんっ!」

 それから数回射精され、メイド長は部屋を後にした。  

「次はお嬢様の番ですよ」
「うんっ!」
「お嬢様、私は今からあなたを確実に妊娠させます。家に見捨てられたお嬢様ならもう妊娠しても良いでしょうからね」
「セバスの赤ちゃん……! は、早く挿入れてぇっ!」
「こんなに濡らして……いけないお嬢様だ。いきますよ?」
「あっ……!」

 この日主人公は金髪ドリルを孕ませた。翌日金髪ドリルの実家に妊娠の報告をしたら好きにして構わないと言われたので主人公は好きにする事にした。

「セバス、どうだった?」
「好きにして構わないそうです。なので……結婚でもしましょうか、お嬢様」
「セバス~っ!」

 それから数年、主人公は金髪ドリルとの間に五子をもうけ、屋敷の主となっていた。あれだけどうしようもなかった金髪ドリルも母になり性格も変わった。我が儘放題だった彼女は今や立派な母に。主人公はそんな彼女を慈しみ、愛した。

「君はあれから数年も経つのに中々大きくならないねぇ……」
「うぅぅ、それは言わないで下さいませ、あなた……」
「ま、可愛いから良いじゃないか。さて、そろそろ六人目をつくるかい?」
「はいっ、あなたっ♪ 私……今すごく幸せですわっ♪」

 こうしてゲームはクリアされた。主人公はあの場面へと戻る。

「ああ、やはり扉が増えているなぁ」

 新しく出来た扉には【フランソワ】と表札がかかっていた。主人公は中を確認するために扉を開く。

「あら、セバス? ここは……どこなのでしょうか?」

 扉の中にはゲーム開始時の金髪ドリルがいた。田中は金髪ドリルに事情を説明した。

「この室内では老化しないのね。不思議な空間だわ……んっんっんっ♪」
「そうなんだよ、フランソワ!」

 田中は金髪ドリルを何度も抱いた。時間が進まない部屋ではあるが、この金髪ドリルはまだ準備が出来ていなかった時の金髪ドリルだ。なので主人公はお構いなしに抱きまくった。

「ふぁぁぁぁぁぁっ♪ セバスのから熱いのがいっぱいぃっ♪ 気持ち良いぃぃぃぃっ♪」
「くっ、フランソワ! 可愛いよ、フランソワ!」
「あっあっ♪ 嬉しい……♪ もっと私を抱いてぇっ……、セバス~っ♪」

 時間経過しない室内で田中は何度も金髪ドリルを抱いた。現実世界に連れていったら間違いなく犯罪者の仲間入りだが、そんなのお構いなしだ。

「愛しているよ、フランソワ……。いつかまた必ず妊娠させてあげるからね。だからもう少しこの部屋で待っていてくれ」
「はいっ♪ セバスの赤ちゃん絶対また生みますね! でも……今はまだ無理なので……。もっと楽しみたいな~♪」
「ははっ、了解だ。ならとことん楽しもうな、フランソワ」

 田中は金髪ドリルの魅力にやられ、しばらくの間この室内に留まるのであった。 
しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話

家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。 高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。 全く勝ち目がないこの恋。 潔く諦めることにした。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

今更気付いてももう遅い。

ユウキ
恋愛
ある晴れた日、卒業の季節に集まる面々は、一様に暗く。 今更真相に気付いても、後悔してももう遅い。何もかも、取り戻せないのです。

美醜逆転世界の学園に戻ったおっさんは気付かない

仙道
ファンタジー
柴田宏(しばたひろし)は学生時代から不細工といじめられ、ニートになった。 トラックにはねられ転移した先は美醜が逆転した現実世界。 しかも体は学生に戻っていたため、仕方なく学校に行くことに。 先輩、同級生、後輩でハーレムを作ってしまう。

処理中です...