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第01章 転生編
11 ヴェスチナ王国の反応
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ノイシュタット王国への進軍。任せたはずの公爵から一向に連絡がこず、痺れを切らした国王は配下を急ぎ国境へと向かわせた。
「なんだと? 国境は変わりなくノイシュタット王国の兵士が守っていただと?」
「はっ」
「なら弟はどこへ消えたのだ。奴には一万もの軍勢を与えて国境へと向かわせたのだぞ」
「それはわかりかねます。国境の門には争いが起きた痕跡すらなく、警備が強化された状態でありました」
「……ふむ。襲撃に失敗でもしたか? それでワシに合わせる顔がなく雲隠れでもしておるのか……」
そう思案している時だった。
「へ、陛下!」
「何事だ、騒々しい」
「そ、それが……。ノイシュタット王国より木箱と書筒が送られて参りまして」
「なに? 中身はなんだ」
「そ、それが……その……」
兵士は王の前に木箱を置き、蓋を開いた。
「なっ!? お、弟よっ!!」
蓋を開けると氷漬けになった公爵の首が花に囲まれ入っていた。
「書筒を寄越さんかっ!」
「ははっ!」
王はわなわなと震える手で文に目を落とした。
「お……おのれぇぇぇぇぇぇぇっ!! よくも弟をっ!!」
「へ、陛下。書にはなんと記され……」
「うるさいっ!! 勝手に読めっ!」
大臣は投げつけられた文に目を通した。そこにはこう記されていた。
──前略。卑劣な手を使ったクソ王国へ。そちらに送った首は見てもらえたかな? そいつがオークの軍勢を引き連れてきたと勘違いしてつい殺っちまった。まぁ、許せ。ってのは冗談で、そいつがクソみたいにこそこそと悪巧みをしていたから集まっていた兵士もろとも俺が一人で殲滅してやった。たった一万ぽっちの軍勢でノイシュタットに勝てると思ってんじゃねーよバーカ。次はもっと連れてこいよ、臆病者の王様自らな。その豚の首と同じ場所に送ってやるぜ。殲滅者、レンタ・シーヴァより。追伸、お前の欲しがっている女は俺が美味しく頂いておく。豚に真珠は必要ないだろ。ではな──
「……一人で公爵様と一万もの軍勢を? 嘘に決まって──ぐふぁっ!?」
「そんな事はどうでも良いっ!! そいつのワシを舐めくさった態度……絶対に許してはおかぬわっ!! 今すぐ戦支度をしろっ!! 全兵力をもってノイシュタット王国……いや、レンタ・シーヴァとやらをなぶり殺しにしてやるわぁぁぁぁぁぁっ!!」
「は、ははっ!!」
そうヴェスチナ王国国王が怒り狂っている頃、エレンの私室にて。
「──と記して首と共に送ったわけだが」
「なんって真似してくれてんのお前っ!?」
さも冷静にそう言葉を紡ぐエレンに対し、蓮太は開いた口が塞がらなかった。しかも優雅にティータイムときたもんだ。
「まぁ、そう慌てるな。これだけ挑発してやれば今頃あちらの国王は怒り狂って全軍を率いてこちらに戦を仕掛けにくるはずだ。あの国は国王のワンマンだからな」
「お前……真っ黒すぎだろ」
「失礼な。これくらいどの国でもやっている。だが、首があった効果は大きいな。嘘も真実っぽくなった」
「その手紙じゃ俺が極悪人になってるじゃねぇか」
「殺ったのはレンタだしな。間違いではないだろう?」
「間違いしかねぇよ!?」
蓮太は力が抜けソファーにドカッと腰を落とした。
「まぁ……送っちまったもんはしょうがない。今さら嘘でしたーとか言っても火に油を注ぐだけだしな。で、これからどうするんだよ」
「当然戦だ。妹を狙うゴミクズはさっさと消しておくに限る」
「勝てるのかよ? 兵士の数は同等でも装備はあっちが格上なんだろ?」
「ははははっ、装備など紙屑同然だろう? 殲滅者くん?」
「俺がやんのかよっ!?」
「お前しかおらぬよ。報酬は前払いしただろう?」
そう言い、エレンは妖しく笑って見せた。
「あれっぽっちじゃ釣り合わねぇよ」
「足りぬなら今夜も払うが?」
「……ったく。俺をアテにしすぎだ」
「頼むよレンタ……。お前が動いてくれるなら私はどんな事でもする」
「そんなに妹が大事か?」
そう言うとエレンは拳を握り立ち上がって力説を始めた。
「当然だっ! 私の妹はまさに天使! 光を帯キラキラと輝く銀髪にくりっとした大きな青い瞳っ! 何者をも疑う事を知らない綺麗な心っ! 可愛らしい仕草っ! 何をとっても非の打ち所がないっ! そんな可愛らしい天使を豚なんぞに盗られてたまるかっ! そのためなら私の身体などいくらでもくれてやるわっ!」
エレンは重度のシスコンだった。
「……お前、嫌々俺に抱かれたのか?」
「いや? 嬉々としていつも受け入れているぞ?」
「俺にはお前がさっぱり理解不能だ」
「まだ付き合いが短いからだな。その内わかるさ」
確かに国境から戻ってきてからというもの、蓮太達の仲はかなり深まってはいる。だが蓮太はそこまでしてエレンが守りたい者の姿を未だに見てはいない。
「なぁ、俺にも妹を見せてくんない?」
「ダメだ。それだけはダメだ」
「なんでだよ!? ってか姿も知らない奴のために命張れってのか!?」
「むぅ……。しかし……妹は天使だ。お前が惚れないとも限らぬし……」
「惚れるかよ。俺は一途なの! エレンだけいれば良いわ!」
「レンタ……!」
それからしばらくの間エレンの私室が入室禁止になった事は言う必要はないだろう。
「やってくれるかレンタ……、私のために……」
「わかったよ、やりますよ。この国を守ってやるよ。ヴェスチナ王国なんざ俺が潰してやるわ」
「ふっ、さすが私のレンタだ……。ではこのまま国境を守る兵士からの連絡を待つとしよう」
「……そうだな」
そうして二人はヴェスチナ王国軍襲来の報せが届くまで部屋に籠るのだった。
「なんだと? 国境は変わりなくノイシュタット王国の兵士が守っていただと?」
「はっ」
「なら弟はどこへ消えたのだ。奴には一万もの軍勢を与えて国境へと向かわせたのだぞ」
「それはわかりかねます。国境の門には争いが起きた痕跡すらなく、警備が強化された状態でありました」
「……ふむ。襲撃に失敗でもしたか? それでワシに合わせる顔がなく雲隠れでもしておるのか……」
そう思案している時だった。
「へ、陛下!」
「何事だ、騒々しい」
「そ、それが……。ノイシュタット王国より木箱と書筒が送られて参りまして」
「なに? 中身はなんだ」
「そ、それが……その……」
兵士は王の前に木箱を置き、蓋を開いた。
「なっ!? お、弟よっ!!」
蓋を開けると氷漬けになった公爵の首が花に囲まれ入っていた。
「書筒を寄越さんかっ!」
「ははっ!」
王はわなわなと震える手で文に目を落とした。
「お……おのれぇぇぇぇぇぇぇっ!! よくも弟をっ!!」
「へ、陛下。書にはなんと記され……」
「うるさいっ!! 勝手に読めっ!」
大臣は投げつけられた文に目を通した。そこにはこう記されていた。
──前略。卑劣な手を使ったクソ王国へ。そちらに送った首は見てもらえたかな? そいつがオークの軍勢を引き連れてきたと勘違いしてつい殺っちまった。まぁ、許せ。ってのは冗談で、そいつがクソみたいにこそこそと悪巧みをしていたから集まっていた兵士もろとも俺が一人で殲滅してやった。たった一万ぽっちの軍勢でノイシュタットに勝てると思ってんじゃねーよバーカ。次はもっと連れてこいよ、臆病者の王様自らな。その豚の首と同じ場所に送ってやるぜ。殲滅者、レンタ・シーヴァより。追伸、お前の欲しがっている女は俺が美味しく頂いておく。豚に真珠は必要ないだろ。ではな──
「……一人で公爵様と一万もの軍勢を? 嘘に決まって──ぐふぁっ!?」
「そんな事はどうでも良いっ!! そいつのワシを舐めくさった態度……絶対に許してはおかぬわっ!! 今すぐ戦支度をしろっ!! 全兵力をもってノイシュタット王国……いや、レンタ・シーヴァとやらをなぶり殺しにしてやるわぁぁぁぁぁぁっ!!」
「は、ははっ!!」
そうヴェスチナ王国国王が怒り狂っている頃、エレンの私室にて。
「──と記して首と共に送ったわけだが」
「なんって真似してくれてんのお前っ!?」
さも冷静にそう言葉を紡ぐエレンに対し、蓮太は開いた口が塞がらなかった。しかも優雅にティータイムときたもんだ。
「まぁ、そう慌てるな。これだけ挑発してやれば今頃あちらの国王は怒り狂って全軍を率いてこちらに戦を仕掛けにくるはずだ。あの国は国王のワンマンだからな」
「お前……真っ黒すぎだろ」
「失礼な。これくらいどの国でもやっている。だが、首があった効果は大きいな。嘘も真実っぽくなった」
「その手紙じゃ俺が極悪人になってるじゃねぇか」
「殺ったのはレンタだしな。間違いではないだろう?」
「間違いしかねぇよ!?」
蓮太は力が抜けソファーにドカッと腰を落とした。
「まぁ……送っちまったもんはしょうがない。今さら嘘でしたーとか言っても火に油を注ぐだけだしな。で、これからどうするんだよ」
「当然戦だ。妹を狙うゴミクズはさっさと消しておくに限る」
「勝てるのかよ? 兵士の数は同等でも装備はあっちが格上なんだろ?」
「ははははっ、装備など紙屑同然だろう? 殲滅者くん?」
「俺がやんのかよっ!?」
「お前しかおらぬよ。報酬は前払いしただろう?」
そう言い、エレンは妖しく笑って見せた。
「あれっぽっちじゃ釣り合わねぇよ」
「足りぬなら今夜も払うが?」
「……ったく。俺をアテにしすぎだ」
「頼むよレンタ……。お前が動いてくれるなら私はどんな事でもする」
「そんなに妹が大事か?」
そう言うとエレンは拳を握り立ち上がって力説を始めた。
「当然だっ! 私の妹はまさに天使! 光を帯キラキラと輝く銀髪にくりっとした大きな青い瞳っ! 何者をも疑う事を知らない綺麗な心っ! 可愛らしい仕草っ! 何をとっても非の打ち所がないっ! そんな可愛らしい天使を豚なんぞに盗られてたまるかっ! そのためなら私の身体などいくらでもくれてやるわっ!」
エレンは重度のシスコンだった。
「……お前、嫌々俺に抱かれたのか?」
「いや? 嬉々としていつも受け入れているぞ?」
「俺にはお前がさっぱり理解不能だ」
「まだ付き合いが短いからだな。その内わかるさ」
確かに国境から戻ってきてからというもの、蓮太達の仲はかなり深まってはいる。だが蓮太はそこまでしてエレンが守りたい者の姿を未だに見てはいない。
「なぁ、俺にも妹を見せてくんない?」
「ダメだ。それだけはダメだ」
「なんでだよ!? ってか姿も知らない奴のために命張れってのか!?」
「むぅ……。しかし……妹は天使だ。お前が惚れないとも限らぬし……」
「惚れるかよ。俺は一途なの! エレンだけいれば良いわ!」
「レンタ……!」
それからしばらくの間エレンの私室が入室禁止になった事は言う必要はないだろう。
「やってくれるかレンタ……、私のために……」
「わかったよ、やりますよ。この国を守ってやるよ。ヴェスチナ王国なんざ俺が潰してやるわ」
「ふっ、さすが私のレンタだ……。ではこのまま国境を守る兵士からの連絡を待つとしよう」
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そうして二人はヴェスチナ王国軍襲来の報せが届くまで部屋に籠るのだった。
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