【R18】夜夢の夜の短編集

夜夢

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その百三十一 終末世界

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 目を覚まし辺りを見渡すと一面瓦礫の山しかなかった。俺は現代の医療技術では治療不可能な不治の病にかかり、治療法が発見されるまでコールドスリープする事になっていた。

「……胸が苦しくない……? もしかして治療が完了した? いや、ならなんで瓦礫の中に?」

 カプセルを見るとそこにはコールドスリープをするカプセルではなく、治療カプセルと記されていた。

「そうか、移されたのか。しかし……医者はどこだ? って言うか……」

 俺は自身の分身を見下ろした。

「……服……ねぇかな。とりあえずパンツだけでも……──っ!」

 突如後方で瓦礫が崩れ始めた。

「ちょっ!? まさか崩落しかけてんのか!? く、くそっ!!」

 俺は慌ててまだ崩落していない場所を目指し駆け出す。

「起きていきなり死ぬとか勘弁してくれよっ! おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」

 俺はとにかくがむしゃらに駆けた。そしてついに目の前に太陽の光が見えた。

「お───らぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 背後の天井が崩れると同時に、俺は思いっきり外へと飛び出し、そこで一部分が不思議な感触に包まれた。

「い──いったぁぁぁぁぁぁぁっ!! な、なにっ!?」
「へ? お、女の…子? あっ!?」

 見ると分身が女の子の割れ目にすっぽりと侵入し、そこから初めての証が垂れていた。

「……そいっ」
「んあっ!? な、なに!? 今ゾクッて──え? 胸が……ない? ま、まままままさか……お、男!?」
「くぉっ!? し、締まるっ!」

 四つん這いになっていた女の子は器用に身体を回転させ、分身を咥えたままの状態で俺に抱きついてきた。

「あなた……男なの!?」
「え? ま、まあ……。あ、いやっ! 挿入したのはわざとじゃなく──んぉ!?」
「し、信じらんないっ! この世界にまだ男の人が生きてたなんて!」
「え? な、なに?」

 薄い衣を一枚羽織っただけの女の子が俺にしがみつく。するとわずかに膨らんだ胸が当たり、俺の分身が女の子の膣内で反応してしまった。

「あっあっ! あなたが男なら……今私のに入ってるのは……」
「す、すまん。わざとじゃないんだ。だから警察は──うっ!? な、なにっ!?」
「あっあっあっ! 本物のおちんちんだっ! 凄いっ! 気持ち良いよぉぉぉぉぉっ!」

 女の子は俺の肩に捕まり自ら激しく腰を動かし始めた。その動きに目覚めたばかりの俺が耐えきれるはずもなく、あっけなく二回、三回と溜まっていたモノを吐き出していった。

「ま、また射精るっ!」
「びゅるびゅるしてぇぇぇぇっ! こんなんじゃ足りないよぉぉぉぉっ! もっとセックスしてぇぇぇぇっ!」
「い、良いのか!?」

 それから十発ほど女の子の子宮に注ぎ、ようやくセックスが終わった。だが抜かれる事はなく、俺は繋がったまま話を聞いた。

「十年前に全ての男が死滅?」
「うん。男にしか発症しない病でね。それから世界には女しかいなくなって……慌てて精子バンクから種を取り出して受精させたみたいだけど、なぜか女しか産まれなくなってて……」
「そ、そんなバカな……。じ、じゃあ世界に男は俺一人だけ?」
「うん。発症した瞬間に死ぬんだけど、お兄さんは何でか発症してないよね? なんで?」
「いや、俺が聞きたい……なあ」
「なに? にひひっ」

 俺の分身が女の子の膣内で半勃起の状態からフル勃起状態へと変わった。繋がったままの女の子が膣壁をくねらせ、常時刺激を与えてくるのだ、勃起しないわけがない。その女の子も裸になり、ピンク色の乳首を押し付けてきている。

「誘ってんだよな?」
「私子どもだからわかんな~い」
「……そうかい。なら……大人の俺が教えてやるしかないな。これが子どもの作り方だっ!」
「あぁぁぁぁぁんっ! 硬くて太くてながぁ~い大人ちんぽが暴れてるのぉ~っ! また白いの射精しちゃうっ? 何回も射精しちゃうのぉぉぉぉぉっ」

 それから半日ほどやり、俺は身体の異変に気付いた。

「……おかしい。あんなにヤりまくってんのに勃起が治まらないなんて……」
「はひ……ふぁぁぁ……っ。も、もう私一人じゃ無理だよぉ~……。お兄さん凄過ぎるよぉ~……」

 久しぶりに味わう快楽に任せかなり無茶をしてしまった。俺の欲望を受けきった女の子は力なく俺にもたれかかっていた。

「すまん、久しぶりのセックスでつい張り切っちまった。家まで送るよ、案内してくれ」
「家に来てくれるの? 嬉しいなぁ~……。じゃあ……」

 俺は女の子からモノを抜こうとしたが抜かせてもらえず、仕方なくそのまま女の子を抱えて歩いた。

「しかし……なんでこんなに荒れてんだ? 昔ここは都会だったはずだが……」
「都会? それって百年も前の話じゃない?」
「ひ、百年!?」

 驚きのあまり今が何年か問い返すと、俺がコールドスリープしてから百五十年経過していた事がわかった。そしてその百五十年の間に大規模な戦争があり、加えて男が死滅するという悲劇が加わり、世界は今まさに滅びかけているようだ。

「保存してた精子ももうないし、人間が増えるためにはお兄さんが頑張るしかないね~」
「はははっ、なら頑張ってセックスしなきゃな。君はもう妊娠できるのか?」
「うん。っていうか多分受精してるかも? 調べてみなきゃわからないけど……あ、あの廃ビルが家だよ」
「あれか」

 荒れ果てた道を進む事一時間、ようやく女の子の家に着いた。話を聞くと目の前にある廃ビルで仲間達と暮らしているらしい。

「そのまま進んでいいよっ」
「わかった」

 相変わらず離れてくれない女の子を抱えたまま廃ビルに入る。すると奥からワラワラと女の子達が出てきた。

「ちょっ、食糧は!? ってか裸でなにしてんの!?」
「ま、待って下さい! あれ……男じゃ!」
「本当だ! 本で見たおちんちん……え? は、入ってるのそれ!?」
「はわわわ……、まだ男の人が生きてたんだ!」

 そこでようやく女の子が離れてくれた。

「ただいま~。食糧は見つからなかったけど凄い収穫あったよ~。私……お兄さんと子作りセックスしてきたのつ」
「「「「ま、まじで!? うわ……白いの垂れてる……」」」」

 俺のモノが抜けた穴からは大量に白い液体が溢れだしていた。

「確か……精子って見つけたら凄いお金もらえるんだよね?」
「うん。でね、しかもこのお兄さん凄い元気なのっ。私……何回も種付けされて……逝っちゃったの」
「た、確かに元気みたい……ごくり……」

 女の子達の視線が俺の股間に注がれる。

「……精子が売れるのか。ならいくらでも搾り取ってくれて構わない。だから俺もここで暮らして良いかな?」

 そこでさらに女が奥から姿を見せた。

「え? お、男!?」
「おぉ。大人の女が……」

 現れた女はこれまた薄着で、下着も着けていない。俺を見て腰を抜かした女は床に座り込み、入り口をのぞかせていた。

「あっ! 何かおちんちん膨らんできた!」
「これ……多分勃起だよぉ~……す、凄い……!」
「あははははっ、みんな触ってみろよ! めちゃくちゃ硬いぞっ」
「「「あっ、ずるい!」」」

 一人が触るとみんなが群がり触り始めた。

「あ、あなた達止めなさいっ!」
「なんだろ……触ってたら変な気分になってきた……」
「え、えっちな形ですぅ~……」
「なるほど~。まんこに入るためにこんな形なんだ~。あ、先っぽは柔らかいな!」

 大人の女が止めるが、女の子達はちんこに夢中で制止を聞かなかった。

「なぁなぁ、私ともセックスしない?」
「わ、私もしてみたい!」
「ボクも~」
「あなた達っ!?」

 女の子達が裸になる。あれだけやりまくったにも関わらず、俺はまだ満足していなかった。

「ヤらせてくれるなら大歓迎だ。さ、誰からやる?」
「「「私!」」」

 それから俺は三人の女の子を順番に抱き、子宮を白で満たしていった。そして最後に大人の女を抱く。

「あぁぁぁぁぁぁぁぁっ! セックス凄いぃぃぃぃっ! 精子高く売れるのに全部自分の子宮に欲しくなっちゃうぅぅぅぅぅぅっ!」
「まだまだ射精るから心配ない。売る分は後から確保してくれ。だから今はこのまま膣内に射精すぜ」
「射精してぇぇぇぇぇっ! 生セックスで赤ちゃん作ろぉぉぉぉっ!」
「そうだな。もしかしたら男が産まれるかもしれないし。そら、子種のプレゼントだっ!」
「あっ──あぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 俺は女の子の子宮に容赦なく濃厚な白濁液を注入してやった。そして順番に女の子達に注ぎ、最後に大人の女に近づいていった。

「や、やめ……こないでっ!」
「……おいおい、オナニーしながら来ないではないだろ」
「やっ……顔に押し付けないでぇ……っ。んっ……あむっ」

 口では嫌がるが、女の頬に押し付けたモノをすぐさま咥えこんできた。

「エッチな事はだめなのぉっ! 私が食糧を集めに行かないと……っ」
「必要ないだろ。俺の子種を売った金で買い漁れば良いだけだ。立って後ろ向きな」
「わ、私にも挿入れるの?」
「当たり前だろ。男を増やさなきゃ人類は終わりだ。俺が死んだら人類はもう絶滅するしかなくなる」
「……わ、わかりました。で、でもっ! できたら優しく……」
「ああ。たっぷりと気持ち良い思いさせてやるよ」
「あっ!」

 俺はたったまま女を後背位でゆっくりと貫いていった。

「あぁぁぁ……っ、硬いのがどんどん奥かにぃぃぃっ! 私っ、おちんちん挿入れられてるのねっ!」
「そうだ。今お前は俺の女になった。これから毎日マーキングしてやるよ。やはり大人の穴は最高だなっ」
「あっあっあっ! 段々速くなってきたぁぁぁぁっ!」
「ははっ、良いぞっ! これから毎日抱いてやるからなっ」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁっ! はいぃぃぃぃっ!」

 こうして復活した俺の新しい生活がはじまった。

「あっあっあっ、お兄さぁ~ん、よくこんな毎日セックスばっかりしてて飽きないよね~」
「飽きるわけないだろ。なんでか知らないが女が集まってきてるしな~」

 いつからかは覚えていないが、女が俺の子種を売りにいってからというもの、毎日女が増えていっていた。俺は遠慮なく集まってきた女達を抱き、日々妊娠させている。中にはまだ孕めない女の子もいたが、構わず抱いていった。

「あぁ~、ただセックスしてるだけで喜んでもらえるとは……なんて最高の世界だ! コールドスリープしていて良かったなぁ~」
「あっあっあっ! ご主人様ので女になれて嬉しいですっ! まだ赤ちゃんも作れない未熟な身体にご主人様の子種射精して下さいぃぃぃぃぃっ!」
「はははっ、今は妊娠できなくても将来できるようになる。それまでは子作りの練習だっ!」
「は、はいっ! いっぱい練習させて下さいっ!」

 そうして日々女が増えていき、拠点はいつしか町に、さらに国へと発展していく。加えて人類最後の男がいると世界に知れ渡り、世界中から様々な女が俺の子種を求めてやってくる。

「陛下、本日はどの女を孕ませますか?」
「そうだなぁ……孕ませはいいわ。孕めない女の子連れてきてくれ。人種は問わん」
「ははっ! では孕ませは人工受精でやっておきます」
「ああ、頼む」

 それから十年後、俺と女達の間に男児が産まれ始め、人類は徐々に人口増加に転じていった。

「陛下~、今日もチビ穴使う~?」
「当たり前だろ。孕ませは息子に任せるわ。これより俺はただしたい女の子とだけセックスする。これは決定事項な」
「陛下はチビっ娘大好きなんだね~。はい、陛下専用まんこだよ~」
「うむ。今日もたっぷり注いでやるぞ」
「はぁ~いっ」

 こうして俺は世界を掌握し、余生を過ごしていったのだった。 
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