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天使と悪魔1
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アンジュちゃんのおうちに行こう。
騎士団のだれかにお願いしたら、きっと連れて行ってくれるよね。
アンジュちゃんに会えたら、大好きだからまた一緒に遊びたい、ってお願いするんだ。
僕は、お母さまと刺繍をしていたお部屋を出て、騎士団の厩舎の方へ向かっていた。
ごめんね、って謝りたいけど。
なんか謝ったらそれはそれでこじれそうな気がする。
だから、素直に『大好き』な気持ちだけを伝えるんだ。
厩舎の近くの訓練場に近づくと、ぱーっと見知った姿が駆け抜けていくのが見えた。
アンジュちゃんだ!
来てたんだ!
すぐに姿を見ることができた喜びの反面、こんなに近くにいたのに、僕のところに来てくれなかったというショックと、仄暗い感情が湧き上がってくる。
それほど嫌われたのか。僕は…。
こっそり後ろから追うと、城の入口のあたりで彼女は立ち止まり、そわそわキョロキョロしだした。
何をしているんだろう?
そういえば、彼女のお母さまは、今僕のお母さまと一緒なのだし、彼女のお父様がいない。
おそらく、リチャード様が彼女を連れてきたと思うのだが。
彼女は、お父様を待っているのだろうか。
彼女に気取られないように、少しずつ木の陰に移りながら近づいていくと、やがて彼女のお父様が現れた。
可愛らしいドレスを着た、僕のお父様と一緒に、
10人のロープで縛られた男たちを引きずるようにして。
ーーーーああ、なんて幸せなんだろう。
王太子殿下も無事保護できたし。
悪さをしていた一味も捕まえてくることが出来たし。
それで、私の天使があそこで手を振って、私の帰りを待っててくれている。
胃のダメージが癒される…。
隣の王太子が珍獣を見るような目で見ているが、気にしない。
アンジュ、お父様、この人たちを騎士団に引き渡したら、アンジュにご褒美あげるからね!
帰りにおいしいスイーツ買って帰ろうね!
こともあろうに、私としたことが。
このとき、ロープの最後尾になっていた男が、隠し持っていたナイフで拘束から外れようとしていることに、気づいていなかった。
私たち2人で連行するには、10人は多すぎたのだ。
騎士団のだれかにお願いしたら、きっと連れて行ってくれるよね。
アンジュちゃんに会えたら、大好きだからまた一緒に遊びたい、ってお願いするんだ。
僕は、お母さまと刺繍をしていたお部屋を出て、騎士団の厩舎の方へ向かっていた。
ごめんね、って謝りたいけど。
なんか謝ったらそれはそれでこじれそうな気がする。
だから、素直に『大好き』な気持ちだけを伝えるんだ。
厩舎の近くの訓練場に近づくと、ぱーっと見知った姿が駆け抜けていくのが見えた。
アンジュちゃんだ!
来てたんだ!
すぐに姿を見ることができた喜びの反面、こんなに近くにいたのに、僕のところに来てくれなかったというショックと、仄暗い感情が湧き上がってくる。
それほど嫌われたのか。僕は…。
こっそり後ろから追うと、城の入口のあたりで彼女は立ち止まり、そわそわキョロキョロしだした。
何をしているんだろう?
そういえば、彼女のお母さまは、今僕のお母さまと一緒なのだし、彼女のお父様がいない。
おそらく、リチャード様が彼女を連れてきたと思うのだが。
彼女は、お父様を待っているのだろうか。
彼女に気取られないように、少しずつ木の陰に移りながら近づいていくと、やがて彼女のお父様が現れた。
可愛らしいドレスを着た、僕のお父様と一緒に、
10人のロープで縛られた男たちを引きずるようにして。
ーーーーああ、なんて幸せなんだろう。
王太子殿下も無事保護できたし。
悪さをしていた一味も捕まえてくることが出来たし。
それで、私の天使があそこで手を振って、私の帰りを待っててくれている。
胃のダメージが癒される…。
隣の王太子が珍獣を見るような目で見ているが、気にしない。
アンジュ、お父様、この人たちを騎士団に引き渡したら、アンジュにご褒美あげるからね!
帰りにおいしいスイーツ買って帰ろうね!
こともあろうに、私としたことが。
このとき、ロープの最後尾になっていた男が、隠し持っていたナイフで拘束から外れようとしていることに、気づいていなかった。
私たち2人で連行するには、10人は多すぎたのだ。
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