19 / 42
転生者
しおりを挟む
「俺の番になって。君の方が先に年老いても平気だよ。しわくちゃになったからって捨てたりしないから。死ぬまで愛して、死んだら食べてあげる。そしたら、ずっとずっと一緒だもん。ねぇ、名前が呼びたいな。名前を教えてよ。」
金色の瞳の瞳孔が細くなり、舌が赤くちろちろしている。
ずずっと身を乗り出してきて、今にも押し倒されそう。
同じくらいの年齢に見える少年なのに、怖い。
やっぱりドラゴンなんだ。
「………俺、魅了持ちなんだ。スキルで惑わされているだけだよ!」
後ずさりする。
「魅了はねぇ、自分よりレベルがすごく高いとか、耐性のある相手には効かないんだよ?雑魚ドラゴンには効くけどね、俺は正気。ね、見た感じ同じくらいの年齢だし、丁度いいと思わない?」
同じくらいの年齢ならさあ、ちょっとくらいエッチなことしても、きっと淫行じゃないよねぇ?
そもそもこの世界には18禁とかないし。人間の成人は15くらいだっけ?
ふふふ、と迫る男に驚く。
こいつも転生者だ。間違いない。
「い、いや…っ。ヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
キーンと声が波動になる。
「ヒッ!」
俺の音波でサタンが巨体をばたっと倒し、竜王も耳をふさぐ。
今の隙に!
「何逃げようとしてるの?」
がっと掴まれて、後ろから首を握られた。
「君の武器は声なんだね。喉を潰してしまおうか。」
やだ。
ぐぐっと力が籠められる。
やだ……っ。
「私の婚約者に触るな!!!!!!!!!!!!!!!!!」
突如現れたアポロが、跳び蹴りをくらわす。
竜王の横っ腹にクリーンヒットし、吹っ飛ばされる。
「大丈夫だったか?」
「う、うん……。」
「ぶった………。ぶったね…。お父様にもぶたれたことがないのに!!!!」
わぁああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!
幼い竜王は泣きだしてしまった。
金色の瞳の瞳孔が細くなり、舌が赤くちろちろしている。
ずずっと身を乗り出してきて、今にも押し倒されそう。
同じくらいの年齢に見える少年なのに、怖い。
やっぱりドラゴンなんだ。
「………俺、魅了持ちなんだ。スキルで惑わされているだけだよ!」
後ずさりする。
「魅了はねぇ、自分よりレベルがすごく高いとか、耐性のある相手には効かないんだよ?雑魚ドラゴンには効くけどね、俺は正気。ね、見た感じ同じくらいの年齢だし、丁度いいと思わない?」
同じくらいの年齢ならさあ、ちょっとくらいエッチなことしても、きっと淫行じゃないよねぇ?
そもそもこの世界には18禁とかないし。人間の成人は15くらいだっけ?
ふふふ、と迫る男に驚く。
こいつも転生者だ。間違いない。
「い、いや…っ。ヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
キーンと声が波動になる。
「ヒッ!」
俺の音波でサタンが巨体をばたっと倒し、竜王も耳をふさぐ。
今の隙に!
「何逃げようとしてるの?」
がっと掴まれて、後ろから首を握られた。
「君の武器は声なんだね。喉を潰してしまおうか。」
やだ。
ぐぐっと力が籠められる。
やだ……っ。
「私の婚約者に触るな!!!!!!!!!!!!!!!!!」
突如現れたアポロが、跳び蹴りをくらわす。
竜王の横っ腹にクリーンヒットし、吹っ飛ばされる。
「大丈夫だったか?」
「う、うん……。」
「ぶった………。ぶったね…。お父様にもぶたれたことがないのに!!!!」
わぁああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!
幼い竜王は泣きだしてしまった。
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
532
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる