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【閑話】なんで自分だけこんな目に
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サバークの大王は、妃との子作りの前後に俺のところにやってくる。
愛のない発散のためだけに体を使われる。
なんで俺がこんな目に…。
俺は王子で騎士団の団長だったんだ。それがなんで…。
「おや大王様の相手をしているっていうのに、やっぱり丈夫だねぇ。」
寝室を抜け出して庭に向かうと、親しくなった下男とばったり会った。
昔の俺なら、下男となんか口なんか利かなかった。
だけど、ここじゃこいつと会話しないと、相手がいない。
「大王は相手以外は自由にしていいって言ってた。」
「あんたさ、大王様に感謝するといいよ。」
「感謝ぁ!?」
「あんたさ、結局『去勢』してないだろう?あんたの母はやらかしたけど、あんた自身は根っからの悪人ってよりはただのお馬鹿って感じだ。だけど、周りに影響されて、『自分たちが一番偉い、他はドウデモイイ』って振る舞いを続けてきたんだろ?それで亡くなったり、一生の障がいを負った人も結構いるって聞いた。あんた、そういうの、全然分かってなかっただろう。馬鹿だから。」
「うぐ…。」
「あんたは去勢されなくたって、一生ここから出れないさ。ここは男しかいない宮だし、せいぜい大王様以外の彼氏を作るくらいだね。」
「男に抱かれる趣味はない!」
「でも、大王様が相手なら、悪くないでしょう?」
「う、……うん。」
「大事にされてんじゃん。よかったじゃん。ほんと、感謝しろよ。さっきの話にもどるけど、あんただって悪意はなくても人の恨みを買うことは充分やってきたんだ。ここから出たら民に殺されるぞ。それに………あんな女の産んだ王子なんて、血を残せるわけないだろ。だから、男相手の妾扱いがちょうどいいと思うよ。」
「………。」
諦めるしかないのか。
だけど、エク兄だって俺とにたようなものだった。
エク兄はどうなるんだろ。
宮を進むと、開けたところは騎士団の訓練所だった。
懐かしいな。
騎士団のトップらしき大男が団員に剣のアドバイスをしたりしている。
俺はあんなことをやっていただろうか。
対した実力もないのにお飾りで、威張るばかりで役に立たず、団員を消耗品扱いしたから、今こうなっている。
愛のない発散のためだけに体を使われる。
なんで俺がこんな目に…。
俺は王子で騎士団の団長だったんだ。それがなんで…。
「おや大王様の相手をしているっていうのに、やっぱり丈夫だねぇ。」
寝室を抜け出して庭に向かうと、親しくなった下男とばったり会った。
昔の俺なら、下男となんか口なんか利かなかった。
だけど、ここじゃこいつと会話しないと、相手がいない。
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「あんたさ、大王様に感謝するといいよ。」
「感謝ぁ!?」
「あんたさ、結局『去勢』してないだろう?あんたの母はやらかしたけど、あんた自身は根っからの悪人ってよりはただのお馬鹿って感じだ。だけど、周りに影響されて、『自分たちが一番偉い、他はドウデモイイ』って振る舞いを続けてきたんだろ?それで亡くなったり、一生の障がいを負った人も結構いるって聞いた。あんた、そういうの、全然分かってなかっただろう。馬鹿だから。」
「うぐ…。」
「あんたは去勢されなくたって、一生ここから出れないさ。ここは男しかいない宮だし、せいぜい大王様以外の彼氏を作るくらいだね。」
「男に抱かれる趣味はない!」
「でも、大王様が相手なら、悪くないでしょう?」
「う、……うん。」
「大事にされてんじゃん。よかったじゃん。ほんと、感謝しろよ。さっきの話にもどるけど、あんただって悪意はなくても人の恨みを買うことは充分やってきたんだ。ここから出たら民に殺されるぞ。それに………あんな女の産んだ王子なんて、血を残せるわけないだろ。だから、男相手の妾扱いがちょうどいいと思うよ。」
「………。」
諦めるしかないのか。
だけど、エク兄だって俺とにたようなものだった。
エク兄はどうなるんだろ。
宮を進むと、開けたところは騎士団の訓練所だった。
懐かしいな。
騎士団のトップらしき大男が団員に剣のアドバイスをしたりしている。
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