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本編
オープン前にテスティング
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「さて、ではこれから。オープン前のテスティングをするわけですが。」
「はい。」
「はい!」
先生みたいなアイスを前に、俺とアリスは並んで話を聞く。
「クリスさんはくれぐれも、最後の高レベル者用のドッペルちゃん以外には、手を出さないでください。あなたが狩ったら、オープン前にモンスターがいなくなります。」
「わかりました。」
「じゃあ、アリスの出番!」
「そうそう、テストプレイヤーはアリスだよ!頑張って倒そうね。」
「はい!」
かわい~
すご~い
がんばれぇ~
俺とクリスはさながら授業参観の保護者。
えいえいと小さな剣を振り回して、ぼこぼこスライムをやっつけて、
ステージクリア!
クリアした子にはクリアの証のスタンプがもらえるんだよ。
クリアの数によって、賞金だったり、景品だったりがもらえるようにしようと思って。
「太っ腹ぁ。」
クリスがお腹をつんつんしてくる。
いや、まだそんな出てないし。
知ってるでしょ!
「といっても、入場料収入とか、このダンジョンの周囲にお店を開く人たちの土地代を収入源にしようと思ってるよ。それで、キリス君のとこから武器とか、うちの食料品だったり。景品の資金にまわそうかなと。」
「うちの旦那様は有能で素敵だな。」
最近は、自分から愛情表現してくれるクリスがうれしくもあり、照れ屋さんだったクリスが寂しくもある。
「そして、お待ちかねです。さあ、思いっきりどうぞ?奥様。」
やったぁ~!と、飛び出していくクリスの前には、大きめの空間。
暴れる人用に、だだっ広いドーム状にして、しっかり岩盤を固めたのだ。
中央にいる虹色のスライムが、クリスを認識して、人型になっていく。
「あ、すごい!お母さまそっくり!」
アリスもびっくり。
腰の双剣を抜く。
避け、跳ね、攻撃を仕掛けるが、相手も全く同じ技量で。
クリスは思いっきり楽しんだようである。
「これ、普通に騎士団の訓練にいいな。上級者用のコースとして、ここだけまっすぐ案内できるようにもしてた方がいいかも!」
そうだね、そうしよう。
「ぴぎー!」
ドッペルちゃんが騒ぐ。
疲れて、壁に寄りかかっていた。
そのクリスの背後に、人の手がーーーーーーーーーー。
「くーりすちゃん。 だあれだ。」
「ン!んぐっ!」
後ろから何かを飲まされて。
むせこむ。
後ろにいたのは、ローズ=フルール。
クリスに執着していた元王子。
「アリス、お母さまを一緒に守るぞ!」
「はい、おとうさま!」
私はドッペルちゃんに命令して、ローズを捕らえ。
アリスがとどめさして、気絶させた。
陛下からの通信が来たのは、その時だった。
遅いぞ!
私は、騎士団を呼んで、目がトんでいるローズを捕まえてもらった。
「自分と戦って、へとへとだったんだろうな…。」
家に抱きかかえて連れ帰り、ベッドに寝かせてやる。
「ーーーーーーーーここ、どこ。」
翌朝、クリスは忘れていたのだ。
記憶が、19歳の。
出会う前に戻っていた。
「はい。」
「はい!」
先生みたいなアイスを前に、俺とアリスは並んで話を聞く。
「クリスさんはくれぐれも、最後の高レベル者用のドッペルちゃん以外には、手を出さないでください。あなたが狩ったら、オープン前にモンスターがいなくなります。」
「わかりました。」
「じゃあ、アリスの出番!」
「そうそう、テストプレイヤーはアリスだよ!頑張って倒そうね。」
「はい!」
かわい~
すご~い
がんばれぇ~
俺とクリスはさながら授業参観の保護者。
えいえいと小さな剣を振り回して、ぼこぼこスライムをやっつけて、
ステージクリア!
クリアした子にはクリアの証のスタンプがもらえるんだよ。
クリアの数によって、賞金だったり、景品だったりがもらえるようにしようと思って。
「太っ腹ぁ。」
クリスがお腹をつんつんしてくる。
いや、まだそんな出てないし。
知ってるでしょ!
「といっても、入場料収入とか、このダンジョンの周囲にお店を開く人たちの土地代を収入源にしようと思ってるよ。それで、キリス君のとこから武器とか、うちの食料品だったり。景品の資金にまわそうかなと。」
「うちの旦那様は有能で素敵だな。」
最近は、自分から愛情表現してくれるクリスがうれしくもあり、照れ屋さんだったクリスが寂しくもある。
「そして、お待ちかねです。さあ、思いっきりどうぞ?奥様。」
やったぁ~!と、飛び出していくクリスの前には、大きめの空間。
暴れる人用に、だだっ広いドーム状にして、しっかり岩盤を固めたのだ。
中央にいる虹色のスライムが、クリスを認識して、人型になっていく。
「あ、すごい!お母さまそっくり!」
アリスもびっくり。
腰の双剣を抜く。
避け、跳ね、攻撃を仕掛けるが、相手も全く同じ技量で。
クリスは思いっきり楽しんだようである。
「これ、普通に騎士団の訓練にいいな。上級者用のコースとして、ここだけまっすぐ案内できるようにもしてた方がいいかも!」
そうだね、そうしよう。
「ぴぎー!」
ドッペルちゃんが騒ぐ。
疲れて、壁に寄りかかっていた。
そのクリスの背後に、人の手がーーーーーーーーーー。
「くーりすちゃん。 だあれだ。」
「ン!んぐっ!」
後ろから何かを飲まされて。
むせこむ。
後ろにいたのは、ローズ=フルール。
クリスに執着していた元王子。
「アリス、お母さまを一緒に守るぞ!」
「はい、おとうさま!」
私はドッペルちゃんに命令して、ローズを捕らえ。
アリスがとどめさして、気絶させた。
陛下からの通信が来たのは、その時だった。
遅いぞ!
私は、騎士団を呼んで、目がトんでいるローズを捕まえてもらった。
「自分と戦って、へとへとだったんだろうな…。」
家に抱きかかえて連れ帰り、ベッドに寝かせてやる。
「ーーーーーーーーここ、どこ。」
翌朝、クリスは忘れていたのだ。
記憶が、19歳の。
出会う前に戻っていた。
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