【完結】元SS冒険者の部隊長は王族に陥落される

竜鳴躍

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新章 溺愛編

どんなお洋服を着せようかなぁ

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来週のパーティに着けていく服。

うちの奥さんには何を着てもらおうかなぁ。



困ったなぁ、クリスは何を着けても似合うからなー。



クリスはクリスで、アリスに何を着せようかってずーーーーっと話しかけてくるけど。
もう子どもじゃないんだし、あの子は自分で決めちゃんだから。
放っておいていいと思う!



そろそろもう少し、私に構ってほしい。



出会った頃は、まだ少しあどけなさを残していたクリスは、実年齢よりは若々しいのは変わらないけれど、年を経るごとに色香を増し、ますます美人になった。


絶倫とか変態とかいうけど、クリスのせいだと思う。


こんなに綺麗でかわいくてエロい奥さんが、無自覚に煽ってきたら、絶対誰でも狼さんになるって。









かちゃかちゃかちゃ。

ケーキの生クリームを混ぜ混ぜしているアイスに向かい合うように椅子をおいて腰かけて、来週のパーティの話をしている。

アイスは俺が食が細くて痩せてるから、少し太らせたいらしい。
甘くておいしいスイーツを自ら作っては、俺を太らせようとしている。
小食で食が細いから、間食で栄養をとらせようとしているのだ。

甘いなー、食って体が大きくなるなら、俺、苦労しなかったぞ?
俺は太りにくいタイプだ。

そう言うと、こないだ、キャサリンたち女性陣にジト目で見られたが…。


ねぇ、今回はアリスがメインなんだから、力入れたいよね?
アリスは白いスーツがいいかな?
ザオラルも連れていきたいんだったら、ザオラルは濃い色がいいかなー。
肌の色も白いし、白銀の髪色と青い目で色素が薄いから、濃い方がいいと思うんだよ。
子どもだけど、涼し気な目元でスッとした美形だから、アリスを可愛い系でまとめて、ザオラルをクール系にしたら、お似合いな感じしない?


ーーーーーーーーーーー聞いてない。


絶対聞いてないんだから、もうっ。


ひゃっ。

生クリームがこっちはねた。










「生クリームはねた…っ。」

ぷーと怒りながら、向かい合わせに椅子に座って見上げながら話をしていたクリスが、上目遣いで私に訴える。


なに。



またもう、無自覚になにそれ。煽ってるでしょ!


頬に生クリームがとび、それが下に滴り落ちる。

顔に飛び散った白いものをつけて、煽情的だ。


膨張する。


私のあれが、エプロンを持ち上げている。


「甘い…。」


指でクリームをすくって、なめとる姿は、口でするアレを連想させる。

クリスの唇が目について、離れない。


「…クリス。」

「ん?」

生クリームを置いて、背の方に回り込む。


「…ぎゃ!」

お姫様抱っこで捕まえて、服を脱がせる。



「…キッチンでっ!? 俺、ベッドがいい…!」

目を白黒させているのが可愛い。


下穿きを抜かれて、着乱れた姿のまま腕の中から逃げようとするのを捕まえて、キッチンのシンクを捕まえさせる。

口と後孔に指を入れてかき混ぜれば、すぐにクリスも発情して、抵抗する力をなくす。


「…あっ、…あぁあん…っ。」

膨張してそそり立ったものを宛がい、打ち込んで動くと、すぐに甘い声がでた。


「あっ、あっ、ああぁ、こんなところで…ぇ…。へんたいぃぃ…。  あいすの…ばかぁっ」


そういう甘い声色も、紅く色づいて快感に震える体も、痴態のすべてがまた、私を煽る。


テーブルの生クリームをなめさせて。

体に塗って。


なめとってやる。




次は、口でもしてもらおうかな。

生クリーム、つけてあげるから。









「なんで、普通に話してただけなのにこうなるんだ。いつも…。」


諦めて?


パーティでは綺麗に着飾らせてあげる。


首元が隠れるデザインにしよう。
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