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新章 溺愛編
育休明け。お前は執務室から出るな。
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「本日から育休明けです。よろしくお願いします。」
騎士団の制服を着て、久しぶりの出勤。
アイスが心配して、同伴しようとしてたけど、全力で止めた。
「あう。」
「きゃあ可愛い!」
「副団長にそっくり!!」
「こりゃあ、美人になりますね。将来、婚約者になりたいやつで行列ができるぞ!」
ふふふ。
しばらくは、お母さまと一緒にお仕事こようね!
「でもね、もう婚約者決まっちゃったかもしれないんだ。」
「えっ もう!?」
「サウス王国の王子様が、不思議な子で。『将来僕のお嫁さんになるよ。』って。」
「ああ、あそこの王族って予言とかするんですよね。」
「そうだね。はっきりと見えるわけじゃないし、意識的に見れるわけじゃないけど、頭に一瞬よぎるみたいだね。」
ムキムキになるって言ってたなぁ、ロメオ王子。
将軍くらいになるって。
ジュリエッタは俺みたいに体力無いだろうから、ムキムキでアイスみたいに精力強かったらかわいそうだなぁ。
でも、ムキムキかあ。
いいなあ。
「みゃああああ。」
あっ、おっぱい。
「よしよし、おなかすいたねー。お母さまがおっぱいをあげようね。」
んく、んく、んく。
ん?
みんなどうしたの?
「・・・あの。副団長? そういうことは自分の執務室でやってほしいです。」
「なんで?」
ぱかーん。
やってきたミカエルにはたかれる。
「久しぶりに来たのが見えたと思ったら、何やってるの。」
「なにって、ジュリエッタがおなかすいたから、おっぱい。」
「母親になって麻痺してるのかしら。あんたねぇ、性別は男でももう雌認識されてるんだから、いい加減気をつけなさいよ。」
「男の胸だよ?」
「結構立派になってると思いますけど。女の子と変わらないわよ。ていうか、クリスでさえそうなるんだから、うちのハデスだったら巨乳ちゃんになるのかしら。ていうか、そんなふうにフェロモンと乳の匂い振りまくなら、執務室から出るな。」
うん?
俺はこれでもまだ男のつもりなんだけど…。
分からないけど、分かった。
騎士団の制服を着て、久しぶりの出勤。
アイスが心配して、同伴しようとしてたけど、全力で止めた。
「あう。」
「きゃあ可愛い!」
「副団長にそっくり!!」
「こりゃあ、美人になりますね。将来、婚約者になりたいやつで行列ができるぞ!」
ふふふ。
しばらくは、お母さまと一緒にお仕事こようね!
「でもね、もう婚約者決まっちゃったかもしれないんだ。」
「えっ もう!?」
「サウス王国の王子様が、不思議な子で。『将来僕のお嫁さんになるよ。』って。」
「ああ、あそこの王族って予言とかするんですよね。」
「そうだね。はっきりと見えるわけじゃないし、意識的に見れるわけじゃないけど、頭に一瞬よぎるみたいだね。」
ムキムキになるって言ってたなぁ、ロメオ王子。
将軍くらいになるって。
ジュリエッタは俺みたいに体力無いだろうから、ムキムキでアイスみたいに精力強かったらかわいそうだなぁ。
でも、ムキムキかあ。
いいなあ。
「みゃああああ。」
あっ、おっぱい。
「よしよし、おなかすいたねー。お母さまがおっぱいをあげようね。」
んく、んく、んく。
ん?
みんなどうしたの?
「・・・あの。副団長? そういうことは自分の執務室でやってほしいです。」
「なんで?」
ぱかーん。
やってきたミカエルにはたかれる。
「久しぶりに来たのが見えたと思ったら、何やってるの。」
「なにって、ジュリエッタがおなかすいたから、おっぱい。」
「母親になって麻痺してるのかしら。あんたねぇ、性別は男でももう雌認識されてるんだから、いい加減気をつけなさいよ。」
「男の胸だよ?」
「結構立派になってると思いますけど。女の子と変わらないわよ。ていうか、クリスでさえそうなるんだから、うちのハデスだったら巨乳ちゃんになるのかしら。ていうか、そんなふうにフェロモンと乳の匂い振りまくなら、執務室から出るな。」
うん?
俺はこれでもまだ男のつもりなんだけど…。
分からないけど、分かった。
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