【完結】元SS冒険者の部隊長は王族に陥落される

竜鳴躍

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新章(アリスの結婚編)

戴冠式

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紅薔薇に称される美しい陛下も52才になった。

年齢の割に若々しいのは、アイスのアンチエイジングが効いているのかもしれない。


戴冠する王太子は32歳。


俺たちは来賓席と向かい合う、二階の特別席に控えている。





「騎士団長だ。クリス様、相変わらず若々しくてお美しい…。」

「アヴニール様も将来が楽しみだ。」


戴冠式の後は、アリスの立太子式もある。

卵を温めている妻たちは同席していない。

アリスは、白の生地に金色の縁取りをしたスーツに黒のマントをあわせ、オレンジと白銀の飾りを合わせて立っている。


彼の生母として、今日のクリスもドレスアップしていた。


黒のスーツに紫のマントをあわせ、アメジストで飾る公爵の隣には、薄い黄色の特注の騎士服に、青のマントとアメジストで飾る騎士団長。

彼らの他の子どもたちも、絶世の美男美女で、母親似のジュリエッタは、薄いブラウンの品の良いドレスが清楚で。アヴニールは、黄色のスーツが可愛らしく。
デビュタントが待たれた。





厳かな式の中、僕は家族と離れて王太子の後ろに控える。

来賓の中にはサウス王国もいて、24歳になったロメオ王子と、弟殿下たちが並んでいた。

仲良くしているようで良かった。

ふと見れば、ジュリエッタと見つめあっている。


そして何故か、お母様がうっとりしていて、お父様が歯ぎしりしている。

相変わらず筋肉好きだなあ。
そして学習しないなぁ。

実はワザとじゃないかな…。




皆が陛下と王太子に注目している最中、事件がおきた。



突然、背後から矢が放たれた。




お母様は二階。


僕は前を向いていて、気づくのに遅れ。 




王太子を狙った矢に気づき、その身で庇ったのは。




彼の愛妻である、アンジュ妃だった。
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