【完結】元SS冒険者の部隊長は王族に陥落される

竜鳴躍

文字の大きさ
350 / 415
アヴニール編【学園編】

仕事が回らない…

しおりを挟む
アリスは王城で頭を抱えていた。



「仕事が…っ。仕事がまわらない…っ。」


けして、今の陛下が仕事をさぼっているわけではない。


この国には、法相と外相と宰相がいない。

ドとレとミとファとおーっぱっきゃらまど!と歌いたくなる状況。



と、いうのも。


まず、マクシミリアン前陛下の前の時代の宰相は、今の陛下の妃のアンジュの母方の祖父だが、彼がなくなって以来、代わりの人材がいない。

法相は、キャサリン様の前の夫だが、彼は自分の誘拐・殺害計画を企てて失脚。

外相は、お母さまが冒険者時代にスノーフォレストの前の女王の企てに乗って国を売ろうとしたから失脚。



どいつもこいつも手を挙げる者は、どうにも信用できない上、爵位だけの力不足だし。
アッシュフォード家は、元々男爵家上がりだし、領地経営だけでいっぱいいっぱいだし。
ブライト伯爵家は、事業が忙しいと断ってくるし。
そもそも、王家の身内だけで固めすぎるのも、権力の一点集中みたいで長期的視点から好ましくないし。

周りがあーだこーだ人選しているうちに、マクシミリアン陛下たちは自分たちだけで国を回し始めてしまったのだ。


(子育てに失敗はしたものの)騎士団長としては優秀だったリチャード様を腹心にし、その妻となった自分の従妹であるミレニア様の協力も得ながらではあったが、二人はそれができてしまうほど優秀すぎた。



「僕だって研究したいし領地経営もしないといけないし奥さんたちといちゃいちゃしたいし子どもの顔だって見たいのに!!!!!!ダメだ、こんなんじゃ!」


陛下の間に入って、後ろから蹴りを入れる。


「あいたっ!」


「おい、忙しすぎて後回しになってたが、むしろ先に人事しよう、人事。」


僕たちには無理。ていうか大臣いないのがそもそもおかしい。


「手ごろな人がいないんだよねぇ。」


「貴族の階級なんてどーーーーーーーーでもいい。もう、そんな常識とか慣習はポイ!!ポイ!!!下級貴族から、なんなら平民まで探せばいるだろ。そうか、元々外国籍でもこの際いい。」


枢密院をよべぇえええ!

いますぐ決めるぞ!

3人のお嫁さんと2人目だって作りたいんだから!

子どもの寝顔しか見れないような生活はもう嫌だ!

父親だと認識されたい!
しおりを挟む
感想 106

あなたにおすすめの小説

番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か

雪兎
BL
第二性が存在する世界。 Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。 しかし入学初日、彼の前に現れたのは―― 幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。 成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。 だが湊だけが知っている。 彼が異常なほど執着深いことを。 「大丈夫、全部管理してあげる」 「君が困らないようにしてるだけだよ」 座席、時間割、交友関係、体調管理。 いつの間にか整えられていく環境。 逃げ場のない距離。 番を拒みたいΩと、手放す気のないα。 これは保護か、それとも束縛か。 閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。

愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない

了承
BL
卒業パーティー。 皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。 青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。 皇子が目を向けた、その瞬間——。 「この瞬間だと思った。」 すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。   IFストーリーあり 誤字あれば報告お願いします!

【完結】伯爵家当主になりますので、お飾りの婚約者の僕は早く捨てて下さいね?

MEIKO
BL
 【完結】伯爵家次男のマリンは、公爵家嫡男のミシェルの婚約者として一緒に過ごしているが実際はお飾りの存在だ。そんなマリンは池に落ちたショックで前世は日本人の男子で今この世界が小説の中なんだと気付いた。マズい!このままだとミシェルから婚約破棄されて路頭に迷う未来しか見えない!  僕はそこから前世の特技を活かしてお金を貯め、ミシェルに愛する人が現れるその日に備えだす。2年後、万全の備えと新たな朗報を得た僕は、もう婚約破棄してもらっていいんですけど?ってミシェルに告げる。なのに対象外のはずの僕に未練たらたらなのどうして? ※R対象話には『*』マーク付けます。

【完結】一生に一度だけでいいから、好きなひとに抱かれてみたい。

村松砂音(抹茶砂糖)
BL
第13回BL大賞で奨励賞をいただきました! ありがとうございました!! いつも不機嫌そうな美形の騎士×特異体質の不憫な騎士見習い <あらすじ> 魔力欠乏体質者との性行為は、死ぬほど気持ちがいい。そんな噂が流れている「魔力欠乏体質」であるリュカは、父の命令で第二王子を誘惑するために見習い騎士として騎士団に入る。 見習い騎士には、側仕えとして先輩騎士と宿舎で同室となり、身の回りの世話をするという規則があり、リュカは隊長を務めるアレックスの側仕えとなった。 いつも不機嫌そうな態度とちぐはぐなアレックスのやさしさに触れていくにつれて、アレックスに惹かれていくリュカ。 ある日、リュカの前に第二王子のウィルフリッドが現れ、衝撃の事実を告げてきて……。 親のいいなりで生きてきた不憫な青年が、恋をして、しあわせをもらう物語。 ※性描写が多めの作品になっていますのでご注意ください。 └性描写が含まれる話のサブタイトルには※をつけています。 ※表紙は「かんたん表紙メーカー」さまで作成しました。

身代わりにされた少年は、冷徹騎士に溺愛される

秋津むぎ
BL
第13回BL大賞奨励賞頂きました! 最終17位でした!応援ありがとうございます! あらすじ 魔力がなく、義母達に疎まれながらも必死に生きる少年アシェ。 ある日、義兄が騎士団長ヴァルドの徽章を盗んだ罪をアシェに押し付け、身代わりにされてしまう。 死を覚悟した彼の姿を見て、冷徹な騎士ヴァルドは――? 傷ついた少年と騎士の、温かい溺愛物語。

執着

紅林
BL
聖緋帝国の華族、瀬川凛は引っ込み思案で特に目立つこともない平凡な伯爵家の三男坊。だが、彼の婚約者は違った。帝室の血を引く高貴な公爵家の生まれであり帝国陸軍の将校として目覚しい活躍をしている男だった。

完結|ひそかに片想いしていた公爵がテンセイとやらで突然甘くなった上、私が12回死んでいる隠しきゃらとは初耳ですが?

七角
BL
第12回BL大賞奨励賞をいただきました♡第二王子のユーリィは、美しい兄と違って国を統べる使命もなく、兄の婚約者・エドゥアルド公爵に十年間叶わぬ片想いをしている。 その公爵が今日、亡くなった。と思いきや、禁忌の蘇生魔法で悪魔的な美貌を復活させた上、ユーリィを抱き締め、「君は一年以内に死ぬが、私が守る」と囁いてー? 十二個もあるユーリィの「死亡ふらぐ」を壊していく中で、この世界が「びいえるげえむ」の舞台であり、公爵は「テンセイシャ」だと判明していく。 転生者と登場人物ゆえのすれ違い、ゲームで割り振られた役割と人格のギャップ、世界の強制力に知らず翻弄されるうち、ユーリィは知る。自分が最悪の「カクシきゃら」だと。そして公爵の中の"創真"が、ユーリィを救うため十二回死んでまでやり直していることを。 どんでん返しからの甘々ハピエンです。

出来損ないΩの猫獣人、スパダリαの愛に溺れる

斯波良久@出来損ないΩの猫獣人発売中
BL
旧題:オメガの猫獣人 「後1年、か……」 レオンの口から漏れたのは大きなため息だった。手の中には家族から送られてきた一通の手紙。家族とはもう8年近く顔を合わせていない。決して仲が悪いとかではない。むしろレオンは両親や兄弟を大事にしており、部屋にはいくつもの家族写真を置いているほど。けれど村の風習によって強制的に村を出された村人は『とあること』を成し遂げるか期限を過ぎるまでは村の敷地に足を踏み入れてはならないのである。

処理中です...