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トロワ編
お茶会には国中の高位貴族の婦女が来る
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「お茶会かぁ…。」
「どうしたんだい?トロワ。」
その日の晩、ベッドでボヤいていたら、隣でクリムが反応した。
「今度、国の高位貴族の奥様お嬢様集めて、お茶会をすることになったの。俺主催で!」
「ついにトロワも王太子妃デビューか!」
「もう、真剣なんだから茶化さないでよ!」
「この国の貴族と仲良くやっていくための社交でしょ、どういう風なお茶会をすればいいのかなと思って。」
「そうだね。他国の貴人をおもてなしするわけではないのだから、出す品はこちらの特産品に拘る必要はないだろう。むしろ、君という存在を受け入れてもらうための戦場だと思った方がいい。君のすばらしさを完膚なきまでに示すんだ。女性は怖いぞ~。」
「……なるほどね、理解したよ。国中の貴族が王族に味方し、反旗を翻すことのないよう、こちらにつなぎ留めておくこと、俺が舐められないこと、だな。」
そう考えると、実家からも最大限支援してもらう必要があるかもしれない。
この国のクロス公爵は、デュークお兄様にボヌールが嫁いでいる関係で、全く親戚ではないと言えないし、彼らにも後ろ盾になってらうか。
「楽しそうだね、なによりだよ。」
「ひゃっ!」
急にひっくり返されて、服をめくられる。
まさか、昨日あれだけヤッたのに、今夜も…??
「…やだあ、まだ夕べのがのこっ…!」
「今日もたくさん補充してあげる。」
きゃああああ!
翌日、俺は全く動けなくて、頑張って招待客へ招待状を書いた。
「マギー伯爵、パウンド伯爵、ギリス侯爵、ガーネット伯爵、と。公爵家はクロス公爵家しか残っていないけど、伯爵以上なら意外と年頃の娘さんいたんだな。」
この中で、クリムのこと狙ってた人とかいるのかなぁ。
やっぱいるんだろうなぁ。
めんどくさいことにならなきゃいいなあ。
「どうしたんだい?トロワ。」
その日の晩、ベッドでボヤいていたら、隣でクリムが反応した。
「今度、国の高位貴族の奥様お嬢様集めて、お茶会をすることになったの。俺主催で!」
「ついにトロワも王太子妃デビューか!」
「もう、真剣なんだから茶化さないでよ!」
「この国の貴族と仲良くやっていくための社交でしょ、どういう風なお茶会をすればいいのかなと思って。」
「そうだね。他国の貴人をおもてなしするわけではないのだから、出す品はこちらの特産品に拘る必要はないだろう。むしろ、君という存在を受け入れてもらうための戦場だと思った方がいい。君のすばらしさを完膚なきまでに示すんだ。女性は怖いぞ~。」
「……なるほどね、理解したよ。国中の貴族が王族に味方し、反旗を翻すことのないよう、こちらにつなぎ留めておくこと、俺が舐められないこと、だな。」
そう考えると、実家からも最大限支援してもらう必要があるかもしれない。
この国のクロス公爵は、デュークお兄様にボヌールが嫁いでいる関係で、全く親戚ではないと言えないし、彼らにも後ろ盾になってらうか。
「楽しそうだね、なによりだよ。」
「ひゃっ!」
急にひっくり返されて、服をめくられる。
まさか、昨日あれだけヤッたのに、今夜も…??
「…やだあ、まだ夕べのがのこっ…!」
「今日もたくさん補充してあげる。」
きゃああああ!
翌日、俺は全く動けなくて、頑張って招待客へ招待状を書いた。
「マギー伯爵、パウンド伯爵、ギリス侯爵、ガーネット伯爵、と。公爵家はクロス公爵家しか残っていないけど、伯爵以上なら意外と年頃の娘さんいたんだな。」
この中で、クリムのこと狙ってた人とかいるのかなぁ。
やっぱいるんだろうなぁ。
めんどくさいことにならなきゃいいなあ。
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