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もうすぐ学園に入学するのよ
私、カトレア。14歳になりました。
そういえば、そろそろヒロインは伯爵家の養女になる頃ね。
私がアドバイスして土砂崩れ防止ネットを施工したし、この国では災害は発生しても被害が起きにくくなったわ。
事故が起こらなくても養女にはなれるものかしら。
まあ、この手の話では強制力があるから、なんとかするんでしょう。
事故が起こらないのはいいことだし、ヒロインの両親が生きているのならいいことだわ。
私は縦ロールではなく、ゆるふわな感じで可愛らしく整えてもらって、メイクも自然な感じでリップだけにしてもらった姿を姿見に映す。
「いかがでしょう、お嬢様。」
「ありがとう、今日も完璧よ、ハンナ。」
私はゲームではクールビューティー系だったけど、実は清楚可憐なアイドル系の顔をしてたのよ。
隠れ巨乳だし。
足の形もいいし、手足もすらっとして。
ウエストもくびれてて、マーメイドラインも完璧!
この容姿が前世であれば、人生違ってたでしょうね。
アイドルのセンターも狙えていたと思うわ。
渋谷とか原宿歩いていたら、たくさんのスカウトさんの名刺もらえそうよ。
正直この容姿なら、パステルカラーのガーリーなドレスが似合うと思うんだけど、カトレアはいつもキリッピシャッとした佇まいで、濃い色のドレスとかきつめに見える化粧だったのよね。
おそらく、次期王太子妃の品位にあわせたとか、隙を作らないため、威厳を持つため、だと思うんだけど。
私、オンオフで切り替えることにしたの。
公式の場や、学校ではクールビューティーでいくけど、ロズとの逢瀬の時はふわふわ愛され系でいく!
男って自分だけが知っている本当の姿とか萌えるんでしょ。アニメとか漫画知識だけど。
強がってしっかりして見える彼女だけど、実は甘えん坊で…とか。
「お待たせしちゃってごめんなさい、ロズ。」
「全然待ってないよ。今日も綺麗で可愛いよ。じゃあ、行こう。僕の聖女さま。」
「はい!」
この4年。
王家は変わった。
陛下も王妃様も無駄遣いしなくなったし、無茶な命令をしなくなって、きちんと政治をしだしたから、お父様も定時退社できるようになったの。
なにがあったのかしら。
まるで悪魔か何かに魅入られてて、憑き物が落ちたみたい。
ふふっ、不思議ね。
それに、ロズとの仲も良好。
はじめは綺麗なお人形、推し!としか思ってなかったんだけど…。
最近エスコートも板についてきて。
胸がキュンキュンしちゃうの。
ヒロインなんかに絶対渡さないんだから!
私、可愛げのある女でしょ。あなたの前では。
「ねぇ、ロズ。どうして私のことを聖女様だなんていうの?」
馬車に向かい合って、首を傾げて見せた。
聖女はヒロインのはずなんだけどな。
「レアが僕に聖水をくれたでしょ?」
「せいすい?」もしかして消毒スプレーのことかな。
「父上たちもケホケホしてたから、撒いたんだ。そしたら、体から黒い靄が出て…。もうびっくりしゃってアイリスと2人でスプレーしてたら靄がなんか人型になって、苦しんでるみたいになって消えちゃった。因みに私からもちっさいのが出て消えたんだよ。だから、追加発注したじゃない、あのスプレー。」
「ふ、ふぅん。」
あー、なんか同人仲間が言ってた気がするなぁ。
人の作品ディスったり、ネットで荒らしたり、転売したりのやりたい放題女がいたわ、仲間とも言い難いやつが。
私のこと、国民の税金で食べてる寄生虫とか、カネに物言わせてるとか言いやがって。
そいつがなんか、ノベライズでは裏設定も出てるとか、実は王様とかが変なのも、王子がヒロインに夢中になるのも悪魔?のせいで。悪魔に惑わされて夢中になるみたいな?
王子と一緒に悪魔を倒して、本当にヒロインとの愛に目覚めてめでたしめでたしだけど、カトレアは断罪後で、実は裏のヒロインはカトレア。それで、クソ設定とか言ってたよーな言わなかったよーな?
「すごいねえ、調べてもらったら強力な浄化パワーがあったんだよ。」
悪魔ってばい菌だったのかな。
「だから、国中の教会にばらまいちゃったんだ。そうしたら、原因不明の病気も、呪いも、ぜんぶなくなったんだよ。だから、あれを造ったカトレアは聖女様なんだよ。」
「そうなのですね。恥ずかしいです。」
なんてこった。
向かった先のオペラハウスの演目は、聖女カトレアの話だった…。
そういえば、そろそろヒロインは伯爵家の養女になる頃ね。
私がアドバイスして土砂崩れ防止ネットを施工したし、この国では災害は発生しても被害が起きにくくなったわ。
事故が起こらなくても養女にはなれるものかしら。
まあ、この手の話では強制力があるから、なんとかするんでしょう。
事故が起こらないのはいいことだし、ヒロインの両親が生きているのならいいことだわ。
私は縦ロールではなく、ゆるふわな感じで可愛らしく整えてもらって、メイクも自然な感じでリップだけにしてもらった姿を姿見に映す。
「いかがでしょう、お嬢様。」
「ありがとう、今日も完璧よ、ハンナ。」
私はゲームではクールビューティー系だったけど、実は清楚可憐なアイドル系の顔をしてたのよ。
隠れ巨乳だし。
足の形もいいし、手足もすらっとして。
ウエストもくびれてて、マーメイドラインも完璧!
この容姿が前世であれば、人生違ってたでしょうね。
アイドルのセンターも狙えていたと思うわ。
渋谷とか原宿歩いていたら、たくさんのスカウトさんの名刺もらえそうよ。
正直この容姿なら、パステルカラーのガーリーなドレスが似合うと思うんだけど、カトレアはいつもキリッピシャッとした佇まいで、濃い色のドレスとかきつめに見える化粧だったのよね。
おそらく、次期王太子妃の品位にあわせたとか、隙を作らないため、威厳を持つため、だと思うんだけど。
私、オンオフで切り替えることにしたの。
公式の場や、学校ではクールビューティーでいくけど、ロズとの逢瀬の時はふわふわ愛され系でいく!
男って自分だけが知っている本当の姿とか萌えるんでしょ。アニメとか漫画知識だけど。
強がってしっかりして見える彼女だけど、実は甘えん坊で…とか。
「お待たせしちゃってごめんなさい、ロズ。」
「全然待ってないよ。今日も綺麗で可愛いよ。じゃあ、行こう。僕の聖女さま。」
「はい!」
この4年。
王家は変わった。
陛下も王妃様も無駄遣いしなくなったし、無茶な命令をしなくなって、きちんと政治をしだしたから、お父様も定時退社できるようになったの。
なにがあったのかしら。
まるで悪魔か何かに魅入られてて、憑き物が落ちたみたい。
ふふっ、不思議ね。
それに、ロズとの仲も良好。
はじめは綺麗なお人形、推し!としか思ってなかったんだけど…。
最近エスコートも板についてきて。
胸がキュンキュンしちゃうの。
ヒロインなんかに絶対渡さないんだから!
私、可愛げのある女でしょ。あなたの前では。
「ねぇ、ロズ。どうして私のことを聖女様だなんていうの?」
馬車に向かい合って、首を傾げて見せた。
聖女はヒロインのはずなんだけどな。
「レアが僕に聖水をくれたでしょ?」
「せいすい?」もしかして消毒スプレーのことかな。
「父上たちもケホケホしてたから、撒いたんだ。そしたら、体から黒い靄が出て…。もうびっくりしゃってアイリスと2人でスプレーしてたら靄がなんか人型になって、苦しんでるみたいになって消えちゃった。因みに私からもちっさいのが出て消えたんだよ。だから、追加発注したじゃない、あのスプレー。」
「ふ、ふぅん。」
あー、なんか同人仲間が言ってた気がするなぁ。
人の作品ディスったり、ネットで荒らしたり、転売したりのやりたい放題女がいたわ、仲間とも言い難いやつが。
私のこと、国民の税金で食べてる寄生虫とか、カネに物言わせてるとか言いやがって。
そいつがなんか、ノベライズでは裏設定も出てるとか、実は王様とかが変なのも、王子がヒロインに夢中になるのも悪魔?のせいで。悪魔に惑わされて夢中になるみたいな?
王子と一緒に悪魔を倒して、本当にヒロインとの愛に目覚めてめでたしめでたしだけど、カトレアは断罪後で、実は裏のヒロインはカトレア。それで、クソ設定とか言ってたよーな言わなかったよーな?
「すごいねえ、調べてもらったら強力な浄化パワーがあったんだよ。」
悪魔ってばい菌だったのかな。
「だから、国中の教会にばらまいちゃったんだ。そうしたら、原因不明の病気も、呪いも、ぜんぶなくなったんだよ。だから、あれを造ったカトレアは聖女様なんだよ。」
「そうなのですね。恥ずかしいです。」
なんてこった。
向かった先のオペラハウスの演目は、聖女カトレアの話だった…。
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