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気分爽快!旅に出るぞ~!
あの夜、僕はすべてを思い出したんだ。
城に連れていかれる前に思い出していてよかった。
もし、思い出していなかったら……、僕はあのクズ王子の玩具になって、やつの碌でもない仲間たちの性的玩具にされていただろうから。
「アース」だった頃は心と頭は大人だったけど、体が子どもだったから、性にはとんと疎かった。
あんなちんちくりんに欲情する人もいなかっただろう。
今は、標準よりはちょっぴり小柄だとは思うけど、ちゃんと大人の体だもの。
第二次性徴もちゃんときているし、自画自賛だけど、こんなに美人でセクシーな僕を前に暴走しない輩なんているはずがない。
きっと…すごいことをされていたに違いない。
よかったぁ。何もされなくって。
そういうことは…………好きな人とじゃなきゃ、嫌だよね。
マーキュリーを思い出し……、そしてなぜかマークが頭によぎる。
もわもわ。
だめだっ、妄想消し消し!
「アースレッド様、もうすぐ陽が暮れてしまいます。そろそろ空き地を探しますね。」
「うん。お願いね。」
気が付けば、外はオレンジと青のグラデーション。
御者台からのマークの声かけで僕は現実に戻って来たぞ。
森の中の開けた場所に結界を張り、僕は亜空間から『屋敷』を出した。
そう。
僕が住んでいた離れ。
「アース」としての記憶も力も思い出した僕は、神様パワーで『離れ』ごと持ってきちゃったのです!
便利!
自分の管理する世界とはいえ、転生してしまったからには生を終えるまで過ごさなければならない。
そして、自死ではあの世界に還ることはできない。
自死の場合はその場で魂が留まって、あの世界には戻れずに、この世界で生まれ変わることになってしまう。
神の世界との時間の進み方は違うから、ここで長生きしたとして神の世界に帰ったとしても、精々数週間、といったところだと思う。
だけど、僕は早くマーキュリーのところへ帰りたい。
この世界で精いっぱい生きて、最短で戻るんだ。
窓から外を見れば、月が綺麗に輝いている。
きっと今、この世界はマーキュリーが面倒を見てくれているんだろうな。
マーキュリー。待っててね。
「それで、これからアースレッド様はどうされるおつもりですか?私はてっきり、どこかのんびりしたところを探して落ち着くおつもりなのかとばかり思っていたのですが…。」
マークはポトフを僕と自分の前におくと、僕の向かいの席についた。
「世界中を旅しようかと思ってるんだ。………マークは反対?」
せっかく自分の世界にいるんだから。
タダで終わりたくない。
僕は内側から僕の世界を見てみたい。
送り出した勇者や聖女…。彼らがどんなふうにこの世界で過ごしているかも気になるし。
カナタくん、元気かなぁ。
「反対なわけないじゃないですか!どこまでもついていきますよ。」
どきっ。
今の笑顔、反則。
城に連れていかれる前に思い出していてよかった。
もし、思い出していなかったら……、僕はあのクズ王子の玩具になって、やつの碌でもない仲間たちの性的玩具にされていただろうから。
「アース」だった頃は心と頭は大人だったけど、体が子どもだったから、性にはとんと疎かった。
あんなちんちくりんに欲情する人もいなかっただろう。
今は、標準よりはちょっぴり小柄だとは思うけど、ちゃんと大人の体だもの。
第二次性徴もちゃんときているし、自画自賛だけど、こんなに美人でセクシーな僕を前に暴走しない輩なんているはずがない。
きっと…すごいことをされていたに違いない。
よかったぁ。何もされなくって。
そういうことは…………好きな人とじゃなきゃ、嫌だよね。
マーキュリーを思い出し……、そしてなぜかマークが頭によぎる。
もわもわ。
だめだっ、妄想消し消し!
「アースレッド様、もうすぐ陽が暮れてしまいます。そろそろ空き地を探しますね。」
「うん。お願いね。」
気が付けば、外はオレンジと青のグラデーション。
御者台からのマークの声かけで僕は現実に戻って来たぞ。
森の中の開けた場所に結界を張り、僕は亜空間から『屋敷』を出した。
そう。
僕が住んでいた離れ。
「アース」としての記憶も力も思い出した僕は、神様パワーで『離れ』ごと持ってきちゃったのです!
便利!
自分の管理する世界とはいえ、転生してしまったからには生を終えるまで過ごさなければならない。
そして、自死ではあの世界に還ることはできない。
自死の場合はその場で魂が留まって、あの世界には戻れずに、この世界で生まれ変わることになってしまう。
神の世界との時間の進み方は違うから、ここで長生きしたとして神の世界に帰ったとしても、精々数週間、といったところだと思う。
だけど、僕は早くマーキュリーのところへ帰りたい。
この世界で精いっぱい生きて、最短で戻るんだ。
窓から外を見れば、月が綺麗に輝いている。
きっと今、この世界はマーキュリーが面倒を見てくれているんだろうな。
マーキュリー。待っててね。
「それで、これからアースレッド様はどうされるおつもりですか?私はてっきり、どこかのんびりしたところを探して落ち着くおつもりなのかとばかり思っていたのですが…。」
マークはポトフを僕と自分の前におくと、僕の向かいの席についた。
「世界中を旅しようかと思ってるんだ。………マークは反対?」
せっかく自分の世界にいるんだから。
タダで終わりたくない。
僕は内側から僕の世界を見てみたい。
送り出した勇者や聖女…。彼らがどんなふうにこの世界で過ごしているかも気になるし。
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「反対なわけないじゃないですか!どこまでもついていきますよ。」
どきっ。
今の笑顔、反則。
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