後悔なんて知ったことではありません!~ボクの正体は創造神です。うっかり自分の世界に転生しました。~

竜鳴躍

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錆色

錆色の髪は、燃えるような自慢の赤毛が汚れてしまったから。

美しかったペリドットの瞳も汚く濁って、邪神に堕ちて、もうどれだけ時間を費やしたのか分からない。


美しいルナに一目ぼれをして、彼を自分のモノにしたかった。

自分は美しく、神としての力も優秀な方だったし、ボクが本気でせまってオチないはずはないと思っていた。



ルナの側にいる幼馴染のマザーアースは、邪魔だった。


マザーアースの悪い噂をわざと流したりしたけれど、全然効果はなくて、マザーアースに毒薬を入れて飲ませようとして、牢に入れられた。



ただでさえ少ない神。

ボクの力は惜しかったようで、ボクは若さと引き換えに分身を何度も産んだ。





いや、あれはボクそのもの。




分身は失敗するたびに、ボクに戻って吸収される。


そのたびごとに、やはりボクらしく、どんな過ちをして失敗したかを理解する。




早く許されたい。


ボクにはもう時間はない。


最後の分身がまたよからぬことを考えている。


あれだけ忠告をしたのに!


まっとうに生きて許されたら、ボクはきっとあの子に統合されたのに。



あれもまた僕に還ってくるに違いない。




その時絶望するんだ。



自分が蔑んだ醜い牢屋の中の邪神が、自分だったのだと。
感想 6

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