【完結】美貌のオメガは正体を隠す

竜鳴躍

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番外編など

不埒な赤い果実

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「あぁああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」


「えへへ、ずぶぬれになっちゃった~。」

水着を着てはいるけれど、白いパーカーも濡れて肌にくっついて、ち、ちくびが透けて見えている。



「あああ、にいさん!大丈夫だった?悪い男にエッチなことはされていない?」


「安定の陸さんだこと…。」


「あああ、こんなにスケスケになって…。白い太ももが。」

「官能小説じゃないんだから。白い太ももがよければ俺がいくらでも。」

「恵さんはそういうことやめてください。」



濡れて帰ってくると、みんな心配してくれた。

俺ってほんと、だめだなぁ。




「濡れたまま乾いても塩がついてるから、シャワーを浴びに行かないと。僕も浴びに行くんだ。アルくんも一緒にお風呂に行こう。」


「ビーチのシャワー?」

「いや、隣接するコテージのかな。」





コテージのシャワーは気持ちがいい。



三人、シャワーから上がると。
ビーチにはおじい様たちが来ていた。




「海くん!りっきゅん、空たん!!A5ランクのお肉をグランパ、持ってきたよ!」

「じいじはエビだよ!」

相変わらず張り合っている二人は、バチバチ火花を出している。






花火なら、後でやるから、その時まで我慢してほしい。
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