【完結】美貌のオメガは正体を隠す

番外編など

登場人物·親世代

北村蜜璃　結婚前:蜂谷蜜璃
　法務大臣だった和泉瑠璃の三男。蜂谷は母親の旧姓。
　母親は元政治記者のオメガで後妻。幼い頃に他界。
　高卒認定で一年早く大学へ入学。更に3年次で司法試験に合格し、3年次の秋に卒業した。
　現在は弁護士。
　学生時代は、ホステスのバイトをしていた。
　海、陸、空の母親。



北村拓海
　元設計士で土建畑の北村議員の一人っ子。
　蜜璃の１つ上だが、大学の学年は同じ。
　ストーカーの幼なじみに付きまとわれており、拒絶の意思表示はしていたものの、父親の支援者のご令嬢であり、サイコパスだったため、強くは拒絶できない状況にあった。
　現在は法務省職員。
　海、陸、空の父親。


和泉瑠璃
　法曹畑の政治家一族の長。
　蜜璃の父親。
　支援者の家の令嬢と最初の結婚をし、二人の男子に恵まれたが、死別後、運命の番である蜜璃の母親と出会った。
　最初の妻の一族との柵で蜜璃たちを守りきれなかったことを後悔している。
　蜜璃を陥れようとする息子たちを自ら断罪したが、厳しくしすぎて息子同士でくっついてしまって、内孫が産まれないので、政治基盤を継がせた元秘書の上津野の息子と蜜璃の子が結婚して、跡をついでくれたらいいのにと期待している。
　孫には甘い。グランパ。


和泉静璃、野鶴。
　残念なアルファの蜜璃の母違いの兄たち。蜜璃に嫉妬してきた。
　兄弟でカップルになってしまった。


北村議員
　北村拓海の父親。じいじ。
　一級建築士で設計士でもある。
　妻には頭が上がらない。
　孫がかわいくて、和泉先生には負けたくない。
　自宅に鯉がいる。


北村議員の妻
　ばあば。北村拓海の母親。
　家庭的な和服美人だが、学生時代は剣道のインターハイ選手。
　強い。


吉田花梨
　北村議員の支援者である大手ゼネコン吉田建設の社長令嬢。
　幼少時から拓海のストーカーだった。大学へも、聴講生になって追いかけ、蜜璃への敵意をみせていた。
　一時的に芸能人の氷室に気が移った時は、わざと避妊を失敗させ、結婚を迫ったが拒絶された。
　托卵を企て、拓海に接近し、睡眠薬を盛って関係があったように装い、拓海を蜜璃から奪う。
　しかし、計画が露見し、また、その病的で危険な性質が明らかになり、精神病院に入れられるところを父を殺し、氷室を傷つけて逃走。最後は蜜璃への殺人未遂を衆人の前で行い、現行犯逮捕、子を産んだ後、死罪となった。


吉田重蔵
　吉田建設社長。
　娘の異常性がわかり、事件前に社長退任、弟にすべてを譲った。
　娘を止めようとして殺された。


吉田重蔵の妻
　娘を憎く思っている。


西野マリ
　旧姓　紀里谷。
　蜜璃のオメガの友達。漫画家。
　大学で同級生だった。
　恵、豊の母親。


西野健吾。
　民放のテレビ局のプロデューサー。マリの夫。


氷室和哉
　蜜璃たちの大学の一年先輩で、人気イケメン俳優として天狗になり、女性関係がだらしなかった。
　氷室芸能プロダクションの社長令息で、アルファ。
　京の父親。
　罠に嵌められ、出来た子とはいえ、花梨が産んだ我が子を見捨てられなかった。
　花梨に襲われた時の顔の傷が完全には癒えず、舞台に主戦場を移す。


紀里谷先生
　蜜璃の大学の先生で指導教官。
　美形のアルファだが、生活がだらしない。
　西野マリの兄。



上津野議員
　元和泉大臣の政治秘書。
　議員としての地盤を継いだ。
　一とニの父親。