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王妃様からお誘い
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「スノウ。王妃様からお茶会のお誘いが来ているわ。行くしかないから参加のお返事を書いてちょうだい。」
帰宅すると、お茶会のお誘いが来ていてげんなりする。
というか、卒業パーティーの直後からそれはもうたくさんの家からお誘いが来ていて、断るのに大変なのだ。
一個一個失礼がないように返事を書かなければならないし。
「分かりました、お母様…。」
自分の生活はまるで変ってしまった。
俺はスノウ。
何も変わらないのに。
実の両親がどれほど素晴らしい人だったか、お父様に聞かされた。
学生時代の写真も見せてもらって。
結婚式の時の写真も。
お父様は友人だったから、そういった写真を何枚か持っていた。
お母様が俺に似ているなとか、お父様もハンサムだなとか、そういう風には思ったけど。
俺って薄情なのかな?
全然、お父様の遺志を継いで領地を守ろうとか、思えないんだ。
一度くらい、そう、墓参りくらいはしてもいいのかも。
だけど、自分が公爵としてやっていける自信もない。
ホワイト伯爵家さえ守れればいいなんて、おかしいのかな?
返事を書き終わり、学校の課題もさっさと終えて、ベッドに倒れこむと、ノックが聞こえた。
「スノウ。いいかい?」
レオお兄様だ!
急いで起き上がり、ベッドに腰掛けて髪を直す。
「どうぞ!」
「色々あって疲れたね。お茶会に行くんだって?」
「はい…。」
「嫁に行く気はないって、伝えてもいいんだからね。スノウは陛下にとっても甥だから許されるはずだよ。ただのお茶会として楽しんでおいで。これからどう生きるにも、社交は大事だよ。王妃様のお茶会で学んでくるといい。不安なら、私がなるべく近くで見守っていてあげる。城勤めだからね。」
うう。うれしい。
「お兄様、だいすき!」
ぎゅっとお兄様に抱き着く。
ちょっと子どもっぽかったかな。
「いつまでもこうして甘えてもらいたいな。スノウさえよかったら、お父様たちの本当の子どもにならないか?私の奥さん、というのはどうだろう。」
えぇえ!お兄様の?
顔が真っ赤に染まっていく。
「ふふ。林檎みたいに真っ赤になって。これは、少しは脈ありと考えていいのかな?」
素敵でカッコイイお兄様。
自慢のお兄様。
俺がお嫁さん??
考えたこともなかった!
「無理強いはしないよ、大事な大事な可愛い弟だもの。いざとなったら、そういう道もあるって考えておいて。それじゃあ、もうすぐ夕餉だから、降りておいで。」
ぱたんと、お兄様は部屋をでた。
おにいさまとけっこん………
なんだか最近、俺を嫁にって話が多すぎて。
嫁。
ソウイコト、するんだよね?
帰宅すると、お茶会のお誘いが来ていてげんなりする。
というか、卒業パーティーの直後からそれはもうたくさんの家からお誘いが来ていて、断るのに大変なのだ。
一個一個失礼がないように返事を書かなければならないし。
「分かりました、お母様…。」
自分の生活はまるで変ってしまった。
俺はスノウ。
何も変わらないのに。
実の両親がどれほど素晴らしい人だったか、お父様に聞かされた。
学生時代の写真も見せてもらって。
結婚式の時の写真も。
お父様は友人だったから、そういった写真を何枚か持っていた。
お母様が俺に似ているなとか、お父様もハンサムだなとか、そういう風には思ったけど。
俺って薄情なのかな?
全然、お父様の遺志を継いで領地を守ろうとか、思えないんだ。
一度くらい、そう、墓参りくらいはしてもいいのかも。
だけど、自分が公爵としてやっていける自信もない。
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返事を書き終わり、学校の課題もさっさと終えて、ベッドに倒れこむと、ノックが聞こえた。
「スノウ。いいかい?」
レオお兄様だ!
急いで起き上がり、ベッドに腰掛けて髪を直す。
「どうぞ!」
「色々あって疲れたね。お茶会に行くんだって?」
「はい…。」
「嫁に行く気はないって、伝えてもいいんだからね。スノウは陛下にとっても甥だから許されるはずだよ。ただのお茶会として楽しんでおいで。これからどう生きるにも、社交は大事だよ。王妃様のお茶会で学んでくるといい。不安なら、私がなるべく近くで見守っていてあげる。城勤めだからね。」
うう。うれしい。
「お兄様、だいすき!」
ぎゅっとお兄様に抱き着く。
ちょっと子どもっぽかったかな。
「いつまでもこうして甘えてもらいたいな。スノウさえよかったら、お父様たちの本当の子どもにならないか?私の奥さん、というのはどうだろう。」
えぇえ!お兄様の?
顔が真っ赤に染まっていく。
「ふふ。林檎みたいに真っ赤になって。これは、少しは脈ありと考えていいのかな?」
素敵でカッコイイお兄様。
自慢のお兄様。
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考えたこともなかった!
「無理強いはしないよ、大事な大事な可愛い弟だもの。いざとなったら、そういう道もあるって考えておいて。それじゃあ、もうすぐ夕餉だから、降りておいで。」
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おにいさまとけっこん………
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ソウイコト、するんだよね?
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