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エンディング レオお兄様⑤ R18

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「本当に?私で、いいのですか?私は幸せになっていいのですか?」

濡れた瞼を拭いてやり、ただ手を握りしめる。


「もちろんじゃないか。」


「でも私は怖いのです。レオが相手だとしても、その、出来るか………。婿を取って繋いだ家でしょう。後継は必要ですよね………。」

初めてが拷問で、ならず者たちに奪われたのだ。
そういう行為を恐れていてもおかしくはない。


「もし………伯爵も夫人も私を許して下さるのなら、私はレオの妻にならなりたい。………時間がかかってもいいですか?私はレオを受け入れたい。レオの子どもを産みたい。それでもし、私がダメなら離縁でも妾でも」


「ありがとう、ルティ。」







その日の晩に、ルティを連れて私は伯爵家に帰宅した。


「ルティと結婚させてください。」

「分かったわ。よろしくね。」

「公爵家に一緒に乗り込んだときにそうなるんじゃないかと思ってたんだよ。」

「いいのですか?私は」


「良いに決まってるよ!血筋を言うなら俺だってアップル公爵家だよ?ルティは鏡を割ってくれたし、そもそも何も悪いことをしていないじゃないか!」

スノウは本当に良い子だ。

ルティの手を取って、ブンブン振っている。

「なんて言えば良いんだろ。おねえさま?おにいさま?」


「ルティでお願いします…………。」


はにかんだ顔がかわいい。



ルティが望めば貴族と結婚出来るように、陛下はルティに新しい貴族籍を与えていた。

困難は少なからずあるだろうが、彼を守っていく。







季節が過ぎて、身内だけの式を行い、私とルティは結婚した。


ドクトル島からカウンセラーを派遣してもらい、サマンサ様と友人になって、少しずつふれあえるようになった。



「レオ。」


ベッドで抱き合って眠ることが出来るようになり、私の裸にも慣れてきて。

ようやく私たちは繋がる。


「ん、んっ。」


キスをして高めあい、入り口を潤滑油を纏った指で広げる。

痛くないように。

快感を感じてほしい。



月日が経った内蔵は癒えて狭くなり、処女膜も再生する。

そういうものらしい。



やっと繋がった喜びは、私よりルティが大きくて、ぽろぽろと喜びの涙を流した。

私は愛する彼に負担をかけないよう一度中に放って、後はただただ抱きしめた。



ありがとう。

私のために。



幸せそうに腹に触れる様子が愛しい。



私たちの間に子が生まれたのは、結婚して3年目の春だった。


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