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番外編
母親がルピを気に入る。
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「タイタン。ルピちゃん、飲み込みが早いわ。貴族のマナーも覚えたし、あの子頑張り屋さんね。」
どうやら母はルピを気に入ったらしい。
まあ、父も気に入っているしな。
ルピは平民の騎士第一号だが、頑張り屋で皆に可愛がられていたらしいから。
ルピを妻にって同僚も多い…………らしいけど。
「あの子は頭も悪くないし、私の仕事を引き継ぐことに問題ないですよ。いいじゃない。体もがっしりして強そうだし、きっと逞しい子が生まれますよ。」
「ルピには剣の才能があります。騎士として誇りを持っている。家に押し込めたいわけじゃない。」
「ジョエル陛下が王太子時代から色々改革されたでしょう?家庭内も改革していいんじゃないかしら。貴方の友人のダイヤモンド公爵家がいい例よ。夫婦が共働きなら、家庭内の仕事も分け合えば良いのよ。共働きじゃなくても平民は家事育児を分け合うそうよ。うちは幸いお金持ちで人も雇えるのだから、結婚しても騎士を続けていいじゃない?さすがに妊娠産後は内勤だけにしていただきたいけれど。」
驚いた。
よほど気に入ったのだな。
「両性に関しては、王妃がそうだし理解は進んでいるが、平民が貴族の妻になれば、生きづらいんじゃないですか?女性は怖いですからね。」
「あらあなた、何故煮え切らないかと思ったら、そんなことを心配していたの!意外と気い使いだったのね?」
お母様。
息子をどんな脳筋だと思ってらっしゃったのですか?
「大丈夫よ。あの子の実の父は分かっているし、養子先はありますもの。」
ん?実の父??
どうやら母はルピを気に入ったらしい。
まあ、父も気に入っているしな。
ルピは平民の騎士第一号だが、頑張り屋で皆に可愛がられていたらしいから。
ルピを妻にって同僚も多い…………らしいけど。
「あの子は頭も悪くないし、私の仕事を引き継ぐことに問題ないですよ。いいじゃない。体もがっしりして強そうだし、きっと逞しい子が生まれますよ。」
「ルピには剣の才能があります。騎士として誇りを持っている。家に押し込めたいわけじゃない。」
「ジョエル陛下が王太子時代から色々改革されたでしょう?家庭内も改革していいんじゃないかしら。貴方の友人のダイヤモンド公爵家がいい例よ。夫婦が共働きなら、家庭内の仕事も分け合えば良いのよ。共働きじゃなくても平民は家事育児を分け合うそうよ。うちは幸いお金持ちで人も雇えるのだから、結婚しても騎士を続けていいじゃない?さすがに妊娠産後は内勤だけにしていただきたいけれど。」
驚いた。
よほど気に入ったのだな。
「両性に関しては、王妃がそうだし理解は進んでいるが、平民が貴族の妻になれば、生きづらいんじゃないですか?女性は怖いですからね。」
「あらあなた、何故煮え切らないかと思ったら、そんなことを心配していたの!意外と気い使いだったのね?」
お母様。
息子をどんな脳筋だと思ってらっしゃったのですか?
「大丈夫よ。あの子の実の父は分かっているし、養子先はありますもの。」
ん?実の父??
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