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それから
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「やった!アイリス、ありがとう。双子の男の子だ!二人ともなんて可愛らしいんだ…。」
夫の労わる声で、アイリスお兄様の意識は浮上した。
アロンにそっくりな長男のマロン。
お兄様にそっくりだけど、髪色は僕のようなストロベリーブロンドのイリス。
双子の王子の誕生に国は沸いた。
あの両親の子、二人ともさぞ立派な王子になるだろう。
国の未来は明るい!
だが、早くもマロン派とイリス派で派閥が出来ているようだ。
「………双子の男子。どうか二人とも、すくすく育つのですよ。外野の声を気にしてはいけません。お母さまもお父様も、二人を同じくらい愛していますよ。」
そっと、アイリスお兄様は二つの手を指で触れた。
子を産んで、体調を崩したアイリスお兄様は、それから公務を減らして城の奥で過ごすことが多くなった。
だが、アロン陛下はいつまでもお兄様だけを愛し続け、彼を労わり、最期まで仲睦まじく過ごした。
お兄様が国政に向けて必要だと思ったアイディアは多岐にわたっており、すぐには実現できないものも多かった。
そして、そのすべてをヒースはメモとして書き記した。
そのヒースと僕、ジャレットの間には男の子が生まれた。
僕に似ているけど、色味はアイリスお兄様にそっくりで、僕は嬉しく思った。
丁度、お兄様が亡くなってしまった晩に生まれたから…。
僕は公爵の仕事をしながら、ギャレットと名付けた我が子を連れて、度々城を訪れた。
前陛下やオーキッド様、バジル様がマロンとイリスを大切にしたけれど、僕も二人を見守った。
オーキッド様とバジル様の間には、ちょっとぽっちゃりした可愛い女の子。
目は小さめだけどくりくりしていて、リスみたいにとっても可愛い。
セーラと名前が付けられ、しっかり者のおしゃまさんになった。
辺境伯家のマルク様は、次期辺境伯として申し分ない才覚の片鱗を見せ始めた。
頭の良さは実父譲りで、ハルク様とミギー様に鍛えられた剣は、幼いながらも達者。
そして、僕たちより2年遅れで、ハルク様は懐妊し、ミギー様との間に男の子を生んだ。
ルークと名付けられた子は、二人によく似て、骨格のガッシリした赤ちゃんだった。
―――――――そして時が流れて、子ども世代の話になる。
フローラ王国では、優秀で美しい兄王子と、出来損ないで怠け者、太って醜い弟王子。
双子の王子が次期王位をめぐった騒動を巻き起こすのだ。
夫の労わる声で、アイリスお兄様の意識は浮上した。
アロンにそっくりな長男のマロン。
お兄様にそっくりだけど、髪色は僕のようなストロベリーブロンドのイリス。
双子の王子の誕生に国は沸いた。
あの両親の子、二人ともさぞ立派な王子になるだろう。
国の未来は明るい!
だが、早くもマロン派とイリス派で派閥が出来ているようだ。
「………双子の男子。どうか二人とも、すくすく育つのですよ。外野の声を気にしてはいけません。お母さまもお父様も、二人を同じくらい愛していますよ。」
そっと、アイリスお兄様は二つの手を指で触れた。
子を産んで、体調を崩したアイリスお兄様は、それから公務を減らして城の奥で過ごすことが多くなった。
だが、アロン陛下はいつまでもお兄様だけを愛し続け、彼を労わり、最期まで仲睦まじく過ごした。
お兄様が国政に向けて必要だと思ったアイディアは多岐にわたっており、すぐには実現できないものも多かった。
そして、そのすべてをヒースはメモとして書き記した。
そのヒースと僕、ジャレットの間には男の子が生まれた。
僕に似ているけど、色味はアイリスお兄様にそっくりで、僕は嬉しく思った。
丁度、お兄様が亡くなってしまった晩に生まれたから…。
僕は公爵の仕事をしながら、ギャレットと名付けた我が子を連れて、度々城を訪れた。
前陛下やオーキッド様、バジル様がマロンとイリスを大切にしたけれど、僕も二人を見守った。
オーキッド様とバジル様の間には、ちょっとぽっちゃりした可愛い女の子。
目は小さめだけどくりくりしていて、リスみたいにとっても可愛い。
セーラと名前が付けられ、しっかり者のおしゃまさんになった。
辺境伯家のマルク様は、次期辺境伯として申し分ない才覚の片鱗を見せ始めた。
頭の良さは実父譲りで、ハルク様とミギー様に鍛えられた剣は、幼いながらも達者。
そして、僕たちより2年遅れで、ハルク様は懐妊し、ミギー様との間に男の子を生んだ。
ルークと名付けられた子は、二人によく似て、骨格のガッシリした赤ちゃんだった。
―――――――そして時が流れて、子ども世代の話になる。
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双子の王子が次期王位をめぐった騒動を巻き起こすのだ。
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