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衝撃のデビュタント
今日はハーウェイが張り切ってコーディネートしてくれたんだ。
デビュタントの会場には、もう沢山の同級生が来ている。
私の衣装は黒のスーツ。上着にドレープを効かせて裾を長くとってるから、ダンスを踊ると女性のドレスみたいにふわふわするんだ。
スーツの中のシャツは白いけど、アクセサリにも黒曜石をちりばめている。
だって黒はリースの色だから。
そして、リースはピンクゴールドのスーツに白いシャツ、アクセサリはアメジスト。
リースは優しい顔立ちだから、淡い色も似合う。
王族はこれから祝辞とか色々…。ホワイエの王太子宣言や、私とリースの婚約発表があるから壇上の奥に控えているけれど、ハーウェイはいない。
父上が、ハーウェイは所用があるから今日はお前の側を離れるとおっしゃってたけど、どこにいるのやら。
因みにモモは、たくさんおやつやごはんを食べて早めにおねんね。
夜会はさすがにまだ早いからね。
「本日デビュタントで集まった諸君。君たちは今日から晴れて大人の貴族の仲間入りだ。貴族は権力がある。だが、それは、自分の領地の民のための力だ。民を守り、領地を育むための力。それを怠る者は貴族失格であると心得よ。そなたらの両親や優れた先輩方を手本とし、立派な貴族となって国を支えてくれることを期待している。」
陛下からの祝辞で、みな緊張の色が隠せない。
「それから!この場を借りて、長く皆に宣言していなかった、王太子について発表する。王太子は、第二王子のホワイエとする。」
会場がどよめく。
なぜ…。確かにホワイエ様も優秀だが、ノワール様に落ち度はないはずだが…。
「第二王子のホワイエです。若輩者ではありますが、精進してまいります。」
「第一王子のノワールは、本人のたっての希望もあり、ウインター王国の王太子妃として、学園卒業後に嫁ぐこととなる。この度二人は、10年の初恋を実らせ、婚約を結ぶこととなった。」
どよっ。
会場がどよめく。
確かにかの国は魔法で男でも子を産めるとは聞くが…!
適齢期の娘からは断末魔の叫びが、その娘を持つ親も騒然としている。
王子に嫁がせる気で婚約者を定めていなかった高位貴族だ。
アテが外れて、大騒ぎになっている。
「みなさん。私に期待してくださっていたのに申し訳ない。シャルリース殿下とウインター王国を盛り立て、スプリングとウインターで協力してともに発展させていきたいと考えている。」
「シャルリース=フォン=ウインターです。皆様が愛したノワールを攫う形になり、申し訳ない。必ず彼を幸せに致します。」
ファンファーレが鳴り、ファーストダンスを踊る。
2人の貴公子が楽し気に踊る様子は、神聖な雰囲気で美しく、皆もう、認めるしかなかった。
「……水色。着てくれたんだね。」
「私の本気を見くびられては困りますわ。」
バルコニーでは、水色のドレスにキラキラ揺れるネックレスを身に着けたマチルダと、マチルダの色であるはちみつ色のスーツにエメラルドのタイピンをつけたハーウェイが月夜に照らされていた。
「君のご両親に挨拶しないとな。もちろん、父からそちらへも封書を。」
「あなたといっしょなら、どこへだって行きますわ。」
デビュタントの会場には、もう沢山の同級生が来ている。
私の衣装は黒のスーツ。上着にドレープを効かせて裾を長くとってるから、ダンスを踊ると女性のドレスみたいにふわふわするんだ。
スーツの中のシャツは白いけど、アクセサリにも黒曜石をちりばめている。
だって黒はリースの色だから。
そして、リースはピンクゴールドのスーツに白いシャツ、アクセサリはアメジスト。
リースは優しい顔立ちだから、淡い色も似合う。
王族はこれから祝辞とか色々…。ホワイエの王太子宣言や、私とリースの婚約発表があるから壇上の奥に控えているけれど、ハーウェイはいない。
父上が、ハーウェイは所用があるから今日はお前の側を離れるとおっしゃってたけど、どこにいるのやら。
因みにモモは、たくさんおやつやごはんを食べて早めにおねんね。
夜会はさすがにまだ早いからね。
「本日デビュタントで集まった諸君。君たちは今日から晴れて大人の貴族の仲間入りだ。貴族は権力がある。だが、それは、自分の領地の民のための力だ。民を守り、領地を育むための力。それを怠る者は貴族失格であると心得よ。そなたらの両親や優れた先輩方を手本とし、立派な貴族となって国を支えてくれることを期待している。」
陛下からの祝辞で、みな緊張の色が隠せない。
「それから!この場を借りて、長く皆に宣言していなかった、王太子について発表する。王太子は、第二王子のホワイエとする。」
会場がどよめく。
なぜ…。確かにホワイエ様も優秀だが、ノワール様に落ち度はないはずだが…。
「第二王子のホワイエです。若輩者ではありますが、精進してまいります。」
「第一王子のノワールは、本人のたっての希望もあり、ウインター王国の王太子妃として、学園卒業後に嫁ぐこととなる。この度二人は、10年の初恋を実らせ、婚約を結ぶこととなった。」
どよっ。
会場がどよめく。
確かにかの国は魔法で男でも子を産めるとは聞くが…!
適齢期の娘からは断末魔の叫びが、その娘を持つ親も騒然としている。
王子に嫁がせる気で婚約者を定めていなかった高位貴族だ。
アテが外れて、大騒ぎになっている。
「みなさん。私に期待してくださっていたのに申し訳ない。シャルリース殿下とウインター王国を盛り立て、スプリングとウインターで協力してともに発展させていきたいと考えている。」
「シャルリース=フォン=ウインターです。皆様が愛したノワールを攫う形になり、申し訳ない。必ず彼を幸せに致します。」
ファンファーレが鳴り、ファーストダンスを踊る。
2人の貴公子が楽し気に踊る様子は、神聖な雰囲気で美しく、皆もう、認めるしかなかった。
「……水色。着てくれたんだね。」
「私の本気を見くびられては困りますわ。」
バルコニーでは、水色のドレスにキラキラ揺れるネックレスを身に着けたマチルダと、マチルダの色であるはちみつ色のスーツにエメラルドのタイピンをつけたハーウェイが月夜に照らされていた。
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「あなたといっしょなら、どこへだって行きますわ。」
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