異世界転移した性奴隷は若き辺境伯の愛に溺れる

竜鳴躍

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想いの吐露

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「捕まって、オークションにかけられて……っ、こわかった…っ。声が、でなくて、からだがかたまって…、ていこうとか……無理だったっ。でも、そこだけはっ、俺、ひいばあちゃんと同じで、両方の性器があって…、男でも女でもなくて、男でも女でもあって…。だから…そこに触れさせないように見せないようにした…。部屋を薄暗くして、自分の方から誘って…………。月のもののときは体調が悪いとか怪我をしたとか言ってごまかした…っ。」


どうしよう、涙がとまらない。


でも、でもいわなきゃ。



「旦那様、よかったではないですか。神官を呼んで初夜を行いましょう。この子は私の養女にしましょう。性別が女性であれば、万一のことがあったとしても、娼館にいた者と同一人物とは思われますまい。」


「セバスさんっ!違うんですっ!」


「ちがう?」


「俺、異世界から転移してきました。3年前は39歳だったけど、なぜか10代の頃に姿が若返っていて…。もし実年齢がそのままなら、40を越えます。子どもを産めるか分からないんです!子どもを作ることもできないし、孕めるかもわからない、だから、だからトーン様…


「それでも私はクルスじゃなければだめなんだ。クルスがイセカイから来たのだろうと、見た目が若い年よりだろうと関係ないんだ。」


「トーン……さま」


俺の涙をトーン様がなめて。

皆が見ている中で結婚式のように、俺たちは誓いの口づけを交わした。






「くっ、くっそっ!」

ボルテスとマイケルは他の騎士に押さえつけられながら、二人を見るしかなかった。

貴族は後継者を産んでなんぼだろう。

だが、そもそも簒奪を計画していたのだ。

二人の間に子ができなければ、それはそれで目的は半分達成できるのか?


ちくしょう。


俺たちの正体もばれ、息のかかった侍女侍従も近々追い出されるか、牢に入れられるかもしれない。


<ふふっ、そんな心配は要らないよ。この3年のクルスの客は全員把握している。伯爵をはじめ、ぜーんぶ対処済みだよ?>

大体、何をやったんだ?

まだ若い雛だと思っていたのに。


かくなる上は、スタンピードを起こしてやろうか。

ルビー一族の再興はまだ道半ば。コケにしてくれたレッド=キングダムの血筋を徹底的に排除しなければ。
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