異世界転移した性奴隷は若き辺境伯の愛に溺れる

竜鳴躍

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楽しいお茶会

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今日はノイマン様のご招待でお城でお茶会だよ!

別の名を被害者の会決起集会という。



「クルス~~~~!!元気してたぁ!!全くもう、あんたたちのおかげー!」

娼館の先輩が両手を挙げてお出迎えしてくれる。

真っ赤な赤毛が特徴的なヨハネス=ブルグ。

首元で括る長い髪をバッサリ切って、口調以外は素敵な紳士だ。


そういう先輩は、今では侯爵家当主だったりする。

学生の頃から優秀だったのにお父さんが亡くなった瞬間に、義母と義弟に追い出されて、義弟に爵位と婚約者を取られてたんだって!

婚約者は弟さんを拒絶して、ずっと白い結婚で別邸にいたんだとか。
弟さんの愛人と弟さん、義母の人は義母の実家ともども粛清されたらしいよ。
共謀関係だったから…。


「子どもには罪がないと思ってたんだけどね。親に似たのか親の育て方のせいか、全くあの血筋にそっくりで。調べたら下の者を虐げて怪我させるわ、人を人とも思ってないわ、幼いのに勝手に金庫開けて金使うし、金遣い荒いし、女の子に無理やりキスしたり人の持ち物を奪ったりで酷かったから、引き取らずに絶縁して修道院に入れちゃった。」

「かわいそうだけど、時には冷酷に見える判断も大事なんだよ。貴族社会は特にそうだ。領民の生活がかかっているから、たとえ実子でも碌でもないのは絶縁して、今後に影響がないようにしっかりした修道院に入れて隔離するか、労働役に課すか、それから。」

ノイマン様が自分の首の後ろをちょん、と手でたたく。

「ルビー一族も末端で処罰を免れた者が、当時のことを忘れてああなった。当時の罰が甘かったんだろう。なまじまともな一族が一度つなぎの王をしたから。まともな者もいることはいるんだよ。ただ、だからといって許すとこうなった。そういう意味では、今回、法的にも一族の者であるという証を全て廃棄し、全国民に教育を施すという中で許されるべき幼子を許していくのは妥当なところかな。歴史の恥部として繋いでいけば、もはや名乗りも挙げられまい。」

宰相になったサラシア=グリーン伯爵。


「やっぱり多そうですよね。」

クッキーをつまみながら、ハスキーボイスのマドレさん。
薄い黄色のプラチナブロンドにブルーグレーの瞳のスレンダーな美形の人。
昔は国立劇場で主役をはれるくらいの、有名なオペラ歌手だった。
昔みたいには歌えなくても歌は好きで、よく歌ってくれた。
今の歌声も素敵だと思う。

「それはそうと、俺は騎士復帰でノイマン様付け、ヨハネスは当主復帰、サラシアは宰相でクルスは辺境伯夫人。マドレはどうするんだ?国から慰謝料は出るけど。」
もりもりケーキを食べていたのは、がっしりと背の高いムッチリマッスルボディのデール=ビーツ。伯爵家に復帰して、自らも子爵を拝命した。


「えっ、聞いちゃう?」


マドレはサラシアと見つめ合ってモジモジする。



「マドレさんは私の妻になります!」


きゃー!
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