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番外編
四葉の花嫁3
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「待って頂戴、クローバー!私もっとアバッキオさんとお話したいのよ!」
「そうだぞ!私は実物の彼に会うのは初めてなんだ!いやはや、まさか実物はこんなに…。」
「そうですよ、兄上!義姉上?になる方がこんなに可愛らしい方だったなんて!」
えっ。
「ちょっと待ってください…。もしかして、私たちの結婚に賛成なのですか?」
「「「当り前じゃない。」」」
ええええ~~~~~~。そうなの!?わかりにくいわぁ!
夫人が私の隣にスッと座る。
「もぉ、こんなに可愛らしい方ならクローバーがこの人とじゃなきゃ嫌だ!ってなるのも分かるわぁ!」
「本当になぁ!お前たちも来年には40歳だろう。婚約期間なんて気にしなくていいからさっさと籍を入れなさい。私が承諾書を作っておいたから。私が出すよりお前が出したほうが早く陛下の許可も得られるだろう。明日朝、必ず出すんだぞ!」
「あぁ、兄上、こんなに素敵な人だなんて羨ましい~。あっ、そうだ。後継はどうしますか?男同士でも子どもはできるんでしょう?」
「いや、後継はお前でいい。子どものことでアバッキオにプレッシャーをかけたくないし、なんならいなくてもいいって思ってたし…。それに、私は今の生活が合ってるんだ。大体お前、後継になる前提で結婚して子どももいて引継ぎも受けて、もう間近じゃないか。そんなこと言ってたら里帰り出産中の奥方に叱られるぞ。」
「ねぇアバッキオさん。アバッキオさんのミルクティー色の髪、やわらかくて素敵ねぇ。瞳の色はヘーゼルなのね。貴方の柔らかい雰囲気にとてもあっているわ。ねぇ、たまにはうちに遊びに来て頂戴よ。クローバーったらあなたを囲い込んで会わせてくれないんだから。そうそう、美味しいお菓子があるの。お菓子は召し上がるかしら。」
「い、いただきます…。」
「お義姉さんって若々しいですね。とても兄上と同い年には見えないです。」
「肌の手入れを若い頃からしていたからですかね?」
「クローバー、式はいつにするんだ。お祝いのパーティーは??後継じゃなくてもお前は社会的地位もあるし、侯爵家の令息なんだから挙げないとだめだぞ。」
「そうよ、絶対にアバッキオさんは磨けばもっともっときれいになるわ!溜め込んだお金を使うのはいつ?今でしょ!素敵な衣装と装飾品を用意するのよ?でもあああ、なんでウチの色ってこう地味なのかしら。茶色って地味よね。琥珀くらいしか考えられないわ…。」
「ああ、お義姉さま綺麗だろうなぁ。」
「アバッキオさんはテネシー伯爵家の養子になったのだよな。テネシー伯爵家とも相談して式の日取りを決めよう。そうだ、向こうにもご挨拶に行かなくては。お前はいつが都合がいいんだ?」
「そういえばアバッキオさんと結婚したらお住まいはどうするの?あなた、ずっと寮住まいだったわよね?」
「適当に…。」
「ダメよ!お父様と相談して、お城の通勤に不便がないところに屋敷を構えなさい。もう一度言いますけど、貴方は社会的地位があるんだから、不埒な輩が家に潜入するとも限らないでしょう。だからしっかり使用人も雇うのよ!貴方のことだから使用人を雇わないつもりだったでしょう!それから部屋数もある程度多めにしておきなさい。私たちが泊まりに来ることもお友達や部下が泊まりに来ることもあるでしょうし、子どもが産まれても産まれなくてもいいっては言いますけど、産まれた時のことを考えて多めにね?使わなければ客室にしても書斎にしてもいいんだから!」
「あの、実は治療院を開こうかと思っていまして……」
「まぁ素敵!じゃあ市井にも近いところが良いわね!市井に近い方の入口を治療院にして裏を屋敷にしましょう!あなた、境界あたりで開いている土地ってどこがいいかしら!」
受け入れてもらえてうれしい。
でもパワフルで圧倒されちゃう…!
でも嬉しいわ。ワタシ、すぐにクローバーの奥さんになれちゃうのね。
「そうだぞ!私は実物の彼に会うのは初めてなんだ!いやはや、まさか実物はこんなに…。」
「そうですよ、兄上!義姉上?になる方がこんなに可愛らしい方だったなんて!」
えっ。
「ちょっと待ってください…。もしかして、私たちの結婚に賛成なのですか?」
「「「当り前じゃない。」」」
ええええ~~~~~~。そうなの!?わかりにくいわぁ!
夫人が私の隣にスッと座る。
「もぉ、こんなに可愛らしい方ならクローバーがこの人とじゃなきゃ嫌だ!ってなるのも分かるわぁ!」
「本当になぁ!お前たちも来年には40歳だろう。婚約期間なんて気にしなくていいからさっさと籍を入れなさい。私が承諾書を作っておいたから。私が出すよりお前が出したほうが早く陛下の許可も得られるだろう。明日朝、必ず出すんだぞ!」
「あぁ、兄上、こんなに素敵な人だなんて羨ましい~。あっ、そうだ。後継はどうしますか?男同士でも子どもはできるんでしょう?」
「いや、後継はお前でいい。子どものことでアバッキオにプレッシャーをかけたくないし、なんならいなくてもいいって思ってたし…。それに、私は今の生活が合ってるんだ。大体お前、後継になる前提で結婚して子どももいて引継ぎも受けて、もう間近じゃないか。そんなこと言ってたら里帰り出産中の奥方に叱られるぞ。」
「ねぇアバッキオさん。アバッキオさんのミルクティー色の髪、やわらかくて素敵ねぇ。瞳の色はヘーゼルなのね。貴方の柔らかい雰囲気にとてもあっているわ。ねぇ、たまにはうちに遊びに来て頂戴よ。クローバーったらあなたを囲い込んで会わせてくれないんだから。そうそう、美味しいお菓子があるの。お菓子は召し上がるかしら。」
「い、いただきます…。」
「お義姉さんって若々しいですね。とても兄上と同い年には見えないです。」
「肌の手入れを若い頃からしていたからですかね?」
「クローバー、式はいつにするんだ。お祝いのパーティーは??後継じゃなくてもお前は社会的地位もあるし、侯爵家の令息なんだから挙げないとだめだぞ。」
「そうよ、絶対にアバッキオさんは磨けばもっともっときれいになるわ!溜め込んだお金を使うのはいつ?今でしょ!素敵な衣装と装飾品を用意するのよ?でもあああ、なんでウチの色ってこう地味なのかしら。茶色って地味よね。琥珀くらいしか考えられないわ…。」
「ああ、お義姉さま綺麗だろうなぁ。」
「アバッキオさんはテネシー伯爵家の養子になったのだよな。テネシー伯爵家とも相談して式の日取りを決めよう。そうだ、向こうにもご挨拶に行かなくては。お前はいつが都合がいいんだ?」
「そういえばアバッキオさんと結婚したらお住まいはどうするの?あなた、ずっと寮住まいだったわよね?」
「適当に…。」
「ダメよ!お父様と相談して、お城の通勤に不便がないところに屋敷を構えなさい。もう一度言いますけど、貴方は社会的地位があるんだから、不埒な輩が家に潜入するとも限らないでしょう。だからしっかり使用人も雇うのよ!貴方のことだから使用人を雇わないつもりだったでしょう!それから部屋数もある程度多めにしておきなさい。私たちが泊まりに来ることもお友達や部下が泊まりに来ることもあるでしょうし、子どもが産まれても産まれなくてもいいっては言いますけど、産まれた時のことを考えて多めにね?使わなければ客室にしても書斎にしてもいいんだから!」
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「まぁ素敵!じゃあ市井にも近いところが良いわね!市井に近い方の入口を治療院にして裏を屋敷にしましょう!あなた、境界あたりで開いている土地ってどこがいいかしら!」
受け入れてもらえてうれしい。
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