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その頃の謎の女
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リリアンたちがスノー女王陛下とクルス女王配の結婚式と披露宴に参加するため、アンデルセン王国にいる頃…。
某国某所では謎の女が物陰で怒っていた。
「だから、お兄様!急いてはことを仕損じるっていいますでしょう?番の香りに似た香水とボディタッチで二人の仲を少しだけギクシャクできたと思ったら、すぐ仲直りするんですもの。私、自信なくしちゃいますわ。あの護衛は離れましたが、そのぶん番の公爵令息がべったり…。トイレにもついていくんですよ。隙がないわ。こうなったらゆっくりじっくり懐に入るしかないのよ。分かります?お兄様はいいですわよね、そうやって引きこもっていればいいのですから。私に文句を言うくらいなら、お兄様だってアンデルセン王国へ侵入すればよろしかったのではなくって?招待状がない!?そりゃあそうでしょうとも。我が国は嫌われ者ですからね!なにも国王として招待されなくても、メイドでもなんでも化ければよかったでしょうよ。じゃあ、切りますね!私だって忙しいんです。だって、教師なんですもの!」
ふん、と薄い板の表面と側面を流れるような所作で押し、カバンにしまう。
薄い板をしまうと、会話の相手の声は消えた。
「アンドレアせんせ~!」
「どうしたの~?淑女が大声は恥ずかしいですよ~。」
「アンドレア先生が教えてくれたスイーツやさん、最高でした!今度一緒に行きませんか!?」
「ふふっ、良いわね!でもその前にテストね~!」
「やだぁ!」
「やだじゃありません。将来、貴族としてやっていくためにも、語学は大切ですわよ?領地を潤わせるためにも、外と交渉ができなくてはね。」
アンドレア先生は妖艶にほほ笑む。
真っ白な肌に、真っ赤な唇をして。
某国某所では謎の女が物陰で怒っていた。
「だから、お兄様!急いてはことを仕損じるっていいますでしょう?番の香りに似た香水とボディタッチで二人の仲を少しだけギクシャクできたと思ったら、すぐ仲直りするんですもの。私、自信なくしちゃいますわ。あの護衛は離れましたが、そのぶん番の公爵令息がべったり…。トイレにもついていくんですよ。隙がないわ。こうなったらゆっくりじっくり懐に入るしかないのよ。分かります?お兄様はいいですわよね、そうやって引きこもっていればいいのですから。私に文句を言うくらいなら、お兄様だってアンデルセン王国へ侵入すればよろしかったのではなくって?招待状がない!?そりゃあそうでしょうとも。我が国は嫌われ者ですからね!なにも国王として招待されなくても、メイドでもなんでも化ければよかったでしょうよ。じゃあ、切りますね!私だって忙しいんです。だって、教師なんですもの!」
ふん、と薄い板の表面と側面を流れるような所作で押し、カバンにしまう。
薄い板をしまうと、会話の相手の声は消えた。
「アンドレアせんせ~!」
「どうしたの~?淑女が大声は恥ずかしいですよ~。」
「アンドレア先生が教えてくれたスイーツやさん、最高でした!今度一緒に行きませんか!?」
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「やだぁ!」
「やだじゃありません。将来、貴族としてやっていくためにも、語学は大切ですわよ?領地を潤わせるためにも、外と交渉ができなくてはね。」
アンドレア先生は妖艶にほほ笑む。
真っ白な肌に、真っ赤な唇をして。
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