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俺が助けるから
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神様、何故オリーブがカカオに…。
俺が必ず助けるから。
白衣を着た老人が顕現する。
「神様…!」
俺たちの目の前に、他の人には見えないはずの神様がいた。
神々しく輝く存在に、お義父様たちも、少し遅れて駆けつけたグレイシャスお父様やケイトお母様も、おじい様おばあ様も礼をとる。
『申し訳ない…。私があのものを取り逃がしたばかりに…。しかも呪いの力が強くなっている。聖女の加護が強いはずのカカオを呪うことに成功したのもそれが原因だ。カカオは心の隙間もできていた…。そこを突かれたのだろう。』
「神様、カカオをお助けください。」
『もちろんだとも。』
俺の手に神様の手が重なる。
カカオを想う。
俺はカカオの意識の中にいた。
「聖女様!」
ここは…城の中??
「聖女様、いよいよ謁見ですね。聖女様が認められて私も嬉しいです!聖女様は底辺の男爵令嬢で終わっていい器じゃないですよ!あーんな第二王子ももったいない!聖女様にお似合いなのはやっぱり王太子妃!ですよね!」
聖女様?
よくみれば、体が違う。
桃色の長い髪……。
どちらかといえばケイトに似ているんじゃない?
腰……は縊れていない。
お胸はストーン…。
というか、この体もオトコの子じゃない?
「ちょっと…お………私は王太子妃様になんて…。」
「『聖女様』は王妃になる。これがこの世の常識ですわ!」
ちがう。
頭の中に記憶が浮かぶ。
俺はロゼ=メディスン男爵令嬢…。
平民だった母が第二夫人になって産んだ娘。
だけど本当は、第一夫人が産んだ嫡男と後継問題で争いにならないよう、『娘』として育てられた『息子』。
同じように側妃(元メイド)の子として産まれ、疎まれている第二王子と学園で意気投合し、彼の暗殺事件に出くわして……彼を救ったのが運のツキ。
せっかく涙が宝石になる特異体質も笑顔で花を咲かせる特異体質も隠して生きてきたのに、それで聖女だとバレてしまった。
王太子妃になんて嫌だよ。
こないだまで婚約者候補が山ほどいて、先日侯爵令息が選ばれたばかりじゃない。
彼はどうなるの?
王家って無責任すぎるよ。
俺が必ず助けるから。
白衣を着た老人が顕現する。
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俺たちの目の前に、他の人には見えないはずの神様がいた。
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『申し訳ない…。私があのものを取り逃がしたばかりに…。しかも呪いの力が強くなっている。聖女の加護が強いはずのカカオを呪うことに成功したのもそれが原因だ。カカオは心の隙間もできていた…。そこを突かれたのだろう。』
「神様、カカオをお助けください。」
『もちろんだとも。』
俺の手に神様の手が重なる。
カカオを想う。
俺はカカオの意識の中にいた。
「聖女様!」
ここは…城の中??
「聖女様、いよいよ謁見ですね。聖女様が認められて私も嬉しいです!聖女様は底辺の男爵令嬢で終わっていい器じゃないですよ!あーんな第二王子ももったいない!聖女様にお似合いなのはやっぱり王太子妃!ですよね!」
聖女様?
よくみれば、体が違う。
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どちらかといえばケイトに似ているんじゃない?
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お胸はストーン…。
というか、この体もオトコの子じゃない?
「ちょっと…お………私は王太子妃様になんて…。」
「『聖女様』は王妃になる。これがこの世の常識ですわ!」
ちがう。
頭の中に記憶が浮かぶ。
俺はロゼ=メディスン男爵令嬢…。
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だけど本当は、第一夫人が産んだ嫡男と後継問題で争いにならないよう、『娘』として育てられた『息子』。
同じように側妃(元メイド)の子として産まれ、疎まれている第二王子と学園で意気投合し、彼の暗殺事件に出くわして……彼を救ったのが運のツキ。
せっかく涙が宝石になる特異体質も笑顔で花を咲かせる特異体質も隠して生きてきたのに、それで聖女だとバレてしまった。
王太子妃になんて嫌だよ。
こないだまで婚約者候補が山ほどいて、先日侯爵令息が選ばれたばかりじゃない。
彼はどうなるの?
王家って無責任すぎるよ。
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