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パーティーの爆弾
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フローラ王国から来た王太子と王女をお迎えするパーティがつつがなく始まる。
この日のために考えた食事のメニュー。
おもてなしが成功すればいいなと思うが、もしかしたら喧嘩を売るかもな…。
なんだかそういう予感がする。
喧嘩を売らなくて済めばそれでよいけど。
「まぁ素敵。うちが誇る職人の技術の粋を集めたグラスにお皿。料理が美しく映えますわね。でも、変わったお料理。」
「シュヴァイツァー王国の最先端の科学技術を料理にも活かしたものです。分子ガストロノミーというのですけど、見て美しく、食べておいしく、驚かされますよ。」
ふふふ。田舎者が見えを張って。
どれ、どんなものなのかしら。こんな奇をてらったもの、美味しいはずが……。
「!!!」
「お口に合えばよいのですが。」
「ま、まあまあね!」
お兄様はめっちゃがつがつ食べてる。
なんならアーサー殿下にめっちゃお願いしてシェフを紹介してもらっている…。
「それでは、お楽しみください。」
なんでお兄様がアーサー殿下と話をするのよ。
ローゼ様を狙っているんじゃなかったの?
むかついたので、この国の高位貴族らしい女性に話しかける。
「まぁ、なんて美しい女性かしら。こんなに素敵なご令嬢が国内にいるのに。殿下はローゼ様のどこに惹かれたのかしら。」
「ローゼ様は勇者様です。この国を幾度となく救ってくださいました。」
「…………でもね、あなた。おかしいと思いません?所詮オメガでしょう?いくら男性といってもオメガにそんな力があるなんて…。もしかして、オメガの魅了に殿下は騙されてしまっているのでは…。」
戸惑うご令嬢たち。
ほほほほほ!縁談がつぶれたらいいのよ。
この日のために考えた食事のメニュー。
おもてなしが成功すればいいなと思うが、もしかしたら喧嘩を売るかもな…。
なんだかそういう予感がする。
喧嘩を売らなくて済めばそれでよいけど。
「まぁ素敵。うちが誇る職人の技術の粋を集めたグラスにお皿。料理が美しく映えますわね。でも、変わったお料理。」
「シュヴァイツァー王国の最先端の科学技術を料理にも活かしたものです。分子ガストロノミーというのですけど、見て美しく、食べておいしく、驚かされますよ。」
ふふふ。田舎者が見えを張って。
どれ、どんなものなのかしら。こんな奇をてらったもの、美味しいはずが……。
「!!!」
「お口に合えばよいのですが。」
「ま、まあまあね!」
お兄様はめっちゃがつがつ食べてる。
なんならアーサー殿下にめっちゃお願いしてシェフを紹介してもらっている…。
「それでは、お楽しみください。」
なんでお兄様がアーサー殿下と話をするのよ。
ローゼ様を狙っているんじゃなかったの?
むかついたので、この国の高位貴族らしい女性に話しかける。
「まぁ、なんて美しい女性かしら。こんなに素敵なご令嬢が国内にいるのに。殿下はローゼ様のどこに惹かれたのかしら。」
「ローゼ様は勇者様です。この国を幾度となく救ってくださいました。」
「…………でもね、あなた。おかしいと思いません?所詮オメガでしょう?いくら男性といってもオメガにそんな力があるなんて…。もしかして、オメガの魅了に殿下は騙されてしまっているのでは…。」
戸惑うご令嬢たち。
ほほほほほ!縁談がつぶれたらいいのよ。
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