俺がお前を王にしてやる―隠れオメガクイーンは勇者様―

竜鳴躍

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結婚式の朝がきた

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結婚式の朝が来た。


陛下は体の傷は回復魔法で治癒したものの、だいぶ弱っていたのだが…、ここ数日で快復した。

今日の式には参加できるんだって。よかった。



「おめでとう、アーサー。ローゼ。二人になら安心してこの国を任せられる。頼んだぞ。」


「そんな、父上。まだ私は未熟です。」

「そんなことないぞ。ローゼを守るために、フローラ王国のガキどもと上手くやり合ったそうじゃないか。俺は感心したんだ。一人称も『私』になって。俺なんかよりちゃんと対外的な顔ってものを分かってる。立派だよ。」

「あの時はローゼを守りたくて必死で…。実は手が震えていたんですから。」


「ローゼ。息子を頼むよ。」


「もちろんです。」


「おい、アーサー。ちゃんとローゼを見てやれよ。きれいじゃないか。ほめてやらないか。」



俺とアーサーは揃いの正装を着ているけど、俺の方が細身のラインに作られている。

そして、俺は白字に黒。アーサーは白字に金の縁取りで、俺はアメジスト、アーサーはロードクロサイトの宝石。

それに俺の方のマントは裾が長くて、軽い素材で出来ており、ドレスのようにふわふわ舞う造りだ。




「き、綺麗だ…。」


「そこで照れるな。今夜は初夜も待ってるんだ。今からそんなんでどうするんだ。俺に早く孫の顔を見せてくれ。頼むよ?」


「アーサーが戸惑うのであれば、俺がのっかりますので。」

「ローゼっ!?」





結婚式は荘厳な教会で。

外には、国民が押し寄せた。


諸外国の重鎮たちも参列する中、俺たちは神に誓いをした。
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