35 / 78
結婚式の朝がきた
しおりを挟む
結婚式の朝が来た。
陛下は体の傷は回復魔法で治癒したものの、だいぶ弱っていたのだが…、ここ数日で快復した。
今日の式には参加できるんだって。よかった。
「おめでとう、アーサー。ローゼ。二人になら安心してこの国を任せられる。頼んだぞ。」
「そんな、父上。まだ私は未熟です。」
「そんなことないぞ。ローゼを守るために、フローラ王国のガキどもと上手くやり合ったそうじゃないか。俺は感心したんだ。一人称も『私』になって。俺なんかよりちゃんと対外的な顔ってものを分かってる。立派だよ。」
「あの時はローゼを守りたくて必死で…。実は手が震えていたんですから。」
「ローゼ。息子を頼むよ。」
「もちろんです。」
「おい、アーサー。ちゃんとローゼを見てやれよ。きれいじゃないか。ほめてやらないか。」
俺とアーサーは揃いの正装を着ているけど、俺の方が細身のラインに作られている。
そして、俺は白字に黒。アーサーは白字に金の縁取りで、俺はアメジスト、アーサーはロードクロサイトの宝石。
それに俺の方のマントは裾が長くて、軽い素材で出来ており、ドレスのようにふわふわ舞う造りだ。
「き、綺麗だ…。」
「そこで照れるな。今夜は初夜も待ってるんだ。今からそんなんでどうするんだ。俺に早く孫の顔を見せてくれ。頼むよ?」
「アーサーが戸惑うのであれば、俺がのっかりますので。」
「ローゼっ!?」
結婚式は荘厳な教会で。
外には、国民が押し寄せた。
諸外国の重鎮たちも参列する中、俺たちは神に誓いをした。
陛下は体の傷は回復魔法で治癒したものの、だいぶ弱っていたのだが…、ここ数日で快復した。
今日の式には参加できるんだって。よかった。
「おめでとう、アーサー。ローゼ。二人になら安心してこの国を任せられる。頼んだぞ。」
「そんな、父上。まだ私は未熟です。」
「そんなことないぞ。ローゼを守るために、フローラ王国のガキどもと上手くやり合ったそうじゃないか。俺は感心したんだ。一人称も『私』になって。俺なんかよりちゃんと対外的な顔ってものを分かってる。立派だよ。」
「あの時はローゼを守りたくて必死で…。実は手が震えていたんですから。」
「ローゼ。息子を頼むよ。」
「もちろんです。」
「おい、アーサー。ちゃんとローゼを見てやれよ。きれいじゃないか。ほめてやらないか。」
俺とアーサーは揃いの正装を着ているけど、俺の方が細身のラインに作られている。
そして、俺は白字に黒。アーサーは白字に金の縁取りで、俺はアメジスト、アーサーはロードクロサイトの宝石。
それに俺の方のマントは裾が長くて、軽い素材で出来ており、ドレスのようにふわふわ舞う造りだ。
「き、綺麗だ…。」
「そこで照れるな。今夜は初夜も待ってるんだ。今からそんなんでどうするんだ。俺に早く孫の顔を見せてくれ。頼むよ?」
「アーサーが戸惑うのであれば、俺がのっかりますので。」
「ローゼっ!?」
結婚式は荘厳な教会で。
外には、国民が押し寄せた。
諸外国の重鎮たちも参列する中、俺たちは神に誓いをした。
23
あなたにおすすめの小説
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻本作品(オリジナル)の結末をif(運命の番)ルートに入れ替えて、他サイトでの投稿を始めました。タイトルは「一度目の結婚で愛も希望も失くした僕が、移住先で運命と出逢い、二度目の結婚で愛されるまで」に変えてます。
オリジナルの本編結末は完全なハッピーエンドとはいえないかもしれませんが、「一度目の〜…」は琳が幸せな結婚をするハッピーエンド一択です。
番解除した僕等の末路【完結済・短編】
藍生らぱん
BL
都市伝説だと思っていた「運命の番」に出逢った。
番になって数日後、「番解除」された事を悟った。
「番解除」されたΩは、二度と他のαと番になることができない。
けれど余命宣告を受けていた僕にとっては都合が良かった。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
結婚間近だったのに、殿下の皇太子妃に選ばれたのは僕だった
釦
BL
皇太子妃を輩出する家系に産まれた主人公は半ば政略的な結婚を控えていた。
にも関わらず、皇太子が皇妃に選んだのは皇太子妃争いに参加していない見目のよくない五男の主人公だった、というお話。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
売れ残りオメガの従僕なる日々
灰鷹
BL
王弟騎士α(23才)× 地方貴族庶子Ω(18才)
※ 第12回BL大賞では、たくさんの応援をありがとうございました!
ユリウスが暮らすシャマラーン帝国では、平民のオメガは18才になると、宮廷で開かれる選定の儀に参加することが義務付けられている。王族の妾となるオメガを選ぶためのその儀式に参加し、誰にも選ばれずに売れ残ったユリウスは、国王陛下から「第3王弟に謀反の疑いがあるため、身辺を探るように」という密命を受け、オメガ嫌いと噂される第3王弟ラインハルトの従僕になった。
無口で無愛想な彼の優しい一面を知り、任務とは裏腹にラインハルトに惹かれていくユリウスであったが、働き始めて3カ月が過ぎたところで第3王弟殿下が辺境伯令嬢の婿養子になるという噂を聞き、従僕も解雇される。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる