俺がお前を王にしてやる―隠れオメガクイーンは勇者様―

竜鳴躍

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ジョシュアン

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(はあ…………。今日もハムスト様は尊い。)

ジョシュアンはハムストがまだ王子だった頃からの側近である。

前陛下は革新的な人間で、ハムストの聡明さを買って、オメガであることを分かっていながら、王太子にと考えていた。

当時はオメガ差別がひどかったから、王子たちの第二の性は秘匿されていて、誰もがハムストが次代の王なるものだと思っていた。

私は……………親の命でハムストについた。

でもだんだん、ハムストを道具のように考える奴らが許せなかった。


自身の運命の番が弟だったために。

悩んで、自分を傷つけたハムスト。

優しくて、花が咲いたように笑うハムスト。



ハムストが王位継承権を捨てた時、実家はハムストから退くように言ってきた。

実際、武官としても文官としても優秀だった私には、いくつもの引き抜きがあった。



だが私は、ハムストをとった。

彼にはびっくりされたが、彼の傍にいて支えることが私の幸せ。

父は怒り、私を勘当して廃嫡の上、貴族籍からも抜かれた。

私を見限り、妹を王妃にあげることにしたようだった。




私の旧姓はラム。


ジョシュアン=ラム。


元家族は皆死罪となり、今ではラム一族は貴族ではない。




ただ、愛しのハムストの笑顔が守れるなら、私は満足だ。
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