陥れられた若き伯爵と偽りと真実

竜鳴躍

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義母たちと陛下の邪悪な思い

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「体調崩すなんてしょうが無いわね。まあ、仕事はしっかりしてるみたいだからいいけど。学園長先生ったら人が良いわ。預かるなんて。それともあの子、ついに教師をたらし込んだのかしら。」

ローズマリーは自分の子どもたちと夕餉を囲む。

ダイヤモンドも採れるし、それを使ったアクセサリーも最近では評判だし、くずダイヤを使った武器や精密機器の製造もうまくやっているらしく、心配しなくてもお金は入ってくる。


元々ダンデとは幼馴染みで、使用人たちとも顔見知り。
私が寄る辺もないのを引き取ってくれたダンデ。
本当は私が伯爵夫人になるはずだったのに、引き裂かれたのだと考えている使用人たちは、私を大事にしてくれる。

ランスロットは伯爵家の血を継ぐ唯一だけど、無理やり妻におさまった卑しい血筋の悪女の息子で、父親をたらし込む淫乱。
ダンデもランスロットを無視していたから、みんなあの子を嫌ってる。

「お母様。私すぐランスロットと結婚するわ。ランスロットが帰ってきたら、睡眠薬を飲ませてね。もうそれでやっちゃうわ。」

「カカオ姉さんが妻なら安泰だな。俺たちも。」

ははは、と悪は笑う。







「ふん、ランスロットは義理の弟ともしてるのか。」

息子から聞いて、陛下はほくそ笑んだ。

あの女がぼろぼろになったのは愉快だった。
その子がとことん汚れていく。
清廉な姫巫女。あの王女の血筋が!

「伯爵の身でいかがなものかと、娼婦ではないですか。」

「王子よ、それでいいのだ。あれは生贄だからな。」

しかし、それならば私も…………寝所にあげてみるか。
そのうちカラット王にも貸し出して、高級娼婦にしてしまおう。
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