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ウインター王国
出産
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あられ様が心配してくださる中。
産気づいた僕は、部屋に運ばれた。
「うぅぅううううううううううううううううううううう!!!!!!!!」
断続的に襲ってくる激しい痛み。
お腹が破裂しそう。
いや、お腹というより、下の方から体が裂けてしまいそう!
「アレックス!アレックスしっかり!」
ずっとレナードが手を握ってくれる。
苦しむ僕の汗を拭いたり、体をさすってくれる。
「感覚が短くなってきたわ、もうすぐですよ。」
あられ様が励ます。
<がんばれ!>
<アレックス!!!>
精霊たちが僕の体にくっつくと、少しだけ痛みが楽になった。
あかちゃんはなかなか出てきてくれなくて。
「お母様、あまり長いようなら僕が取り出します。」
駆けつけてくれたスワン様が手術着に着替えて用意していたとき。
「---------おぎゃああああああああああ、ああああああ」
すぽんと何かが抜けた音がして、元気な声が聞こえた。
「ぁ…。うま、れたぁ」
「ありがとう、ありがとう!アレックス、おつかれさまっ」
ふふふ、レナード顔くちゃぐちゃ。
「男の子ですよ。」
ウインター王国の王族の色を持って生まれた男の子。
お名前は貴方のお父様と相談して考えるね。
産気づいた僕は、部屋に運ばれた。
「うぅぅううううううううううううううううううううう!!!!!!!!」
断続的に襲ってくる激しい痛み。
お腹が破裂しそう。
いや、お腹というより、下の方から体が裂けてしまいそう!
「アレックス!アレックスしっかり!」
ずっとレナードが手を握ってくれる。
苦しむ僕の汗を拭いたり、体をさすってくれる。
「感覚が短くなってきたわ、もうすぐですよ。」
あられ様が励ます。
<がんばれ!>
<アレックス!!!>
精霊たちが僕の体にくっつくと、少しだけ痛みが楽になった。
あかちゃんはなかなか出てきてくれなくて。
「お母様、あまり長いようなら僕が取り出します。」
駆けつけてくれたスワン様が手術着に着替えて用意していたとき。
「---------おぎゃああああああああああ、ああああああ」
すぽんと何かが抜けた音がして、元気な声が聞こえた。
「ぁ…。うま、れたぁ」
「ありがとう、ありがとう!アレックス、おつかれさまっ」
ふふふ、レナード顔くちゃぐちゃ。
「男の子ですよ。」
ウインター王国の王族の色を持って生まれた男の子。
お名前は貴方のお父様と相談して考えるね。
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