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妊娠?
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「クレイ陛下!ばんざーい!」
「プレシャス合衆国、ばんざーい!」
バルバールは、プレシャス合衆国に名前を変え、クレイが王位についた。
悉く王族を処刑した結果、今更国は戻せない。だが、合衆国と名前を変え、複数の国の集まりだと主張することにしたのだ。
「世話になったな、ありがとう。私はしばらく忙しい。こちらからは行けないが、たまには遊びに来てくれ。」
私のこともそのうち考えてくれたら嬉しい。
「こちらこそ、体のこと。ありがとうございました。」
クレイとベルはしっかりと握手をして別れた。
「何でこんなに溜まってるんだ。」
お前が無責任に飛び出すからじゃないかと睨まれ、カルスは言葉を詰まらせた。
あれから、騎士団に復帰した二人はいつもどおりだ。
気味が悪いくらいに。
ただ、自分の体を自覚した団長は、あまり無理をしないようになった。
「………。」
青い顔をした団長は、席を立った。
執務室に備えたお手洗いに行って、なかなか帰ってこない。
気になったカルスは、扉の前まで行った。
「…………えっ。おぅっ。」
えづく音。
「団長、失礼します!医務室に行きましょう!!」
扉を開けると、団長は狼狽した表情で、手で拒絶した。
「……い、いいっ!最近よくある。大丈夫、食あたりとか病気じゃない、たぶん。」
カルスが固まる。
「もしかして………。団長、あのとき、薬。飲みましたよね?!」
首が横に揺れる。
「どうして……。」
「私だって分からない!!」
「プレシャス合衆国、ばんざーい!」
バルバールは、プレシャス合衆国に名前を変え、クレイが王位についた。
悉く王族を処刑した結果、今更国は戻せない。だが、合衆国と名前を変え、複数の国の集まりだと主張することにしたのだ。
「世話になったな、ありがとう。私はしばらく忙しい。こちらからは行けないが、たまには遊びに来てくれ。」
私のこともそのうち考えてくれたら嬉しい。
「こちらこそ、体のこと。ありがとうございました。」
クレイとベルはしっかりと握手をして別れた。
「何でこんなに溜まってるんだ。」
お前が無責任に飛び出すからじゃないかと睨まれ、カルスは言葉を詰まらせた。
あれから、騎士団に復帰した二人はいつもどおりだ。
気味が悪いくらいに。
ただ、自分の体を自覚した団長は、あまり無理をしないようになった。
「………。」
青い顔をした団長は、席を立った。
執務室に備えたお手洗いに行って、なかなか帰ってこない。
気になったカルスは、扉の前まで行った。
「…………えっ。おぅっ。」
えづく音。
「団長、失礼します!医務室に行きましょう!!」
扉を開けると、団長は狼狽した表情で、手で拒絶した。
「……い、いいっ!最近よくある。大丈夫、食あたりとか病気じゃない、たぶん。」
カルスが固まる。
「もしかして………。団長、あのとき、薬。飲みましたよね?!」
首が横に揺れる。
「どうして……。」
「私だって分からない!!」
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