悪役令息上等です。悪の華は可憐に咲き誇る

竜鳴躍

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なんでこうなった………

「なんでこうなったんだよぉ~~~~~!ルフィ~~~~~っ!」

「知りませんよ!貴方がブルーバード伯爵とお決めになったことでしょうっ?」

陽に焼けた赤銅色の肌に焦げ茶色の髪。

よく鍛えられた体にブラックスーツを着た側近は、ブルーにぴしゃりと言った。


ルフィ=シーガイアは幼いころからの幼馴染でブルーの唯一の側近である。



「だってさあ、試食会は必要でしょう!?でもさ、普通伯爵とやりとりしているんだから、試食会を開くにしてもまずは伯爵のおうちでやらない???」

「さあ。思惑でもあるんでしょ。でもいい機会じゃないですか、外交官なのです。国の代表なのですから、きちんとこの国の王に御目通し願って、ご挨拶をするべきですよ。」


そうなんだけどぉ~~~~~!

そうなんだけどぉ!!!



「殿下はやればできる子なのですから。しっかりなさいませ。いいじゃないですか、お城で試食会をやるのであれば、目ぼしい貴族は軒並み出席しますよ。結婚相手が見つかるかもしれないし。」

「でもさぁ…。この国の人たちってみんな線が細くない?」

「ああ、人種なのでしょうね。」

「こんなムチムチで…可愛くないし……。見つかるかなぁ?」

「一人くらいはエロボディにノックアウトされる方がいるでしょう。躰で誘惑して既成事実を作って国に攫ってしまいましょう!頑張れ!」

「頑張れっていわれても~~~。そんなに言うならルフィが俺と結婚すればいいのに。」

「何を仰います。私はスリムな子が好みです。」


「でっすよねぇ~…。」



気が重いけど、お城と連絡をとる。

当日はお城から調理スタッフも貸し出してくれるそうな。


ファーマ王国は最近北の領地を開拓して、自前で魚介類を獲れるようになっていた。
さらに、イースト王国の国民だった者を受け入れ、重用しているので、魚介を食する文化も入っている。

獲れる魚介類の種類は違うので、競演してもらいたいとのことだった。
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