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前編
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※急遽思いつきで書いた文章なので、設定が曖昧で文章が拙いと思います。それでもいいよ!という方はお楽しみください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「アナベル!僕は君との婚約を破棄する!!」
声を張り上げたのはこの国の第一王子であるルーカス様です。
彼は私、アナベルの婚約者でもあります。
これが今流行りの婚約破棄ですか。
まさか自分が婚約破棄されるなんて思いもよらなかった…と言ったら嘘になりますね。
「あら、どうしてですの?」
「僕は知ってるんだ!君が彼女、サラをいじめていることを!!」
彼の隣に立っている女性に目を向けます。
私と違って愛らしいサラ・バイアット嬢。彼女の家系のバイアット商会は近年業績が右肩上がりと聞きます。彼女自身は最近ルーカス様とよく2人でいると噂されています。
「まあ、いじめているだなんてご冗談を。」
「本当だ!!」
以前は穏やかで声を張り上げることはなかったルーカス様がどうしてこうなってしまったのでしょう。
「証拠はございまして?」
「そんなものはない!」
「あら、証拠はないのですね。ですが、こちらには証拠がありますわ」
「どういうことだ?」
「出てきてくださる?」
サッと一人の女性が現れました。
「彼女は王妃様の護衛のお一人です。私をずっと見てもらっていたので、彼女からの証言がありますわ」
「母上の・・・」
ルーカス様が驚いていますが、彼女から証言していただきましょう。
「はい、私はいじめを見ていません。それどころか、一度も接触がありませんでした」
こちらが報告書です と言って書類の束を差し出しています。抜かりなく見てくれていたようで安心です。
「とのことです。十分な証言でしょう?」
驚いているルーカス様に問います。
「どうして、母上の護衛がアナベルに?」
「あなたがおかしな動きをしていたからですわ」
「おかしな行動?」
「えぇ。今まであなたは私以外の女性と2人で会うことはなかったですわ。なのに急に彼女と2人きりで過ごすようなって、恋仲になったのかと思いましたわ。」
あの頃はルーカス様の急な変化が気になって仕方なかったです。
「そこで調べたのです。彼女と、彼女の家全てを。そしたら、まあ出るわ出るわ。何がですって?汚職に犯罪、賄賂、その他色々ですわ。」
「なっ!そんなのないわよ!!」
バイアット嬢が荒げた声に会場の皆さんが驚いているのが分かります。
「あら、本性が出てしまってますわ」
怒っていても可愛いだなんて羨ましい限りですね。私はバイアット嬢を見て話を続けます。
「あなたはお父様に言われたのでしょ?王子を誘惑してお金を持ってこいと」
「っ!!」
図星だったのか、何も言えないようです。
「でも、あなたは騙されていたわ。もし全て明るみになったら、あなたに押し付ける手筈になっていたの。まあ、私はそんなの許さないから、きちんとあなたのご両親や親戚の方々全て罪に問いますわ。逃げ場はないのよ」
バイアット嬢はがくりと崩れ落ち、そんな彼女を護衛の者たちが連れて行きました。
彼女が去って静まり返った中、私がルーカス様に向かって話しかけます。
「あなたは婚約者がいながら罪を犯している令嬢と恋仲になり、私に冤罪をかけて婚約破棄しようとした。これでよろしいですか?」
「そうだ、全て私の失態だ!王族としてふさわしくない行いをしたのだ!婚約が解消され、断罪されるのだ…!!」
まるでこのことを望んだかのように話すルーカス様に向かって、私は微笑んで告げます。
「茶番はこれくらいにしましょうか」
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「アナベル!僕は君との婚約を破棄する!!」
声を張り上げたのはこの国の第一王子であるルーカス様です。
彼は私、アナベルの婚約者でもあります。
これが今流行りの婚約破棄ですか。
まさか自分が婚約破棄されるなんて思いもよらなかった…と言ったら嘘になりますね。
「あら、どうしてですの?」
「僕は知ってるんだ!君が彼女、サラをいじめていることを!!」
彼の隣に立っている女性に目を向けます。
私と違って愛らしいサラ・バイアット嬢。彼女の家系のバイアット商会は近年業績が右肩上がりと聞きます。彼女自身は最近ルーカス様とよく2人でいると噂されています。
「まあ、いじめているだなんてご冗談を。」
「本当だ!!」
以前は穏やかで声を張り上げることはなかったルーカス様がどうしてこうなってしまったのでしょう。
「証拠はございまして?」
「そんなものはない!」
「あら、証拠はないのですね。ですが、こちらには証拠がありますわ」
「どういうことだ?」
「出てきてくださる?」
サッと一人の女性が現れました。
「彼女は王妃様の護衛のお一人です。私をずっと見てもらっていたので、彼女からの証言がありますわ」
「母上の・・・」
ルーカス様が驚いていますが、彼女から証言していただきましょう。
「はい、私はいじめを見ていません。それどころか、一度も接触がありませんでした」
こちらが報告書です と言って書類の束を差し出しています。抜かりなく見てくれていたようで安心です。
「とのことです。十分な証言でしょう?」
驚いているルーカス様に問います。
「どうして、母上の護衛がアナベルに?」
「あなたがおかしな動きをしていたからですわ」
「おかしな行動?」
「えぇ。今まであなたは私以外の女性と2人で会うことはなかったですわ。なのに急に彼女と2人きりで過ごすようなって、恋仲になったのかと思いましたわ。」
あの頃はルーカス様の急な変化が気になって仕方なかったです。
「そこで調べたのです。彼女と、彼女の家全てを。そしたら、まあ出るわ出るわ。何がですって?汚職に犯罪、賄賂、その他色々ですわ。」
「なっ!そんなのないわよ!!」
バイアット嬢が荒げた声に会場の皆さんが驚いているのが分かります。
「あら、本性が出てしまってますわ」
怒っていても可愛いだなんて羨ましい限りですね。私はバイアット嬢を見て話を続けます。
「あなたはお父様に言われたのでしょ?王子を誘惑してお金を持ってこいと」
「っ!!」
図星だったのか、何も言えないようです。
「でも、あなたは騙されていたわ。もし全て明るみになったら、あなたに押し付ける手筈になっていたの。まあ、私はそんなの許さないから、きちんとあなたのご両親や親戚の方々全て罪に問いますわ。逃げ場はないのよ」
バイアット嬢はがくりと崩れ落ち、そんな彼女を護衛の者たちが連れて行きました。
彼女が去って静まり返った中、私がルーカス様に向かって話しかけます。
「あなたは婚約者がいながら罪を犯している令嬢と恋仲になり、私に冤罪をかけて婚約破棄しようとした。これでよろしいですか?」
「そうだ、全て私の失態だ!王族としてふさわしくない行いをしたのだ!婚約が解消され、断罪されるのだ…!!」
まるでこのことを望んだかのように話すルーカス様に向かって、私は微笑んで告げます。
「茶番はこれくらいにしましょうか」
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